バレンタインデーの由来
バレンタインデーの由来をみなさんは知っていますか? 深い歴史や諸説がありますがバレンタインデー(St.Valentine’s day)の由来は、3世紀ごろにローマ皇帝の迫害で聖バレンティヌスが殉職した日が2月14日だからと言われています。
その後、現在のようにバレンタインデーが愛を伝える日になったきっかけは、15世紀のフランスとイギリスの戦争のさなかに人質となったフランス王族のシャルル・ドルレアンが、ロンドン塔の牢獄から愛する妻への手紙だと言われています。その後は、世界中で現在のようにカップルための愛の誓いの日ということが定着しています。
世界のバレンタインデーの過ごし方
それでは、世界の2月14日バレンタインデーの過ごし方や習慣をご紹介します。
【イギリス】カップルのためのロマンティックな日
筆者の住むイギリスのバレンタインデーは夫婦やカップルがお互いに日頃の感謝を伝えたえあったり、デートを楽しんだりする日です。
今から150年以上も前から男性から女性へカードやプレゼントをするというの伝統的なバレンタインデーの習慣だったため、日本とは逆に男性の方が「(プレゼントやカードを)忘れてはいけない日」というプレッシャーがあります。ただし、現在はプレゼントをお互い交換する人たちもたくさんいます。
イギリスでの男性から女性への定番バレンタインギフトは、花束、チョコレートそして香水です。バレンタインデーには、駅のキオスクなどでもバラの花が1輪で買えたり、花束を片手にデートに向かう(らしき)男性が多くみられとても微笑ましい気持ちになります。
【アメリカ】だれにでもオープンに愛情を表現する日
アメリカでは、イギリス同様にカップル同士のためのお祝いの日としてだけでなく、だれにでもオープンに愛情を表現する日として定着しています。相手は大人、子供、同性、異性、家族、友人など関係なく、とにかく親しい人同士でのイベントの日です。とくに小学校では、友達同士でカードやおかしを交換する習慣があり、プレゼントは、性別に関係なく男の子から男の子でもOK、またチョコレートばかりではなく、キャンディなどのお菓子が主流です。
【フィンランド】友達の日
ヨーロッパでありながら、少し違ったバレンタインデーの習慣があるのはフィンランド。フィンランドではバレンタインデーは友達の日として定着しており、友情を確かめ合ったり感謝したりする日。バレンタインデーには、バラではなくチューリップを送りあいます。これもまた、ほっこりできるいい日ですよね。
ホワイトデーがあるのは韓国と日本だけ
女性から意中の男性にチョコレートをプレゼントしたり、1か月後のホワイトデーに男性からのお返しがあるのは、世界で日本と韓国だけ! 手作りチョコの風習があるのは日本のみだそうです。
2月14日はプレゼントする相手や定番は違っても、世界中どこでも愛情を表現する日。みなさんは、日頃の感謝の気持ちを込めて、だれにどんなプレゼントを渡しますか?
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