韓国、歴史文化への入口「安国駅」
北村への最寄駅は地下鉄3号線の安国駅、2番もしくは3番出口を利用しましょう。ちなみに駅を挟んで反対側は、アートと骨董品の町「仁寺洞(インサドン)」。北村散策の後、お土産探しに立ち寄るのもおすすめです。
ちょっと寄り道、韓服(ハンボッ)でおめかし!
フォトジェニ散歩を始める前に、まず立ち寄るべき場所があります。そう、伝統韓服のレンタルショップです。チマチョゴリを身にまとい、韓屋街をさっそうと歩く。これぞ北村歩きの醍醐味!お値段も約10,000ウォンからとリーズナブルです。
民家に観光客が殺到!「北村韓屋村(プクチョンハノクマウル)」とは?
「北村韓屋村」は、世界遺産である昌徳宮(チャンドックン)と宗廟(チョンミョ)、王族の宮殿だった景福宮(ギョンボックン)の間にある韓屋密集エリアのこと。現在は一般の方が生活される住居地域ですが、元々は王朝時代に貴族が住んでいたと言われています。
その景色、上から見るか?下から見るか?5&6景
坂道を下から見上げる「5景」
北村にある8つの絶景スポット「北村八景」。坂道も多く、全てまわると2時間半程度かかります。「体力も時間もないのよね・・・」と言うあなたも、5景と6景だけは見てって下さい!北村韓屋村を象徴する一番人気のスポットですよ。
壁には「ここは住宅地域です、静かにしてください。」という注意書きが。他にも看板を持った地元の子供たちや、ボランティアらしき方々もいらっしゃいます。
するとそれまで賑やかだった観光客の方々も、ジェスチャーで会話をし始めるなどたちまち静かに。地元民と観光客が一体となった瞬間に、ほっこりとした気持ちになります。
上から見下ろす「6景」
坂を登り切ったら、さぁ振り返ってみましょう。手前に続く伝統家屋と、後ろに顔を覗かせる近代的な街並みがなんともユニーク。静けさの中、小さなシャッター音だけが響き渡ります。
穴場、瓦屋根じゅうたん!冒険心そそる4景
入り組んだ狭い路地に迷い込んでしまった筆者。一見行き止まりのように見える道を、思い切って進んでみると・・・。
更に細い道が続きます。
そしてそこにある高い塀を覗くと・・・広がる瓦屋根のじゅうたん!この景色こそ4景、偶然の出逢いに感動です。
北村八景が、人気観光地でい続けられる理由
観光地を訪れる際、”お邪魔させていただくという心持ち”が大切だと筆者は感じます。それが一般の方の住居となれば尚更。伝統美溢れる北村を訪れると、テンションも上りつい大声で叫びたくなることでしょう。しかしその気持ちはグッと抑え静かに鑑賞。地元住民の理解、観光客の正しいマナー、この2つが揃い初めて「北村八景」は人気観光地でい続けられるのではないでしょうか?
[All photos by Ai Kaneko]