【写真を通じて、思いをかたちにするサイト「フォト総研」より寄稿】
宙に浮かんだ玉が被写体を写している写真、どこかで目にしたことがある人もいるのでは? そう、これこそが「宙玉(そらたま)レンズ」で撮影したもの。
「宙玉レンズ」とは、実験写真家の上原ゼンジ氏が考案したことでお馴染みのレンズです。
公式HPの「宙玉を工作する方法」でも紹介されている通り、宙玉レンズはチップスター等のお菓子の筒を使用して自作もできます。以前は、自作するしかありませんでしたが、今では「宙玉 soratama 72」という高画質なレンズが発売されているので、こちらがオススメ。
宙玉に向いているのは、広角レンズか標準レンズ(焦点距離で言うと24-50mm ※35mm判換算 程度がオススメ)。宙玉は、レンズについたガラス玉にピントを合わせる接写の必要があるので、最短撮影距離が短いレンズが良いそうです。
思い通りに撮れるようになれば、紅葉やイルミネーションなど、より幻想的な写真が楽しめそう。もちろん、旅行写真もいつもとは一味違った仕上がりになりますよ。
インターネットやInstagramで「宙玉」と検索すると、面白い写真をたくさん見ることができます。お花や風景、ペットや家族・・・毎日当たり前のように流れていた風景も「宙玉レンズ」を通してみるとまた違って見えるかもしれません。
宙玉写真を集めてフォトブックを作っても素敵! 皆さんも、自分好みの宙玉写真を撮影してみてくださいね。