海外へ出かけたとき、あるいは国内で外国人と知り合ったとき。相手が外国人だからなのか、はたまた自分の語学力に自信がないからなのか、なんだか気が引けて思うように話せない・・・。そんな経験はありませんか?
筆者はアメリカ、オセアニア、東南アジア、ヨーロッパで暮らした経験があるのですが、それぞれの場所によって友達ができるスピードも、交友関係の築き方もかなり異なることを発見! そして各国によって、一定のパターンがあることも分かりました。
せっかくの出会いですから、たとえ一期一会であったとしても大切にしたいですよね。国内で仕事関係やパーティーなどで出会いやすい「イギリス人、アメリカ人、中国人、オーストラリア人、タイ人」との交友関係の築き方をざっくり解説してみます!
国別に解説、外国人との付き合い方
イギリス人・・・島国だからでしょうか、日本人の私たちにちょっと似たところのあるイギリス人。中堅クラスの人たちは、礼儀正しく相手を重んじる人が多いようです。距離感を大切にする日本人同士の付き合い方を意識して付き合うと、かなりよい関係が築けるはず。逆にアメリカンなノリノリの雰囲気だと引かれることも。目上の人にはミスター・ミセスを付けて話す方がベターです。
アメリカ人・・・男女ともに明るく元気で、気さくな人が多いアメリカ人。目上の人であっても「ミスターなんてつけないで、下の名前でポールと呼んでくれ!」というように、ざっくばらんなお付き合いができるところがラク。ただ、白黒ハッキリさせる国民性なので、意見を求められたときに曖昧さを呈するのはNG。自信をもった物言いができれば、アメリカ人とはかなり仲良くなれるでしょう。
中国人・・・愛国心の強い中国人。世界中に中華街が点在することからも、その愛国心や同胞を大切にする心意気が伝わってきますよね。親しくないうちは「尖った人たち」に見えることもありますが、親しくなるとその友情は一生モノ。困っているときには、実の家族のように接してくれたり、中国人ネットワークを使って助けてくれる優しい人たちです。腹を割って話したり、力を貸したりすると、一気に打ち解けることができます。
オーストラリア人・・・イギリス人のような控えめな人、アメリカ人のように大らかでフレンドリーな人、親しみやすい中華系の人など、さまざまなタイプの人がいるオーストラリア。親日家の人が多く、広義ではオーストラリアもアジア圏のためか、中堅クラスの人たちは日本に興味のある人が多い模様。「日本に行ったことがある」「好きな日本食は◯◯」というように、日本の話題で盛り上がることも多々あります。
タイ人・・・とにかく優しいタイ人。話し方も丁寧で明るく、周囲とのお付き合いも上手な人が多いよう。男女ともに初対面でもかなり話しやすい人が多いです。ただ、八方美人な一面も。タイで2年間暮らしていた友人の話だと「タイの男の人はものすごく優しくて、行動力もある。ただ口が上手いため、浮気性な感じがします。友達ならいいけれど、恋人関係になるには二の足を踏む」とのこと。
ざっくりとした特徴がつかめましたか? 筆者がもっとも付き合いやすいと感じるのが、つかず離れずの関係が心地よく、ストレートに話せるアメリカの友人たち。そして一生モノの友情を手に入れたと感じるのは中国の友人たち、そして職場で働きやすかったのが、イギリス人上司とオーストラリアやタイ人の同僚でした。
同じ日本人でも出身地によって性格や付き合い方が異なるのだから、外国人ならもっと違って当たり前。でも「根本的なところは人類みな一緒」と考えれば、外国人と素敵な交友関係が築けるのではないかと思うのですが、いかがでしょう?
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