日本初の「エコツーリズムリゾート」を目指す西表島ホテル
島の90%が亜熱帯の原生林で覆われ、イリオモテヤマネコをはじめとする希少種が多く生育・生息する「生物多様性」が魅力の西表島。「西表島ホテル」は、日本初の「エコツーリズムリゾート」を目指し、西表島の貴重な自然環境の保護と持続可能な観光の仕組みを作るため活動をしています。
その一環として、2021年春から、「エコロジカルなホテル運営」「島の魅力と価値を感じるネイチャーツアー」「イリオモテヤマネコの保護活動」の3つの取り組みを始めました。世界自然遺産に決定した西表島で体験できる、持続可能な観光についてご紹介します。
「イリオモテガイドウォーク」ジャングルコース&マングローブコース
「西表島ホテル」にて、2021年7月24日、西表島のエコシステム(*1)を知る「イリオモテガイドウォーク」ジャングルコース&マングローブコースをスタート。ホテル敷地内にあるジャングルや、ホテル目の前に広がる月ヶ浜、マングローブ群を、西表島愛に溢れたホテルスタッフがガイドするアクティビティです。
ホテルスタッフと歩くことで、ふだん何気なく見ている倒木や幹の穴は、島に棲む生物にとって大切なものであることや、汽水域(*2)に棲む生物の繋がりが西表島のエコシステムを支えていることなど、奥深い西表島の世界を知ることができます。
*1 エコシステム=生態系
*2 海洋の海水と河川などの淡水が交じり合う水域
イリオモテヤマネコを知る「イリオモテヤマネコの学校」
西表島を象徴するイリオモテヤマネコについて知るプログラム「イリオモテヤマネコの学校」が2021年8月1日に始まりました。野生生物をこよなく愛する「ピッキオ」から得たエコツーリズムのノウハウを活かし、ホテルスタッフがイリオモテヤマネコについての特徴を楽しく説明してくれるプログラムです。
捕食シーンの動画や世界のヤマネコとの食性比較の資料をもとに、イリオモテヤマネコが食物連鎖の頂点に君臨していることや、島の生態系を保つ上で大事な役割を担っていることを知ることができますよ。