今年も梨の季節がやってきました。千葉県は梨の収穫量最多ってご存知でしたか?
誰もが知っている、二十世紀梨は1888年(明治21年)に千葉県松戸市で発見されたのが始まりなんです。名前には「二十世紀を代表する品種になってほしい」という意味が込められているそう。また、同時期に鳥取県へ導入され、全国的な人気品種になりました。
梨狩りを2倍楽しむための知っておきたい豆知識
繰り返しになりますが、日本梨の収穫量 全国1位は千葉県です。3万トン以上の梨を収穫しているのだそう。
日本で見られる梨には日本梨、西洋梨、中国梨の3種類があるんです。そのうち生産量が最も多いのが日本梨。日本梨は、日本で栽培される果物の中でも歴史が古く、弥生時代にはすでに食べられていたと言われています。
日本書紀にも栽培の記述が残っていて、江戸時代には栽培技術が発達し100種類近くがあったとされていたと言うから、驚きですね。
美味しい梨の見分け方
ポイント1 形をチェック
梨は尻の方が甘いので、底がふっくらしたものを選びましょう。ただし、尻にある花落ちの部分が黒ずんでいるものは避けてください。横幅があり、ぽってりと腰が低い感じで、全体的にどっしりとしているものがよいです。
ポイント2 表面をチェック
皮が鮮やかで、色にむらがないものがよいです。また、傷がなく、 果皮にハリがあるものを選びましょう。表面のザラザラがなくなり、触った感じがなめらかになってきたら、食べ頃です。実際に手に持ってみて、ズシリと重みを感じるものの方が、水分が多いです。
ポイント3 色をチェック
幸水などの赤梨は、適度に赤くなってきた頃に甘くなります。また、二十世紀などの青梨は、少し黄色みがかってきたら甘みが増してきた証拠。ただし、皮にハリがなくなってくると熟しすぎているので避けましょう。
梨の保存方法
梨の身上はシャキシャキした食感と、果汁が滴るジューシーな感じです。それを損なわないよう、乾燥しないようにビニールなどの袋に入れ、冷蔵庫の野菜室にいれておきます。そうしておけば1週間近くは美味しい状態で保存できます。日本の梨は基本的に追熟しないので、鮮度が良いうちに早めに食べるのがベスト。
※松戸の梨は木で完熟させて販売されているため3~5日程で食べることをおすすめします。
おいしい食べ方
梨などの果物の甘味は長時間冷やし過ぎると薄れてしまいます。美味しく食べるには、食べる直前に氷水に浸けて冷やしたり、食べる1時間ほど前に冷蔵庫に移して冷やすようにしましょう。
まつどの梨の種類
幸水(こうすい)、豊水(ほうすい)、菊水(きくすい)、二十世紀(にじゅっせいき)、新星(しんせい)、かおり、 あきづき、新高(にいたか)、新興(しんこう)
※各梨園によって育てている品種は異なります。収穫時期の順に記載しています
■開園期間/2018年8月中旬~10月中旬
■梨狩り料金/入園料無料。1kgあたり650円
■梨園の場所
全51園で梨の直売を実施。そのうち27園で梨もぎ体験ができます。
・松戸市高塚上地区(17園・梨もぎは12園)
・松戸市高塚下地区(16園・梨もぎは6園)
・松戸市五香金ケ作地区(11園・梨もぎは5園)
・松戸市六実地区(7園・梨もぎは4園)
■各梨園の住所や連絡先情報はこちら!
https://www.matsudo-kankou.jp/pearinfo/
(松戸市観光協会ホームページ)
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