世界一静かな観光地!?「北村韓屋村」でフォトジェニ散歩【韓国・ソウル】

Posted by: 金子 愛

掲載日: Jul 5th, 2018

韓国の北村(プチョン)は、韓屋が今も残るノスタルジックな場所。中でも絶景スポット「北村八景(プッチョンパルギョン)」には、カメラ片手に多くの人々が訪れます。人気観光地にも関わらず、なぜかとっても静か・・・。実はこちら、”民家”なんです!現地からその様子をリポートします。

世界一静かな観光地!?「北村韓屋村」でフォトジェニ散歩【韓国・ソウル】

韓国、歴史文化への入口「安国駅」

世界一静かな観光地!?「北村韓屋村」でフォトジェニ散歩【韓国・ソウル】

北村への最寄駅は地下鉄3号線の安国駅、2番もしくは3番出口を利用しましょう。ちなみに駅を挟んで反対側は、アートと骨董品の町「仁寺洞(インサドン)」。北村散策の後、お土産探しに立ち寄るのもおすすめです。

ちょっと寄り道、韓服(ハンボッ)でおめかし!

世界一静かな観光地!?「北村韓屋村」でフォトジェニ散歩【韓国・ソウル】

フォトジェニ散歩を始める前に、まず立ち寄るべき場所があります。そう、伝統韓服のレンタルショップです。チマチョゴリを身にまとい、韓屋街をさっそうと歩く。これぞ北村歩きの醍醐味!お値段も約10,000ウォンからとリーズナブルです。

民家に観光客が殺到!「北村韓屋村(プクチョンハノクマウル)」とは?

世界一静かな観光地!?「北村韓屋村」でフォトジェニ散歩【韓国・ソウル】

「北村韓屋村」は、世界遺産である昌徳宮(チャンドックン)と宗廟(チョンミョ)、王族の宮殿だった景福宮(ギョンボックン)の間にある韓屋密集エリアのこと。現在は一般の方が生活される住居地域ですが、元々は王朝時代に貴族が住んでいたと言われています。

その景色、上から見るか?下から見るか?5&6景

世界一静かな観光地!?「北村韓屋村」でフォトジェニ散歩【韓国・ソウル】

坂道を下から見上げる「5景」

北村にある8つの絶景スポット「北村八景」。坂道も多く、全てまわると2時間半程度かかります。「体力も時間もないのよね・・・」と言うあなたも、5景と6景だけは見てって下さい!北村韓屋村を象徴する一番人気のスポットですよ。

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壁には「ここは住宅地域です、静かにしてください。」という注意書きが。他にも看板を持った地元の子供たちや、ボランティアらしき方々もいらっしゃいます。
するとそれまで賑やかだった観光客の方々も、ジェスチャーで会話をし始めるなどたちまち静かに。地元民と観光客が一体となった瞬間に、ほっこりとした気持ちになります。

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上から見下ろす「6景」

坂を登り切ったら、さぁ振り返ってみましょう。手前に続く伝統家屋と、後ろに顔を覗かせる近代的な街並みがなんともユニーク。静けさの中、小さなシャッター音だけが響き渡ります。

穴場、瓦屋根じゅうたん!冒険心そそる4景

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入り組んだ狭い路地に迷い込んでしまった筆者。一見行き止まりのように見える道を、思い切って進んでみると・・・。

世界一静かな観光地!?「北村韓屋村」でフォトジェニ散歩【韓国・ソウル】

更に細い道が続きます。

世界一静かな観光地!?「北村韓屋村」でフォトジェニ散歩【韓国・ソウル】

そしてそこにある高い塀を覗くと・・・広がる瓦屋根のじゅうたん!この景色こそ4景、偶然の出逢いに感動です。

北村八景が、人気観光地でい続けられる理由

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観光地を訪れる際、”お邪魔させていただくという心持ち”が大切だと筆者は感じます。それが一般の方の住居となれば尚更。伝統美溢れる北村を訪れると、テンションも上りつい大声で叫びたくなることでしょう。しかしその気持ちはグッと抑え静かに鑑賞。地元住民の理解、観光客の正しいマナー、この2つが揃い初めて「北村八景」は人気観光地でい続けられるのではないでしょうか?

[All photos by Ai Kaneko]

PROFILE

金子 愛

Ai Kaneko 暮らし旅ライター

【オーストラリア】役者として映画やミュージックPVなどに出演。現地撮影コーディネーターとしても様々な作品に携わる。【日本】TV番組制作や旅メディア運営を経験 【現在】「暮らすように旅して、旅するように暮らす」をモットーに、”暮らし旅ライター”としてフリーで活動中。

【オーストラリア】役者として映画やミュージックPVなどに出演。現地撮影コーディネーターとしても様々な作品に携わる。【日本】TV番組制作や旅メディア運営を経験 【現在】「暮らすように旅して、旅するように暮らす」をモットーに、”暮らし旅ライター”としてフリーで活動中。

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