空気の乾燥が気になるこの季節。暖房使用が肌内部の水分をぐんぐん奪っていきます。そんなときには高い保湿効果を持つ「ハチミツ」に注目してみましょう! 普段の生活はもちろん、旅先での乾燥対策にも使えるハチミツ保湿ケアのヒントをご紹介します。
なぜ?ハチミツが持つ高い保湿効果の謎
保湿効果がスゴイといわれるハチミツ。その秘密は、ハチミツの水分量に隠されています。ねっとりしているハチミツですが、実は水分量が非常に少なく、小麦粉と同じくらい。「水分量が少ないのに、なんで保湿効果が高いの?」と思いますが、水分量が少ないので空気中の湿度を吸い込む吸湿性がある食べ物なのです。ハチミツ成分が含まれた化粧品が多いのもそのため。お肌の水分を逃さずに、空気中から水分を集めてくれるのでしっとり潤いのある美肌ケアに役立つといわれています。
強力な吸湿性にくわえて、お肌に良いとされる成分がなんと190種類も配合。ビタミン類、ミネラル類、鉄分、アミノ酸、葉酸、酵素などの美容成分が豊富に含まれているので、高い保湿効果を実感することができるのです。
潤い力を高める!ハチミツの使い方3つ
1.そのまま塗って流すだけ、超簡単ハチミツパック
ハチミツを直接、乾燥が気になる部分に塗って10分ほどパック。その後は洗い流すだけのハチミツパックとして使うとお肌の潤い力がアップします。強力な保湿作用にくわえて、豊富に含まれるビタミンB群がお肌の状態を整える効果も。固さが気になる場合は、少量のお水や化粧水とハチミツを混ぜて、お肌に塗布。コットンも使用せずにできるので超時短で楽チンです。とくに乾燥が気になる唇部分はリップパックを。全身の保湿ケアに使えるので試してみましょう!
ただし、お肌に塗る場合は、どんなハチミツでも良いというわけではありません。加熱処理をしたはちみつは、ビタミンやミネラル類などの有効成分が死んでしまうので、効果が得られません。お肌に塗る場合は、「100%天然の“非加熱”はちみつ」を使ってください!
2.お風呂にもシャンプーにもハチミツを活用!
入浴剤として大さじ2~3杯ほどのハチミツを湯船に入れて、入浴するとお肌の潤いを逃がさずに保湿力がアップします。天然成分なので安心ですし、入浴剤よりもお手ごろ。塩をひとつまみ加えて発汗作用を高めるのもアリです。
またボディシャンプー、ヘア用のシャンプーやトリートメントにハチミツを加えて保湿効果を上げる使い方も。目安はシャンプー400CCほどにハチミツ大さじ1程度。お好みで量を変えて潤い効果を実感してみてください。
3.白砂糖の変わりにハチミツを使う!
潤いを高めるためには、食べて内側からも保湿効果をアップさせたいものです。でもハチミツって案外飽きてしまい続けられない・・・という声も。そんなときは、白砂糖の変わりにしてみましょう! ホットドリンクにハチミツを加えるだけでもOK。甘くて美味しいのに、カロリーは白砂糖の3分の2程度、しかも甘みの度合いも高いので満足度が得られてダイエットにも役立ちます。まずはいつもの白砂糖をハチミツに変えてみては?
ハチミツはどの国でも比較的手に入りやすい身近な食材です。旅先で潤いを補給したいときにも役立つのではないでしょうか? マヌカ、アカシア、レンゲなど様々な種類のハチミツがありますが、味に違いはあっても純粋ハチミツであれば保湿効果にはさほど違いはないそう。お好みのハチミツを使って超乾燥シーズンを乗り切りましょう!
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