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【新型コロナウィルス:速報】ドイツの最新現地事情、ドイツ・ヨーロッパ諸国が国境を封鎖しはじめている

Posted by: 川合英介
掲載日: Mar 17th, 2020.

イタリアでのコロナウィルス感染者爆発的増加を受け、次第に危機が現実のものになってきているドイツ。ドイツを含め、近隣諸国が国境を閉鎖しはじめています。ドイツからは、アメリカ、デンマーク、ポーランド、チェコへは入国することができません。ドイツも他国への移動規制に踏み切り始めています。また、隣国イタリア、フランスでの学校閉鎖に続き、ドイツでも学校閉鎖が実施されます。フランス、イタリアでは店舗施設が閉鎖されていますが、ドイツも追従するのは時間の問題か、と思われます。すさまじい勢いで情勢が変化しています。常に新しい情報を手に入れるようにしてください。

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(C)Shutterstock.com


コロナウィルス、ドイツの現状

ドイツの現在の感染者はほぼ5,000人で、中国、イタリア、韓国、スペインに次いで、フランスとほぼ同数の多くの感染者を出しています。ただし、これは、実際の感染を表す数字ではありません。数週間前のカーニバルによって現在の感染者数が急激にふくれあがったといわれているように、現在の実際の感染は数字には表れません。

また、実際に風邪の症状があっても医療従事者の不足によって、検査されない場合が多いそうです。また、ドイツでは来週から幼稚園、学校が全てイースター休暇を含めて休校になるため、親が子供たちの面倒をみなければなりません。医療関係者の中にも、こういった理由から、医療の現場から離脱する人が多くなると考えられているため、検査が徹底されるとは考えられていません。


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ドイツが指定した危険地域

ドイツが公式にコロナウィルス危険地域に指定しているのは、中国の湖北省(武漢市含む)、イタリア、イラン、韓国の慶尚北道、フランスのグラン・テスト地域圏(アルザス、ロレーヌ、シャンパーニュ・アルデンヌ)、オーストリアのチロル州、スペインのマドリッド州、米国のカリフォルニア州、ワシントン州、ニューヨーク州です。またドイツ国内でも感染者の突出しているハインスベルグ(ノルドライン・ヴェストファーレン州)が危険地域に指定されています。

ドイツ国内ではその他、バーデン・ヴュルテンベルグ州(州都 シュトゥットガルト)、バイエルン州(州都 ミュンヘン)が800人ほど、 ノルドライン・ヴェストファーレン州(州都 デュッセルドルフ)が1,500人近い感染者を出し、ドイツの中で突出しています。

ドイツ、ヨーロッパ諸国が国境を封鎖しはじめている

ドイツと国境を接するチェコ、デンマーク、ポーランドはドイツに対して国境閉鎖、もしくは入国禁止措置をとっています。また、ドイツとフランス、オーストリア、ルクセンブルク、スイス間の交通が16日の8時から規制されていて、旅行者は基本的に通過することはできません。


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アメリカがドイツ及びシェンゲン協定加盟国からの入国を禁止した

アメリカへ入国する14日前にドイツおよびシェンゲン協定加盟国に滞在していてアメリカ国籍などをもたない者は、アメリカへの入国が禁止されています。

飛行機、船でドイツに入国

飛行機、船でのドイツへの入国は、前触れなく規制されることがあると、ドイツ政府HPなどで警告が発せられています。現在、以下の国からの渡航者(バス、鉄道などが当てはまる場合もあり)は、ドイツ入国後、30日間コンタクト可能な連絡先を提出することが義務づけられています。

日本、中国、韓国、イラン、イタリア

ドイツの空港で健康チェックはされている??

フランクフルト空港、ベルリンのSchoenfeldとTegel空港では現在、降機者へのウィルス関連の健康チェックはされていません。今後変更されるかもしれないので、最新の情報をチェックしてください。

ミュンヘン空港では、感染が疑わしい場合には、健康チェックがされています。空港、及び医療関係者の指示に従ってください。また、感染が判明した折には、早急に最寄りの日本大使館、領事館へ連絡をしてください。


(C)Cineberg/Shutterstock.com

ドイツ国内で発症したら?

ドイツ国内で発祥が確認された場合には、最寄りの領事館への連絡を依頼し、ドイツの医療関係者の指示にしたがってください。そしてその場合には、14日間、専門の医療機関にて隔離されることになります。この隔離には拘束力があるので、ドイツ入国前には十分に気をつけてください。

ドイツの学校はイースター休暇明けまで全て休校

イタリア、フランスでの全学校の閉鎖決定に続き、ドイツの全学校も閉鎖が決定しました。期間はオースター休暇明けまでです。筆者にも学校に通う子供がいますが、学校閉鎖の決定は13日の金曜日早朝で、ニュースで知りました。日本やフランス、イタリアでのニュースを対岸の火事のように見ていたので、正直、面食らいました。

学校側にとっても突然の出来事だったらしく、現在担任からの連絡はまだきていません。一方、子供たちだけを在宅させる訳にも行かず、週末は友人たち、会社の上司と連絡を取り合い、その対応に追われました。

人で賑わう地下街
(C)川合英介

手洗い石けん、殺菌ジェル、パスタなどはほぼ品切れ

ドラッグストアーでは、手洗い石けんが手に入りにくくなっています。急激な需要で入庫ができないようです。

空っぽの手洗い石けんコーナー
(C)川合英介

また、スーパーではパスタの棚がほぼ空っぽに。これは不安からの買い占めでしょう。しかし、店舗の閉鎖が決まっても、他国のように生活必需品を販売するスーパーや薬局が閉まることはないので、これは明らかに過剰反応だと思います。

空っぽのパスタコーナー
(C)川合英介

ドイツ式感染予防策

現在、握手をする人はあまり見かけなくなりました。とくにビジネスシーンでは、握手をするのが慣例ですが、ドイツ在住者はすでに握手をしないことが感染防止につながるとわかっているので、握手を求められることはないでしょう。仮に握手を求められた場合には丁重に理由を述べ、断りましょう。また反対に、握手を求めて断られても、当然のことと理解してください。

感染防止策 ドイツ版
(C)川合英介

その他、世界共通だと思いますが、ドイツでも、「咳、くしゃみの時には顔を背けるか、肘で顔を隠す」、「手洗いを励行する」、「人の集まる場所は避ける」、「顔にはなるべく触れない」、などが感染を防ぐために推奨されています。

週末のミュンヘンの様子
(C)川合英介

週末は、旧市街では人出もなく閑散としているのではないか、と思ったのですが、実際に街に出てみると、そうでもありません。旧市街の歩行者天国は、確かに人の数は通常に比べると少ないようですが、それでも多くの人で賑わっていました。重苦しい空気を吹き飛ばすための外出でしょうか。

これからどうなってしまうのか分かりませんが、平穏な日常、旅行も自由にできる日々が早く戻って来てくれる事を願って止みません。

参照:
https://www.bundesregierung.de/breg-de
https://www.rki.de/DE/Home/homepage_node.html

川合英介

Eisuke Kawai
ドイツ、ミュンヘンで設計事務所に勤務。 週末と休暇を利用して旅に出る。海にいくと一緒に来る妻はケーキマイスター(ドイツでマイスター号を取得)。彼女はシティートリップには乗り気ではないので、イヤイヤついて来る二人の息子と男三人でヨーロッパと日本を駆け巡る。

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