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旅の目的は「たったひとつ」で良い
旅の目的は「たったひとつ」が潔いと思いませんか。
あれもこれもと盛りだくさんは、大人には野暮というもの。情報が氾濫している現代だからこそ、余計なものは削ぎ落として、自分の「たったひとつ」を選び取るのが粋。旅の荷物はシンプルに、期待だけを詰めて。
私たちがまだ訪れたことのない、未知の場所や絶景。
笑顔で迎えてくれる、あたたかい地元のひと。
生産地ならではの、新鮮で美味しいもの。
珠玉のように散らばる日本各地の魅力を発信する「ONESTORY(ワンストーリー)」。「ONE=1ヵ所」を求めて日本を旅するメディアから、私たちの「たったひとつ」が見つかりそうです。
都会で口に出来ない、「普段着」のごちそう
インテリアの素敵なレストランや、お洒落なカフェ、各国のエスニックフードなど、ありとあらゆる食がそろう現代。流行を追いかけた食べ歩きは楽しいけれど、何となく心にしっくり来ない時がありませんか。
見かけの華やかさや、話題だから食べるのではなく、心と身体に馴染む料理。
ホッと肩の力が抜ける、「普段着」のごちそうが恋しくなります。
例えば、
ハレの日のちらし寿司
旬の野菜を使った天ぷら
大鉢に盛られたやさしい味の煮物
こんがり焼かれた焼き魚
具沢山の野菜カレー
白和え
おひたし
混ぜ御飯のおにぎり
具沢山のお味噌汁
思わず顔がほころんでしまいますね。どれもよそゆきではなく、私たちの心に寄り添う「普段着」のごちそうです。「普段着」にも関わらず、都会生活では口にする機会が減ってしまいました。
地元のおもてなしを、心ゆくまでたっぷりと召し上がれ
佐賀県武雄市「道の駅山内」にある「なな菜」は、バイキング形式のレストラン。「あ、こういうのが食べたかった!」と思う、普段着のごちそうがたっぷりと並んでいます。メニューは季節ごとに変わり、常時30~40種類を用意。食材は地元農家の朝摘み野菜や、名水百選にも選ばれた黒髪山の湧水で育った黒米が使われています。
名水百選にも選ばれた、黒髪山の湧水で育った黒米
「なな菜」では、県立自然公園・黒髪山が近くにあることから、黒い食材を地元農家に作ってもらっているそうです。黒米には、ガンや糖尿病、動脈硬化の予防に有効と言われるポリフェノールがたくさん含まれているそうですよ。
黒米ちらし寿司
目を惹くのは、「黒米ちらし寿司」。黒米は、寿司酢と合わせると美しいピンクになります。水菜や錦糸卵をトッピングして、さらに色鮮やかな料理に。
黒米団子の黒蜜ソース
「黒米団子の黒蜜ソース」は、黒×黒というモノトーンのスイーツ。もちもちのお団子に、黒蜜ときな粉。心に染みるスイーツです。
地元黒髪山にちなむ「黒の食材」は、他に黒大根、黒いトマト、黒豆、黒いかぼちゃなど。黒い食材は、アンチエイジング、美髪、むくみ防止効果が期待できるので、ますます美人になれそうです。
なな菜のメニュー 一例
(常時30~40種類。季節によってメニューは変わります。)
黒米ちらし寿司
鶏ごぼうご飯
いりこだしの具沢山味噌汁
かぼちゃのそぼろあんかけ
とうがんのとろりあんかけ
根野菜の揚げ甘酢
なな菜カレー(地元産の和牛と7種類の季節野菜)
パンプキンスープ
さばの香り焼き
黒米粉のごま鶏
黒大根のおさしみ
黒米味噌だれ
チンゲン菜のピーナツ和え
おからの香りサラダ
四季の野菜たっぷりの白和え
さつま芋のマヨ味噌サラダ
黒美人(黒米のドーナッツ)
黒米プリン
黒米団子の黒蜜ソース
山内野菜ゼリー
うっとりするような、ラインナップ。地元の食材が、私たちをもてなしてくれます。バイキングで使用する美しい白い食器は、地元の有田焼七つの窯元が共同開発したもの。
今回のたったひとつは、佐賀県武雄市山内町「なな菜」のおもてなしバイキング。自分の欲しい量を、好きなだけ。残したり、少なすぎたりは嫌なものです。食べてみると、心と身体が求めていたものが何かきっと分かります。
私たちが旅へ向かわずにいられないのは、日常で求められない「たったひとつ」に出逢いたいからなのです。
ONESTORY(ワンストーリー)
道の駅にある、地元に人気のバイキング『なな菜』。[DINING OUT ARITA with LEXUS/佐賀県武雄市]
なな菜(ななさい)
住所:佐賀県武雄市山内町大字三間坂甲14700番地
電話:0954-45-6012
営業時間
土・日・祝祭日 11:00~16:00(LO 15:00)
平日(月~金) 11:00~15:00(LO 14:00)
休館日:年末年始(12月30日~1月3日)
利用料金:大人1,300円(2018年6月1日現在)
公式サイト:http://www.michinoeki-yamauchi.com/