眠りに適した環境を提供する「眠りにいい宿」認定
「眠りに良い宿」とは、睡眠評価研究機構代表の白川修一郎先生が監修した、45項目をチェックして審査される、眠りに適した環境を提供している宿泊施設。快眠コンソーシアム協力のもと、睡眠改善インストラクター有資格者が測定機器を持ち込んで現地を査定しているのだそうです。一般社団法人「まちかど健康づくりネットワーク」によって、今まで日本全国で2施設が認定されていましたが、この度「熱海山龢(さんが)」が新しく追加されました。
漆喰の広い室内で適度な湿度調整「山龢(さんが)」
この度新しく「眠りにいい宿」に認定されたのは、伊豆半島の網代にある高級旅館「山龢(さんが)」。標高160メートルの小高い場所から相模湾を眼下に望む、熱海の奥座敷という立地にあり、究極に静かな環境が整っています。こだわりの寝具やタオル、アメニティ類に加え、間接照明を多用した光環境を整備。貴賓館と本館を合わせて、全7室が露天風呂付きとなっています。
室内は蓄熱・調湿機能を持つ伝統構法の漆喰で仕上げられ、安定した温湿度を確保。眠りのための独自空間を提供するため、細部まで考え抜かれた設備が整えられ、充実した睡眠体験が期待できるのだそうです。
過去に認定された2施設
独自の冷暖システムを導入「HOTEL GREAT MORNING HAKATA」
福岡市の中心部、中洲の近くにあるホテル「GREAT MORNING HAKATA」は、タオルやベッドにこだわり、最高の朝を迎えるための空間が設計されています。客室に設置されている、同ホテル独自の次世代冷暖システム「HIKARI FIRST」によって、室内の静粛性と適度な湿度といった、眠りに理想的な室内環境を実現しています。
所在地:〒812-0025 福岡県福岡市博多区店屋町6-3
電話:092-272-1414
公式サイト: https://hotelgreatmorning.com/
アートで安眠を演出する「京の宿 月光庵」
築百余年の京町家がリノベーションされた「京の宿 月光庵」は、「眠りにいい宿」の認定第一号として選ばれた宿。滋賀県の窯元で制作されたという信楽焼の浴槽は、遠赤外線効果によって体の芯まで温まりやすく湯冷めしにくいのだとか。西館の客室には、シーリー製のダブルベッド2台を準備。唐紙の老舗「唐長」の唐紙師トトアキヒコ氏が、月光庵のために制作したという、深みのある青を基調カラーにした作品が枕元に飾られ、快適で安全な睡眠環境を演出しています。
[西館(ラグジュアリースイート)]
所在地:〒604-8423 京都府京都市中京区西ノ京西月光町18-17
[東館(ガーデンスイート)]
所在地:〒604-8423 京都府京都市中京区西ノ京西月光町18-20
電話:075-204-1538
公式サイト: https://gekkouan.jp/
全国にある「眠りにいい宿」3軒をご紹介しました。寝具やアメニティーだけでなく、空調や音、光への配慮など、睡眠に理想的な環境づくりのため、各施設でさまざまな工夫をされているようです。身体や心の疲れをとるために、日常でも旅先でも良質な睡眠を取りたいものですね。「眠りにいい宿」の詳細は、下記の公式サイトをご確認ください。
眠りにいい宿:https://www.nemuyado.com/
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[all photos by一般社団法人まちかど健康づくりネットワーク]
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