プリンスホテルが沖縄に初進出!
那覇空港から車で約30分、那覇市街地までも車で約20分とアクセスも抜群の、「沖縄プリンスホテル オーシャンビューぎのわん」。
地上14階建て、全340室がオーシャンビューでテラス付きという贅沢なホテルが、2022年4月12日にオープンしました。意外かもしれませんが、沖縄県初のプリンスホテルだったりもするのです。
ホテルエントランスでは、海に吹く風をイメージしたという「青いシーサー」がお出迎えしてくれます。なかなか珍しい色合いですよね。
実はこの青いシーサーをはじめ、館内のいたるところに、沖縄を代表とする染物「紅型(びんがた)」や、沖縄の花々を描いた「やちむん(焼物)」などのアート作品が展示されており、これらも同ホテルの見どころになっているのです。
キッズルームの壁画にも、「紅型」が使用されています。
地元の若手クリエイターともコラボし、新しい沖縄の文化を楽しく知ることができる商品やサービスも展開しています。アートと聞くとなんだか難しく感じてしまいますが、ホテルで見る作品は身近に感じ、館内を歩いているだけでも新たな発見があります。
客室でも沖縄を満喫しよう
今回筆者が宿泊する客室は、12階のクラブツイン。広々とした客室には、色鮮やかな絨毯が敷かれ、南国の雰囲気にぴったり。なによりも、カーテンの向こう側が気になります。
一気にカーテンを引くと、この景色!
目の前には、沖縄最大級のヨットハーバー「宜野湾マリーナ」、ぐるりと見渡すと、海水浴やマリンスポーツが楽しめる「ぎのわん海浜公園」もあり、ずっと見ていたくなるような沖縄らしい風景がどこまでも広がります。
客室はシンプルですっきりとしていますが、「痒い所に手が届く」なんていう言葉がしっくりくるような、機能的でおもてなしの心を感じます。
とくに滞在中うれしかったのが、ネスプレッソのコーヒーや、さんぴん茶などの種類豊富なドリンク。この素敵なロケーションを前に、おいしいコーヒーは最高のお供になります。グラスやワイングラス、カトラリーなども引き出しの中にそろえられていました。
気になるアメニティは、歯ブラシやカミソリ、ヘアブラシといった基本のセットはもちろん、洗顔料や化粧水、入浴剤もそろえられていました。
シックな雰囲気が漂うお風呂は充分な広さがあります。実際に利用して驚いたのは、浴槽に浸かりながら照明の明るさを調整できるということ! 少し暗くしてみれば、ホッと落ち着いて心の疲れも溶けだしていくような感覚に。入浴剤のナチュラルな香りも、バスタイムを心地よく演出してくれます。
また、コンセントやUSBポートもあちこちに設置されているので、コンセントの取り合いなんていうストレスもなく、快適な時間を過ごすことができます。
見逃せない癒しスポットも満載
館内には滞在中の気分を上げるさまざまな施設があります。
まずは、2階に位置する「宿泊者専用インフィニティプール」。海と繋がっているような風景はまさに楽園。眩しい太陽の日差しときらきらと輝く水面に、時間を忘れてしまいそうです。
その日の天候が悪くても大丈夫。スパエリアには屋内バーデプールをはじめ、サウナや岩盤浴、ほてった体をクールダウンさせるアイスルームと、至れり尽くせり。水着で利用するので、家族やカップルで楽しめるのもポイントです。食べすぎ解消に効く(!?)フィットネスジムもありますよ。
こちらは、旅の疲れを一気に癒せる「大浴場」。窓から差し込む日差しを感じながら、思いきり手足を伸ばしてリラックスできました。
スパトリートメント「スパ ザ クホロ プリンス」もあるので、1日だけの滞在では時間が足りないかも!
