日本もパンケーキ屋さんが多いですが、韓国ソウルも多くのパンケーキ屋さんがあります。リコッタチーズを使ったふわふわのものや、バターミルクを使った薄いアメリカ風のものなど、それぞれのお店に特徴があり、どこに行こうか迷うくらい。
今回は、狎鴎亭(アックジョン)ロデオ近くにある、一風変わったパンケーキを出す「Pancake Epidemic(パンケーキエピデミック)」を紹介します。オープンしているのか迷ってしまうような外観で、隠れ家っぽい雰囲気もオススメのお店です。
アメリカンなインテリアがカッコイイ店内
狎鴎亭ロデオから徒歩で約15分ほどの場所にある「Pancake Epidemic」。目印はこの大きなロゴです。下の階はアパレルブランドの「STUSSY」になっています。
入口はこんな感じで、ちょっとお店がオープンしているのか不安になる感じ・・・。日曜日の昼間でしたが、かなり静かでした。
一応、オープンはしている様子。この看板を頼りに、2階のお店に向かってみます。
ドアを開けると、目の前にはコーヒーを焙煎などしているブースが。ここでは美味しいコーヒーも飲めるようです。
店内はかなり広々しています。剥き出しの配管と、アンティーク調のフローリングが、アメリカンっぽさを感じさせます。
奥には、居心地の良さそうなゆったりしたソファー席と、大きな窓に面したテーブル席が。
このお店の特等席は、ソファー席でしょうか。腰かけたら、立ち上がりたくなくなるような深めの大きなソファーです。
入口近くの高めのテーブル席は、お一人様もゆっくり座れる感じです。窓からは緑の木々が見えて気持ちいいですよ。
店内にぶら下がっているランプかと思いきや、実はドリンクボトル。こんなのもとてもおしゃれです。
さて、一風変わったパンケーキ、どんなものなのでしょうか?
クセになる不思議な「黒いシロップ」
店名に「パンケーキ」とついているくらいなので、ここではパンケーキを注文しましょう。シンプルにオリジナルパンケーキを選んでみました。
こちらがオリジナルパンケーキ。シングルを頼むと、銀皿の上に3枚のパンケーキが運ばれてきます。少し小さめです。
パンケーキの上には、山盛りのクリームと、その上にたっぷりかかった黒い色のシロップ。お皿に溢れるほど、なみなみとかかっています。
このシロップ、今までのパンケーキでは見たことのない感じですね。なんのシロップなんでしょう?
パンケーキは、硬め。日本のホットケーキに似ている感じです。じんわりと染み込んだシロップと、塩気を感じるクリームをつけて食べてみると、黒糖のような風味を感じます。今までのパンケーキとは、ちょっと違うことに、新鮮味を感じました。
一緒に頼んだのは、お店のオススメだというコールドブリューコーヒー。酸味は少なめで、しっかりとコーヒー豆の味を感じられて、ごくごくと飲めちゃいます。甘いパンケーキにぴったりでした。
隠れ家的な「Pancake Epidemic」でゆっくりお茶を
結局、この「黒いシロップ」がなんなのかはわからないままでしたが、少し苦味を感じるカラメルのような黒糖のような味のするシロップは、なんだかクセになる味でした。
狎鴎亭ロデオの近くということで一見賑やかな場所ですが、「Pancake Epidemic」は少し奥に入った木々に囲まれた場所にあり、隠れ家的な感じです。とても静かなので、ゆっくりとお茶したい時にオススメですよ。歩き疲れたら、立ち寄って不思議な味のシロップがかかったパンケーキを試してみてください。
ソウル特別市 江南区 新沙洞 645-24 2F
営業時間:10:30〜22:00
[All Photos by Kaori Simon]