日本の玄関口、成田空港から電車で10分。普段は空港の影に隠れがちな成田駅周辺には、極彩色の塔が美しい成田山新勝寺に京都を思わせる表参道など、隠れた魅力がたくさん詰まっています。今日は、そんな成田山での休日をお届けします。
歩くだけでも楽しい表参道
いつもは電車で通りすぎるだけの成田駅ですが、成田駅周辺はのんびり休日を過ごすのにぴったりなスポットがあります。
成田山新勝寺へと続く表参道。曲がりくねった道が、どこか京都を思わせます。お漬物屋さんや竹細工のお店、喫茶店にレストランなどが軒を連ねます。
成田名物は鰻です。目にも止まらぬ早さで鰻を下す姿は、まさに職人技。鮮やかな手さばきに、人だかりが出来ることもあります。中には、夢中でシャッターをきる外国人観光客の姿も。
大自然に囲まれた新勝寺
表参道を上りきると見えてくるのは、成田山新勝寺の総門。成田山新勝寺は、1,000年以上の歴史を誇り、「成田のお不動さま」として親しまれています。一足踏み入れれば、想像以上に敷地面積が大きいことに驚くでしょう。
入ってすぐは小ぢんまりとした印象を受けますが、成田山の境内には、東京ドーム約3.5個分 にも及ぶ広大な公園があります。
総門をくぐってすぐの池には、亀がたくさん住み着いています。陽の暖かさを求めて石の上で一休みする姿に思わずにっこり。自然の豊かさを、ここでも感じられますね。
平和の大塔は1984年に建設され、高さは58mにも及びます。成田山新勝寺は、大自然に囲まれており、特に雄飛の滝は必見です。すぐ近くまで接近することもできますが、足元が滑りやすいので注意が必要です。
こちらは重要文化財に指定された三重塔。極彩色に彩られ、いつまでも見ていられそうなほど美しく神秘的です。
大本堂で毎朝行われる護摩には、一般の方も参加することができます。10月~3月は朝6時から、それ以外の季節は朝5時30分からとのこと。神聖な気持ちで一日を始められそうですね。
海外旅行の前泊や後泊のついでや、週末にも気軽に訪れることのできる成田駅周辺は、空港への通過点だけではもったいない魅力溢れる街です。成田山新勝寺は、大自然の静けさが恋しくなったときにもぴったり。今度のお休みには、成田駅周辺へショートトリップへ出かけてみると楽しそうです。
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