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旅の途中で出会ったコロンビア人と日記のような作品を創る

Posted by: 合田紗希
掲載日: Jan 22nd, 2019.

現在ルーマニアの黒海沿岸にある劇場で踊るバレエダンサーの筆者が、コロンビア人とダンス作品を創ったときのエピソード。気の赴くままに創るというまるで日記のような作品。それは目的を決めない旅のようでした。

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ルーマニア 黒海沿岸の都市コンスタンツァでコロンビア人とダンス作品を創りました。
無計画に何ができるかを探しながら、お互い気が向いた時に進めていった作品制作。
気の赴くままに創るというまるで日記のような作品。

南米と日本とルーマニア。

いろんなことが交錯する日常だけど旅のような日々。


コロンビア、ルーマニア、日本

コロンビア人の同僚と作品を創ることになったのは偶然でした。
たまたま同じ家に住み、毎日一緒に飲みながらこれからの人生を語りあうという自由な時間を過ごしていたとき、所属していたカンパニーでガラ公演があり作品を創る機会に恵まれました。

何を創るか決めないまま、作品を創り始めました。
テーマも何も決めず創るというのは、何が出るかわからない日常と同じで、日々をそのままそこに置く作業のようでした。

これまで経験した作品創りはいつも何かを先に決め、それに向かって創っていったものでしたが、彼女と創った作品は何も決めず何が出来上がるかをみるものでした。

それは目的を決めない旅のようでした。

元々そのコロンビア人の同僚はルーマニアに長く居ようと思っていないのを筆者は感じていて、旅の途中で立ち寄ったようなそんな印象を彼女から受けていました。
たまたま私たちは、このルーマニアで偶然何ヶ月間か時間を過ごしている。
人生はどこに向かっているかわからないけれど、その途中で私たちは出会い、時間を過ごしている。

人生の目的は何かを達成することよりもその途中で起こる日々の出来事、そのことこそ人生そのものなのかもしれません。

出来上がった作品の最後は、二人で並んで歩いていくという終わりが生まれました。

終わりも決めずに創っていたのですが、これが終わりだという瞬間がわかりました。終わりを見つけるという作業が作品にとって大事だと思うことがあります。
そしてそれは、生まれるように見つかるものでした。

二人で作った作品は、その時寄り添って日々を過ごしていた私たちそのものの作品となりました。

旅の途中で出会った彼女との日記のような作品です。

時が経ち、またこの作品をまた違う場所で踊ることができたら、それは全く違う新しい作品になるような気がしています。

人生は旅のようなもの

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目的を決めて旅を始めてもその目的とは全く違った旅になることがよくあります。
そしてそれこそが旅の醍醐味だと筆者は感じています。

目的を達成することより、その途中で起こる何か、それを味わい楽しむこと。

旅の途中の予想していなかった出会いや展開に私たちは驚き、どこかでそれを求め、旅に出るのかもしれません。

それは人生という名の旅についても同じではないでしょうか。

毎日の予想できない驚きを味わいながら、人生を旅する。
その先には思いもよらない未来があるのかもしれません。

合田紗希

Saki Goda ライター
岡山県倉敷市出身のバレエダンサーです。
東京のバレエ団、リスボンのダンスプロジェクト、マデイラ島でのバレエ教師 、チェコのダンスカンパニーを経て、現在ルーマニアの黒海沿岸にある劇場で踊っています。ビールとcafeと海が好きです。
photo by Veronika Brunová


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