710年から794年までの1300年も昔、政治・経済・文化の中心地として栄えた、いにしえの都・奈良。京都や金沢とは違った、ゆるやかな時が流れます。

シルクロードの終着点は、奈良の都・平城京。しっとりとした癒しを求める時、向かいたくなる旅先です。

縁結び祈願の神社が多い

紅葉が色づくようにあなたの恋心も染まっているのなら、恋愛成就祈願のご利益がある奈良へ旅に出ましょう。

【縁結び神社　その1】

５つの神様を祀り、太閤秀吉も信仰したという大変パワーの強い神様。出世、商売繁盛、厄除開運、健康長寿などご利益がありますが、縁結びで人気。恋みくじ200円、キューピッドの絵馬700円。

世界遺産春日大社内　夫婦大國社は縁結びの神様

春日大社

1300年の文化を伝える古都は、春日大社・東大寺・春日山原始林・興福寺・元興寺・薬師寺・唐招提寺・平城宮跡の8つの資産がユネスコの世界遺産に1998年に登録されています。

[古都奈良の文化財 日本ユネスコ協会連盟]

【縁結び神社　その2】

夫婦大國社（春日大社の末社）は、日本で唯一、ご夫婦の大國様をお祀りしている御社で、夫婦 円満・家内安全・縁結びの神様としても有名。水に浸すと文字が見える「水占い」は、「恋愛」「学問」「願望」の項目があり、どの文字が浮かび上がってくるかドキドキもの。ハート型縁結びの絵馬800円もあり。

浮見堂　水面に佇む優美な姿にウットリ

奈良公園内の鷺池に浮かぶ、優美な六角形の浮見堂。夜間は年中無休でライトアップされます。意外に人が少ないので、オススメ。

興福寺　イケメンの阿修羅像に会いたい　

仏像の中でも、最も美しい顔のひとつと思われる「阿修羅像」。
そのイケメンぶりが公開されていますので、お見逃しなく。ファンクラブもあり。

東大寺　奈良の大仏さまは世界最大級のビッグガイ

興福寺の隣にある、奈良のシンボルともいえるお寺で、世界最大級の金銅仏「奈良の大仏さま」がいらっしゃいます。その大きさと迫力は圧巻。あなたの恋を応援してくれそうです。夕日スポットとして、二月堂も人気。

紅葉の見頃は10月下旬ころ

2017年の紅葉の見頃予想は、奈良公園が10月下旬頃から。奈良公園や数多くの寺社がある奈良は、紅葉の名所がいっぱい。京都のように混まないので、紅葉の美しさにゆったりと浸れます。

奈良グルメ

さてさてお楽しみの奈良グルメ。どんな美味しいものがあるでしょうか。

茶粥

大和茶粥
(C) PR TIMES

奈良と言えば「茶粥」が有名。お米をお茶で炊いたお粥は、あっさりとしていて女性向け。ちょっと豪華に食べたいあなたは、奈良ホテルで特別会席をいただくのも良いでしょう。

柿の葉寿司

柿の葉寿司（写真はイメージです）

筆者のイチオシは、柿の葉に包まれた「柿の葉寿司」。片手でいただける一口サイズで食べやすいです。柿の葉を剥くと、ほんのり甘めの酢飯とサバや鮭の味がマッチ。お土産にも最適。いろいろなメーカーから出ていますが、レトロなパッケージの「ヤマト」さんが好みです。

よもぎ餅

よもぎ餅

奈良の名物店として、海外旅行客にも人気の「中谷堂」さん。超高速の餅つきで、観光客のテンションはあがりっぱなし。あなたも、ついついよもぎ餅を購入することでしょう。つぶあんがたっぷりの、出来立ての柔らかいお餅に大満足。

奈良　中谷堂　超高速餅つき　

奈良女子ひとり旅　お泊まり処

天然温泉 吉野桜の湯 御宿 野乃（おんやど のの）奈良

全館畳敷きのため、素足で館内利用可。自宅みたいな気軽さが良い （C） At Press

ビジネスホテルでも、サウナ付き天然温泉大浴場で旅の疲れも癒せる （C） At Press

あっさり醤油ラーメン「夜鳴きそば」が、夜食に無料サービスは嬉しい （C） At Press

リーズナブル派のあなたには

駅チカのビジネスホテル「天然温泉 吉野桜の湯 御宿 野乃（おんやど のの）奈良」は8/21にオープンしたばかり。JR奈良駅徒歩１分のアクセスの良さ、天然温泉大浴場があり、あっさり醤油ラーメンが、夜食に無料サービスと至れり尽くせり。しかも開業記念価格で、朝食付きで7,990円から。

クラシックホテルで雰囲気に浸りたいあなたには

クラシックホテルがお好みのあなたは、「一流の品格に包まれながら。クラッシックな「奈良ホテル」で過ごす大人の休日」でご紹介した奈良ホテルへどうぞ。「関西の迎賓館」として作られた奈良一流のホテル。

世界遺産の建築物や、一度は見るべき阿修羅像や大仏さま。恋愛成就の縁結び神社。女子ひとり旅にぴったりな、どこを見ても美しい奈良。そろそろ、旅の計画を立てた方が良さそうですよ。奈良は見所が沢山ありますが、今回は奈良公園近辺をご案内しました。足を伸ばしたエリアは、また次回にでもご紹介しますね。

（注）価格は2017年7月20日現在のものであり、変更する可能性がありますのでご承知下さい。

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青山 沙羅

sara-aoyama ライター

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。