カモメはどこから飛んでくる?岡山の宇野港からかな。
2017年4月、岡山県宇野港にオープンし人気となったbookcafeの第2号店である『うのまち珈琲店-奈良-』さんは、江戸の町並みをそのまま残す風情ある今井町に、2018年12月にオープンしました。
木々のぬくもり温かな店内は、外からの日差しが柔らかにふりそそぎ、まっしろな壁と銀色に輝く珈琲エスプレッソマシンに反射し、その色合いはキラメキをましていました。
細長いグラスには、ときめく世界。
こちらで人気の「季節のパフェ」。真っ赤なイチゴと真っ白なクリームブリュレのコントラストは、シンプルで可愛らしい。それなのに、グラスの底に向かって幾重にも素敵なスイーツが折り重なっていてミラクルが広がっています。その中身はというと、食べてみてのお楽しみ・・・そんな、ヒミツにしたいくらいのときめき世界。
その他のカフェメニューには、ケーキ、日替り珈琲、クリームソーダなどもあり、お食事メニューもトーストセット、カレーやドリアのセット、お茶漬けにと、ドリンクも豊富です。
受け渡しはお料理ができたらブザーで呼び出しがあり、セルフで取りに行く形で、自分で運ぶという楽しみもあります。注文したお料理のった木製トレイには、ここにもいました「カモメ」さん。フォークになって登場です。
アナログとデジタルで。新しいふれ合いを。
岡山県の第1号店さんと同様、奈良県のこちらの店舗でも、音楽イベントやギャラリーにも力をいれていて、アートな空間も広がっています。
また、SNSのアドレスを書いたしおりをお気に入りの本にはさみ、顔も知らない、来店した日も違う人たちと本を通じて知り合うというデジタルでありアナログなふれあいは、新しい感覚です(しおりは半年後には処分してくださるそうです)。
「この本、すてきだったな。」そんな感動をテーブルのしおりにしたためて、本に挟んで、たまたまその本を手にとった誰かにその気持ちが伝わって。
何百冊もある本の中から誰かと本を通して出会うのは、偶然のようで偶然じゃない、会わない〈出逢い〉。
アーティストの方々から感性を受けとるだけでなく、飲み終えた珈琲カップの底に現れるほっこりとした余韻とご一緒に、あなたの感性を発信してみてはいかがでしょうか。
キラキラとトキメキと、パラレルにつながって。
クリームソーダの装いは、アイスが雲で、さくらんぼは太陽で、クリアブルーは海なのかな?グラスの底のカモメが宇野港から今井町に飛んできているよう。そんな風に想像しながら、カフェのお食事、スイーツ、珈琲でリラックス。
ふと手にとったその本は、あなたの心に新しい旅のページを刻んでくれる。時間を越えてパラレル世界へ飛んでいき、きっと誰かの次のページへと続くでしょう。
奈良の橿原、今井町という土地を知ってもらうきっかけになればというお店の方の願いが込められた『うのまち珈琲店-奈良-』さんには、アートを通して町や人を〈繋ぐ・知る〉という奇跡ときっかけにあふれていました。
[All photos by kurisencho]
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住所:〒634-0812奈良県橿原市今井町4-3-6
TEL:0744-41-6645
交通:JR「畝傍駅」から徒歩8分、近鉄橿原線「八木西口駅」から徒歩5分、奈良近鉄「大和八木駅」から徒歩10分
営業時間:11時~19時
http://urx2.nu/ggAW