都内から2時間ほどで行ける楽園リゾート!
今回、訪れた千葉県館山市は房総半島の南端に位置する、人口4万7,000人ほどの地方都市です。都内からは、車なら東京湾アクアラインを利用すれば1時間40分ほどで到着するアクセスの良さも魅力です。電車でも特急を利用して2時間ほどで着いちゃいます。
館山に着いて、まず訪れたのは「館山ファミリーパーク」。洲埼灯台と野島埼灯台の中間に位置し、平砂浦を眼前に走る房総フラワーライン沿いにあります。その名のとおり、7,500平方メートルという広大な花畑に、10万株100万本のポピーが、春のこの時期は見頃を迎えます。なお、関東最大級の本数だそうです。
しかも、うれしいことに、館山ファミリーパークでは各種お花の最盛期に「花摘み」を楽しむこともできるんです。今なら最盛期のポピーを200円で10本摘むことができるので、訪れた際は、ぜひ楽しんでみてください。
色とりどりのお花だけじゃなく、館山ファミリーパークの見どころは、ほかにもたくさんあります。そのひとつが「砂の彫刻 庭園美術館」です。平砂浦の砂を利用して造られた砂像は、防水コーティングが施され、いつでも見ることができます。昨夏に新たに造られた「12星座神話」の砂像は、1体に2つの星座が描かれており、6体で12星座を表現しています。さらに12星座全体をイメージした巨大砂像1体を加えた7体が制作され、すべて防水コーティングが施されているので、いつでも見ることができます。
さらに園内の「体験工房」では、お花やハーブを使ったさまざまな体験を楽しむことができます。
たとえば「ハーブアロマブレンド」の作成(2,050円)や「貝細工」(550円)、さらにお花代のみで楽しめる「フラワーアレンジ」の体験も可能。また、旬のお花がたくさん販売されているので、見ているだけでもワクワクしちゃいます!
このほか、パターゴルフや釣りなどのアクティビティも満喫できる館山ファミリーパークは、ぜひ訪れたいスポットのひとつです。
港町・館山の海の幸が凝縮!「館山炙り海鮮丼」に舌鼓!
(C) 千里の風
館山ファミリーパークでたっぷり遊んだら、ランチの時間です。房総半島の最南端に位置する館山市は、年間通じて魚介類の水揚げが豊富な“水産のまち”としても有名です。そんな館山のご当地グルメとして、近年話題となっているのが「館山炙り海鮮丼」です。館山発の地場産食材にこだわって作られた、ボリュームあふれる館山炙り海鮮丼は、なんと1,800円(税込)とリーズナブル!
(C) 千里の風
旬の魚介串を炙って食べると、香ばしさが格別! この館山炙り海鮮丼は、市内4カ所(たてやま温泉 千里の風、休暇村館山、たてやま旬鮨 海の花、波奈総本店)で同じメニューが展開されています。数量限定のため、お問い合わせのうえ来店するようにしてください。
全室オーシャンビュー!部屋から海が楽しめる「休暇村館山」
館山の「海の幸」を満喫したら、今夜の宿泊地である「休暇村館山」に到着です。海沿いの館山フラワーラインを走ってきたため、お部屋も海に臨んでいるのだろうと期待していましたが、部屋に通されると言葉を失う眺望が迎えてくれました。
まさに「オーシャンビュー」。全室、窓の外に広大な海の景色が広がります。窓を開けると、潮風とともに波の音が心地よく耳に入ってきます。
滞在したのは31平方メートルの洋室。エキストラベッドを入れれば3名まで宿泊可能ですが、今回は1人で利用したため、必要十分なスペースを贅沢に使うことができました。
(C)休暇村館山
大浴場「花海の湯」の内湯は全面総ガラス張りで、雄大な風景を楽しむことができます。条件が良ければ、館山湾越しの富士山も見ることができますよ!
(C)休暇村館山
さらに露天風呂は海側に突き出た位置に設置されているので、まるで海の中にいるような気分に。温泉と眺望を同時に楽しめる贅沢な時間を過ごすことができました。
夕食は旬の素材を選び抜いた会席料理に舌鼓。館山の旬の地魚と「あんこう鍋」をいただきました。
なお、これは冬の会席メニュー。これからの季節は「春のプレミアム会席」としてアワビの刺身や金目鯛のしゃぶしゃぶ、さらに千葉県が誇るブランド牛「かずさ和牛」の鉄板焼きといった房総の旬の食材を味わうことができます(4月30日まで)。
(C)休暇村館山
極上の温泉と館山が誇る海の幸を存分に味わうことのできる「休暇村館山」。スタッフと一緒に、朝の潮風を浴びながら海岸に流れてきた漂着物を拾う「ビーチコーミング」体験や、「オリジナルエコバッグ作り」なども体験できるアクティビティが用意されているので、おすすめです!
「とよふさいちご園」で、いちご狩りを楽しむ!
館山では、ゴールデンウィークまで「いちご狩り」が楽しむことができます。「とよふさいちご園」では、真っ赤に熟した「とちおとめ」「やよいひめ」といった品種のいちごが食べ放題(30分)!
規模の大きな栽培ハウスで、たわわに実ったいちごを好きなだけ食べることができるといった贅沢な体験。お好みで練乳を付けていただけますが、そのままでも甘い甘い!
館山の温暖な気候が育んだ大粒のいちごを堪能するなら、とよふさいちご園を訪れてみてはいかがでしょう。なお、いちご狩りの料金はシーズンによって変わりますので、必ず電話でお問い合わせを!
住所:千葉県館山市大戸16
電話:0470-22-4717
いま館山が熱い!この春、注目のリゾートでリフレッシュ!
洲崎神社から望む富士山
館山市の温泉、たてやま温泉郷には魅力的な施設が17施設もあります。それぞれ違った特徴、楽しみ方ができますので館山を訪れるなら、たてやま温泉事業組合のHPをチェック!
千葉県館山市は海の幸、山の幸に恵まれた“熱い”リゾート地でもあります。自粛疲れを心身ともにリフレッシュするなら、東京湾をはさんで海越しの富士山も望める風光明媚な街、都内から2時間ほどで行ける身近なリゾート・館山で決まりですね!
[ Photos by Takashi Mizusawa]