夏の大敵と言えば、紫外線。そう、シミのない美しい白い肌は日本人女子の憧れです。そんな私たち日本人にはちょっと不思議ですが、欧米人には「小麦肌」が大人気だって知っていましたか? 今日は、夏の肌にみる海外との価値観の違いについてご紹介します!
色白はバカにされる!摩訶不思議な肌色ワールド
日本には「色の白いは七難隠す」という諺があるように、白い肌は美しさの基準のひとつになっていますが、欧米では事情が異なります。彼らが目指すのは、こんがり焼けた小麦肌なのです。
古いところでは「赤毛のアン」、最近ではハリーポッターシリーズの「ロン」を思い浮かべると分かるように、赤毛の人は色が白くてそばかすが多い人がよく見られます。これは、欧米では特に男性の場合は非モテ要素であるばかりか、子どもの頃はからかわれる原因にもなるそうです。
日本には、少数ながら日焼けをしにビーチへ行く人がいます。でも、欧米では「ビーチに行くために」日焼けをする人がいるのです! さらに、結婚式を控えた女性も、小麦肌を手に入れようとサロンへ通います。それは、色白なんてダサいから。一体どういうことなのでしょうか・・・?
小麦肌は七難隠す!?シンプルな理由
そこには、こんな方程式が隠されていました。
「小麦肌=バカンスに行けるほど経済的余裕がある=お金持ち!」
そして、
「小麦肌=外でエクササイズするほど活動的=健康的(オタクじゃない)!」
つまり、小麦肌は「リア充」の象徴なのです。また、小麦肌になると、色白のときに比べて体が引き締まって見えるようになります。それが偽の姿だとしても、人からどう見られているかを気にするのは世界共通のようです。
日焼けマシンは古い!最新日焼け事情
そうは言っても、やはり紫外線はできるだけ浴びたくないのが本心。そこで人気を集めているのが、スプレータンと呼ばれる方法です。
エアブラッシュタンと呼ばれることもあります。サロンでは、日焼けマシンに入る代わりに、このようなスプレー式のマシンを使って、体に好みのカラーを吹き付けて定着させる方法が大人気。
また、自宅で簡単に小麦肌を手に入れられるスプレー式やフォーム状のものも人気です。こちらは、比較的安く済みますが、適度なカラーを出すのに一苦労・・・。一歩間違えると、奇妙なオレンジ色の肌になってしまうことも。
日本では美白命のみなさんも、夏の海外では小麦肌を目指すのも楽しいかも知れませんね。
[Photo by Shutterstock.com]