サンセットに感動の「インフィニティプール」も
12階から14階の全70室は「クラブフロア」となっていて、14階には「クラブフロア宿泊専用インフィニティプール」も。高層階なので、2階のインフィニティプールとは違う景色が楽しめます。
ちなみに、どちらのインフィニティプールでも、特別に景色が綺麗に感じられる時間帯があります。それは……サンセット!
広い海と空がじわじわとオレンジ色に染まっていく……。そんな幻想的な景色を眺めているだけで、体の力がフッと抜けていくようです。
少し視線を変えれば、宜野湾の毎日の生活が垣間見え、「ああ、旅に来ているな」と実感できます。こんな一瞬が、とても幸せに感じますよね。
また14階には、クラブフロア宿泊者専用「CLUB LOUNGE UMIKAJI(クラブラウンジ ウミカジ)」も。ここで軽食や飲み物を味わいながら、海を眺めることもできますよ。
沖縄をグルメをたっぷりと味わう
1階のレストラン「All Day Dining Jinon(オールデイダイニング ジノーン)」は、広々としており開放感たっぷり。大きな窓の外には南国らしい景色が広がり、明るく陽気な雰囲気が漂います。
筆者はここで、沖縄県産の食材を使用したディナーブッフェを味わいました。胸躍るのは用意されている食の数々。沖縄県ならではの食材を使用した一風変わったフュージョン料理も味わえます。
アグー豚のコンフィや島らっきょうのポテトサラダ、沖縄味噌が香るビーフシチューなど、「沖縄らしい食材」でありながらも「食べたことがない」ような料理ばかり。それでいて、海ブドウ丼や、タコライスなどの定番料理もある楽しさも。ミニサイズで用意されているのもうれしいところです。
メイン料理「ステーキ&シーフードのブロシェット」や「炙りマグロ」は、目の前で仕上げてくれるので、できたてを楽しむことができます。
サラダやフルーツは取り分けられているので、食べやすく安心感も。ケーキやマカロン、マンゴータルト、さんぴん茶ゼリーなど、沖縄らしいスイーツもずらり。まるで宝石のようにかわいらしく、種類もかなり豊富です。
目の前で紅芋を搾る「生搾り紅芋モンブラン」にもわくわく!
すべての料理が美しく贅沢な味わいで、旅の大きな思い出になるディナーブッフェでした。
(C)沖縄プリンスホテル オーシャンビューぎのわん
ちなみに朝食も、沖縄県産の卵を使用したふわふわのオムレツや、バリエーションサラダ、2種類のスムージーなど、品数豊富なブッフェが楽しめますよ。
【席数】220席
【営業時間】朝食(ブッフェ)6:30~10:00 3,500円(税・サービス料込)/ティータイム(アラカルト)10:00~19:00 800円~3,500円/ランチ(ブッフェ)11:30~14:40(ラストオーダー)平日3,500円、土休日4,000円(税・サービス料込)/ディナー(ブッフェ)17:30~21:00 平日4,500円、土休日5,000円/バー(アラカルト)19:00~21:30(ラストオーダー) 800円~3,000円
※営業時間が変更になる場合があります ※レストラン営業時間中は、いつでも喫茶利用が可能です
海水浴や観光も楽しめるロケーション
ホテルのすぐ近くには、スーパーやコンビニもあるので不自由なく滞在することができるはずです。「トロピカルビーチ」も徒歩圏内なので、海水浴やマリンスポーツも存分に満喫できますよ!
車で10分程の場所には、おしゃれなカフェや雑貨屋さんなどが並ぶ「ぎのわんヒルズ通り」や、沖縄県中部最大の聖地として信仰を集める神社「普天間宮(ふてんまぐう)」もあるので、観光も満足できるはず。
夢のような時間がゆったりと過ぎていく「沖縄プリンスホテル オーシャンビューぎのわん」。‟とことん休暇を楽しむ”という当たり前の気持ちを思い出させてくれるホテルでした。
住所:沖縄県宜野湾市真志喜3丁目28-1
TEL:098-898-1110
HP:https://www.princehotels.co.jp/ginowan/
[Photos by koume]