生かされていることに感謝。「おかげ年」の伊勢神宮で手を合わせよう

Posted by: 青山 沙羅

掲載日: Nov 23rd, 2014

生かされていることを感謝。「おかげ年」の伊勢神宮で手を合わせよう。

今年は良い年でしたか?それとも、来年に期待かな~、の年でしたでしょうか?
楽しみの旅も良いけれど、ここはひとつ真面目に、人生リセット参拝の旅に出てみませんか。
伊勢神宮は、地球の歩きかた「行ってよかった国内旅行2013人気ランキング1位」に選ばれた場所。広大な森の静謐な空気、五十鈴川の清らかさも加え、「神様がいらっしゃる特別な場所」という思いをひしひしと感じさせてくれます。

20年に一度の遷宮の翌年は特に御利益があると言われ、2014年は約60年に1度の「おかげ年」。「神様からのおかげ(力添え)を授かる」おかげ年は、例年以上にご利益があるそうですよ。日本最強のパワースポットに、ぜひお参りしておきたいところですね。

私達ほとんどが、「苦しい時の神頼み教」(違ったらごめんなさい)で、参拝の順序、作法などを知らないかと思います。過去にお参りした際も、恥ずかしながらよく分からず参拝していたので、ここで基本を確認してみましょう。

参拝の順序

絶対的基本は、「外宮」→ 「内宮」。それぞれご祭神の祭られているご正宮にお参りするのが手順。日頃の「感謝の気持ち」を伝えます。
片方だけお参りするのは、「片参り」と呼ばれ、避けるべきことだそうです。
※お参りの詳細については、こちらで確認できます。

お参りの作法

まず、心を静めましょう。

参拝方法

「二拝二拍手一拝」が基本だそうです。

1.まず、90度の深い礼を2回 (二拝)
2.両手を合わせて、やや右手を引き、2回拍手 (二拍手)
3.最後に深い礼を1回 (一拝)

手水の作法

ひとすくいの水で1-5を行います。

1.左手を清める。(柄杓を右手で持ち、左手を洗います)
2.右手を清める。(柄杓を左手に持ち替えて、右手を洗います)
3.口を清める。(柄杓を右手に持ち替え、左手で水を受けます。柄杓には、直接口をつけないこと)
4.再度、左手を清める。
5.柄を清める。(使用した柄杓は清め、元に戻すこと)

お参りの作法は、こちらが分かりやすいと思います。

参拝後のお楽しみ おはらい町

時代劇のセットの中に入ったようなおはらい町は、内宮参拝後にぜひ立ち寄りたいスポット。伊勢の美味しいものがたくさん揃っていますよ。散策に便利な、おはらい町マップはこちら

■ふわふわもちもち、伊勢うどん

ふわふわの白玉のようなうどんに、濃いたまり醤油タレの絶妙なコンビネーション。大好きです。お店選びはこちらを参考に。

■てこね寿司

醤油に漬けた鰹を、寿司飯の上にのせた三重県の郷土料理。伊勢参り後には、こちらもぜひ食べたい逸品。

■言わずと知れた、赤福

300年前から存在するという赤福。伊勢神宮神域を流れる五十鈴川のせせらぎ、餡につけた三筋の形は清流、白いお餅は川底の小石を表すという美しさ。
もちもちした感触、程良い甘さ。お土産にもらって嬉しくない人はいないはず!はっきりいって、一箱食べられる自信があります(笑)。

遠い昔、江戸時代から、一生に一度は参拝したいと人々が憧れた伊勢神宮。手を合わせ、厳粛な気持ちになり、美味しいものも食べて、また長い人生を続ける力が湧いてくるのは現代も同じこと。
時には、「生かされている」ことを感謝する旅が必要な気がしますね。

[Photo by shutterstock.com]

PROFILE

青山 沙羅

sara-aoyama ライター

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。

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