目次
- 1 【最深部は9,780m】国土は狭くても「深海」の広さは世界一
- 2 【年間約5兆円!?】みんなが利用する自動販売機の「売り上げ」が世界一
- 3 【星200以上獲得!】「ミシュラン」の星が世界一多い都市は日本のあそこ!
- 4 【1個200万円の品種も!?】「日本の桃」は世界一甘い
- 5 【マスターに最低2年は必要!?】「日本語」は世界一難しい言語
- 6 【驚異の漏水率1,8%】日本の水道は世界一「漏れにくい」!
- 7 【2位のスイスを抜いた!】世界で「一番賢い国」は日本
- 8 【5スイス・フラン硬貨より上?】「500円玉」は世界で最も価値の高い硬貨
- 9 【年間6トン】佐渡金山より産出する鹿児島の「菱刈鉱山」
- 10 【ギネスブックも認定!】缶コーヒーを最初に販売した国
【最深部は9,780m】国土は狭くても「深海」の広さは世界一
日本の総務省によれば、国土の広さは世界で60番目。しかし、海の広さ(領海と排他的経済水域の合計)は世界で6番目とされています。また、海岸線の長さも世界で6番目。なんとあの広大なオーストラリア(7位)よりも長い、29,751kmもの海岸線が続いているのです。
国土が狭いわりに、海という切り口ではかなり上位に食い込んでいる日本。そして海のなかでも「深海」に限って見てみると、実はダントツで世界一となっているものがありました・・・!
・国土の広さは60位
・海の広さ&海岸線の長さは6位
・深海の広さ(体積)は1位
【年間約5兆円!?】みんなが利用する自動販売機の「売り上げ」が世界一
日本の街中では当たり前のように見かける自動販売機。特に真夏は気軽に水分補給ができてうれしいですよね。アイスクリームや惣菜パン、最近ではマスクなど、ドリンク以外の自動販売機を見かける機会も多くなりました。
そんな至る所に設置されている自動販売機。日本ではおよそ約400万台が国内には存在するそうですが、残念ながらこの数字は世界2位。464万台近くが稼働するアメリカが、台数では世界一を誇っています。
しかし、日本の自動販売機に関する「売り上げ」を見てみると、アメリカを大差で上回り、見事世界一を獲得しているのです!
・設置台数は約400万台で世界2位
・売り上げは年間約5兆円で世界1位
・アメリカよりも1兆円上回っている
【星200以上獲得!】「ミシュラン」の星が世界一多い都市は日本のあそこ!
世界の飲食店を評価する2大格付け機関のひとつである「ミシュラン」。もともとフランスのタイヤメーカーがつくった格付けということもあり、国別で見るとやはりフランスの飲食店が多くの星を獲得しています。
しかし、「ミシュラン」星の数が多い都市別のTOP5を見てみると、フランス・パリ、アメリカ・ニューヨークに加え、「東京」「大阪」「京都」と、日本の都市が3カ所もランクインしているのです! そしてこの中の1都市が、世界一「ミシュラン」星の数が多い都市となっています。
・TOP5中3カ所が日本の都市
・2位は本家のパリで119個の星を獲得
・1位の年の星獲得数は226個
>>>唯一200星以上獲得している都市は、誰もが知る日本のあそこだった!
【1個200万円の品種も!?】「日本の桃」は世界一甘い
2021年7月23日〜2021年8月8日に開催された東京五輪の期間中は、日本で販売されているお菓子や軽食が海外選手の間で話題となりましたよね。そんな中、福島で開催された五輪野球競技の出場国の間で一躍有名になったのが、桃。実は日本の桃は、「甘さ」で世界一を誇るフルーツだったのです! なかには『ギネス世界記録』に登録されていたり、1個200万円で販売されていたりするものも・・・!
・「世界で最も甘い桃」として『ギネス世界記録』に登録
・1個200万円で販売されている桃が福島県にある
【マスターに最低2年は必要!?】「日本語」は世界一難しい言語
世界にはさまざまな言語が存在しますが、外国人が最も習得が難しいとされる言語は何だと思いますか? 実はアメリカ人にとって最も習得するのに時間がかかる言語は「日本語」だとされています。
アメリカ人にとって、デンマーク語やオランダ語、イタリア語は24週、つまり約半年間の勉強でマスターできるとされるのに対し、日本語は88週・2,200時間、およそ2年の勉強期間が必要とされているのです。
いったいなぜ、そこまで違いが生まれるのか。そこには、「日本語」と「英語」の「遠さ」に原因があるのかもしれません。
・ルーマニア語、スペイン語、スウェーデン語もハードルは低め
・一方、日本語は約2年の歳月が必要
・中国語、韓国語、アラビア語も同じく難しいとされている
【驚異の漏水率1,8%】日本の水道は世界一「漏れにくい」!
