自由気ままに過ごせる京都ひとり旅。宿泊費はリーズナブルに抑えたいけれど、いつもと同じビジネスホテルではちょっとつまらないもの。今回は最新のIoT(モノがインターネットにつながること)活用の客室や共有スペースを兼ね備えた、進化系カプセルホテル「ザ・ミレニアルズ京都」をご紹介しましょう。
河原町三条のど真ん中にある「ザ・ミレニアルズ京都」。周辺はカフェやレストラン、コンビニも多く抜群の立地です。
カプセルホテル特有の圧迫感がないのも魅力
エレベーターに乗って8階のフロントへ。こちらでチェックインを済まし、鍵の代わりとなるスマートフォン型の端末を受け取ります。ちなみに宿代は宿泊予約サイトを通して3,500円でした。
チェックイン後、自分のサイズの寝間着を選びます。一般的なホテルの寝間着はなんとなく無機質なものが多いですが、こちらのものはユニセックスなデザインでとてもお洒落でした。
続いて宿泊フロアへ。女性専用のフロアもあるので女性一人旅でもなにかと安心。自分の客室「スマートポッド」へ向かいます。
上下に部屋のない1段式なので、カプセルホテル特有の圧迫感がないのも魅力。チェックイン時にはベッドはソファの状態に。
室内の環境はこちらのスマートフォン型の端末でコントロール。ベッドのリクライニング、照明の明るさなどはインターネットを通じて調整。
端末で操作すると、ソファの状態だったベッドがあっという間にフラットに。120cm幅とゆったりしたサイズなので手足をのびのびと伸ばせます。
ベッド下には引き出し式の収納があり、タオルや歯ブラシ、アメニティ類が入ったバッグが置かれています。大きめのスーツケースなどもすっぽりと収納可能。ベッドをソファの状態に調整すれば、着替えも問題ありません。
ハンガーやフックもあります。
眠る時やベッドを離れる時は、スクリーンを下ろします。スクリーンがプロジェクターとして使える部屋もあり、自分のスマホやPCと接続して動画の鑑賞も可能なのだそう。
おしゃれで清潔感もバッチリ
シャワーブースや洗面所、お手洗いは各階に用意。掃除もきちんとなされ清潔感もバッチリ。スタイリッシュなデザインでカプセルホテルとは思えないほどお洒落。
ザ・ミレニアルズ京都の特筆すべき点は充実した共有スペース。ホテルの敷地面積の20%を共有スペースにあてているそうで、広々とした空間。使い心地のいいモダンなテーブルや椅子、ソファーが置かれ、ゆったりと寛げるカフェのような雰囲気。至るところにコンセントがあるので何かと便利です。
一人旅は気楽な一方、たまに寂しさのようなものを感じる瞬間もありますが、こちらの共用スペースで各国からの旅人とお話できるので、そんな寂しさを忘れさせてくれるような魅力も感じられました。
大きなキッチンも設置。朝食にはパンとコーヒーが無料で提供。バルミューダ製のトースターもあり、ふっくらとパンを温められるのもうれしいですね。冷蔵庫、調理家電、食器も自由に使えるので料理も可能。長期滞在する人にもピッタリ。
ビジネスホテルに宿泊しても、小さな客室では結局ベッドの上でゴロゴロしがち。寝る直前まで広々した共用スペースでゆったり過ごせるのは新しい宿泊のカタチなのかもしれません。
京都一人旅で宿泊費をリーズナブルに抑えたい時、オシャレなカプセルホテルに泊まりたい時は、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか?
[All photos by Nao]