現地人に聞いたロシアのお土産おすすめ5選!マトリョーシカの衝撃の事実も

Posted by: 坂本正敬

掲載日: Feb 5th, 2018

現地の友人たちに聞いたおすすめのロシア土産をご紹介。筆者は一時期日本国内のシェアハウスでロシア人たちと暮らしていた経験があります。彼らが日本にお土産として持ち帰ってくる商品にも類似性がありましたよ。雑貨からグルメまで鉄板のお土産5選です!

はじめて訪れる国は、お土産として何を買っていけばいいのか、なかなか分かりません。やはり何を買うべきかは現地の人の言葉を参考に、贈る相手の日本人の好みに合わせて選びたいですよね。

●お土産特集  マトリョーシカ以外は?現地人に聞いたロシア鉄板のお土産5選

そこで今回は日本に最も近いヨーロッパ、ロシア鉄板お土産を、現地の友人たちに聞いてみました。筆者は一時期ロシア人たちと日本国内のシェアハウスで一緒に暮らしていた経験があります。彼ら・彼女らが日本にお土産として持ち帰ってくる商品にも類似性がありましたので、そのときの経験を加味しながら鉄板の5つを紹介したいと思います。

 

マトリョーシカ

●お土産特集  マトリョーシカ以外は?現地人に聞いたロシア鉄板のお土産5選

最初はマトリョーシカ。辞書を見ると、

<ロシアの代表的な木製人形。日本のこけしからヒントを得て作られ、大きさの違う人形を入れ子式にそれぞれの体内に納める>(『広辞苑』より引用)

という衝撃的な解説が掲載されています。マトリョーシカは、日本のこけしからヒントを得て生まれた人形だったのですね。

恐らくロシア人に言っても、その大半は信じないような話・・・。何しろ今まで出会ったロシア人の中で、日露戦争においてロシアが日本に負けたと言っても信じない人も多く居ました。確かに司馬遼太郎著『坂の上の雲』(文藝春秋)を読むと、日本の勝ちもきわどい勝利だったと分かりますが。

本題に戻りますが、個人的に紹介したいマトリョーシカは、ロシアの歴代大統領が入れ子式に人形になっている商品になります。かつて、ロシア人の友人が持っていました。その当時見た人形は、プーチンの下にエリツィンが居て、エリツィンの下にゴルバチョフが居て、その先の人たちはよく分からない・・・といった感じの人形でした。ぜひとも探してみてくださいね。

 

黒パン

●お土産特集  マトリョーシカ以外は?現地人に聞いたロシア鉄板のお土産5選

ロシアの友人たちが、母国に帰って再び来日するときに、必ず持ってきたお土産が黒パンでした。単に自分たちが食べたいだけかもしれませんが、日本の食パンなどとは違ってライ麦が使われており、酸味の効いた、穀物の味がガツンと伝わってくるパンでした。

大量に買って帰ってきて冷凍していた同居人たち。日本の食パンと印象の全く違う味ですから、お土産としては異国を感じられて喜ばれますよ。

 

ラベルがロシア語のウォッカ

●お土産特集  マトリョーシカ以外は?現地人に聞いたロシア鉄板のお土産5選

ロシアに行ったら買って帰りたいお土産がウォッカですね。とにかくロシア人はウォッカが好きで、最近では若者の飲酒量も減ったといいますが、年配の方は基本的に常に飲んで、常にぼーっと酔っぱらった感じです。

ロシア人に教わったウォッカの正しい作法としては、

1. 冷凍庫に入れる(凍らない)

2. ショットグラスいっぱいに注ぐ

3. 乾杯をする

4. 胃袋に流し込む

5. サーロという脂身を口の中に放り込む

6. 楽しく2~5を繰り返す

といった感じでした。ロシア人いわく、サーロの脂が胃袋に膜を作るため、それほど酔わなくなるのだとか。信ぴょう性は分かりませんが・・・。

いずれにせよウォッカは、アルコール度が高いくせに恐ろしくも飲みやすいお酒です。冷凍庫に入れたウォッカはとてもクリアで美味。日本で見かける商品も、現地で買うとラベルがロシア語になっていますから、雰囲気あっていいですよ。

 

ロシア帽子

●お土産特集  マトリョーシカ以外は?現地人に聞いたロシア鉄板のお土産5選

ロシア人が被っている、ふわふわの帽子。いかにもロシアっぽくて、いいですよね。なかなか日本でかぶる勇気が出ませんが、ロシアらしいお土産としてはインパクトが大きいはずです。

ちなみに男性用のお土産としては、ジェットヘルメットのように耳まで覆うコサック帽もあります。それほど寒くないときは耳の部分を巻き上げて、寒いときは耳の部分を下すという機能的な構造になっています。とにかく防寒という面では類を見ない温かさですから、北海道あたりで牧場を営む友人が居るという人は、ぜひとも買って帰りたいアイテムですね。

 

キャビアとイクラ

●お土産特集  マトリョーシカ以外は?現地人に聞いたロシア鉄板のお土産5選

ロシアはキャビアでも有名な国。さらにイクラ(ロシア語では「卵」の意)も有名です。司馬遼太郎著『菜の花の沖』(文藝春秋)で北方領土周辺はサケの豊かな漁場だという描写がありますが、同じくオホーツク海を取り囲んだカムチャッカ半島、サハリン(樺太)は良質のイクラが山のようにとれるようですね。

とはいえロシア語の書かれたビン詰のイクラは、同じサケの卵なのに全く違う食べ物に思えてしまうから不思議です。キャビアも同じく極東ではアムール川産が有名で、カスピ海も主要な産地だと言います。ただ、まがい物も売られているようですから、空港で買うと安心だという情報もありました。

日本へ持ち帰れるチョウザメのキャビアの量は125g以下と定められています。購入する場合には注意したいですね。

 

以上、ロシア旅行で持ち帰りたいお土産を5つ紹介しましたが、いかがでしたか? ウラル山脈の向こう側の欧露に行く場合でも、極東を旅行する場合も、どちらでも購入できる商品ばかりですので、ぜひとも参考にしてみてくださいね。

 
●お土産特集  マトリョーシカ以外は?現地人に聞いたロシア鉄板のお土産5選

[All Photos by shutterstock.com]

PROFILE

坂本正敬

Masayoshi Sakamoto 翻訳家/ライター

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

SHARE

  • Facebook