水道の蛇口を捻れば、おいしいお水が飲める日本。しかし、世界一はその部分ではなく、水源から蛇口に至るまでの「漏れにくさ」がNo.1なのです。
水源から水道管を通って蛇口に至るまでに、どれだけの水が途中で漏れて(失われて)しまうかを表す比率を「漏水率」といいますが、例えばミャンマーの首都・ヤンゴンでは66%の水が水源から蛇口に届くまでに失われているといわれています。ベトナムの首都・ハノイでは30%、中国の北京では17%の水が失われているとのデータも。
それなら日本はというと、東京の漏水率は3%程度と、かなりの漏れにくさを実現しています。世界と比べても圧倒的低さですよね。そして国内には、東京よりもさらに漏水率が低い年が存在しました・・・!
・東京の漏水率は3%
・広島・札幌・名古屋・さいたま市などは2%台
【2位のスイスを抜いた!】世界で「一番賢い国」は日本
イギリスの「vouchercloud」というクーポン共同購入サイトが2019年に発表したランキングによれば、世界で最も賢い国は「日本」であるとされています。「本当に?」と思ってしまったあなた、本当です。ちなみに2位はスイス、3位は中国となっています。
実はこのランキングは、「過去」の頭脳レベルを表すノーベル賞授賞者数、「現在」の頭脳レベルを表すIQ(知能指数)ランキング、「未来」の頭脳レベルを表す学校テストランキング3つの視点から見える賢さを総合的に判断したものだったのです。
・ノーベル賞の授賞者ランキングは世界6位
・国家別のIQ(知能指数)も世界6位
・学校テストのランキングではシンガポール・韓国・香港・台湾・日本がトップ5
>>>各部門とも1位ではない日本が世界一賢い国に評価された理由とは?
【5スイス・フラン硬貨より上?】「500円玉」は世界で最も価値の高い硬貨
1982年(昭和57年)に登場した白銅(はくどう)の500円硬貨は、銅75%・ニッケル25%の銅合金で銀白色。この500円玉は、世界でもっとも価値が高い硬貨のひとつなんです。
2022年6月現在、1スイス・フラン135.30円なので、500円玉はスイスの5フラン硬貨についでNo.2の価値を持つコインですが、1スイス・フランが100円を下回っていた期間が長く、5スイス・フラン硬貨よりも500円玉の価値のほうが高い時期が続いていました。
また、2021年(令和3年)11月に登場した3代目の500円硬貨には、偽造対策では世界初の技術が盛り込まれています。
・世界でもっとも価値が高い硬貨
・5スイス・フラン硬貨よりも価値が高い時期が長かった
・世界初の偽造対策技術
【年間6トン】佐渡金山より産出する鹿児島の「菱刈鉱山」
金の産出量がもっとも多い国は中国で、オーストラリアやロシアが続きます。しかし、金の含有量が世界一高い鉱脈(鉱石)を持つ鉱山は、鹿児島県伊佐市にある菱刈鉱山です。
菱刈鉱山では、年間で合計6トンの金を産出。鉱石1トンから平均して約5gしか普通の鉱山では金が採れないところ、菱刈鉱山では平均して約20g以上が採れるといいます。鉱石1トン当たりに含まれる金の量は世界一なんです。
そして、佐渡の金山と比べても埋蔵量は圧倒的に多く、少なくともあと20年近くは安定して金を供給できるくらい鉱脈が残っているそうです。
・菱刈鉱山では年間6トンの金を産出
・菱刈鉱山では鉱石1トンから平均約20g以上の金が採れる
・佐渡の金山より埋蔵量が多い
【ギネスブックも認定!】缶コーヒーを最初に販売した国
(C) Ned Snowman / Shutterstock.com
缶コーヒーは世界一早く日本が販売した商品。その背景には、自動販売機の売上高も年間5兆円(うち飲料は約2兆円)でアメリカを1兆円ほど上回っており、言ってしまえば世界で一番自動販売機が普及している国が日本なのです。
現行で販売されている、もっとも歴史の古い缶コーヒーは「UCCミルクコーヒー」です。
・缶コーヒーは世界一早く日本が販売した商品
・日本は世界一自動販売機が普及している国
・もっとも歴史の古い缶コーヒーは「UCCミルクコーヒー」
>>>「世界初」の缶コーヒーはUCCミルクコーヒーとは別のもの?
ということで、今回は日本が世界に誇れる「意外な世界一10選」を紹介しました。このほかにも、まだまだあまり知られていない、日本が世界一なものを紹介していくので、家族や友人との会話のタネにしてみてくださいね。
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