今日の地図記号は「老人ホーム」
家の中に杖のような曲線が描かれている地図記号、実際に「家」と関係があります。今日の地図記号の正解は「老人ホーム」でした。
この記号は比較的新しく、2006年に国土地理院が全国の小学生・中学生から募集したデザインをもとに作成したものです。
1995年以降、65歳以上の高齢者が増加。2000年以降、全国で老人ホームが次々と建てられるようになったことから、新しい地図記号を作ることになりました。
地図記号を一般からデザインを募集して作るのは初めてのことだったそうです。
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この記号は、老人福祉法で定められている養護老人ホーム、特別養護老人ホーム、軽費老人ホームを表示します。これらは、社会福祉法人や地方自治体が運営する公的施設です。
特別養護老人ホームは、65歳以上で、身体上または精神上著しい障害があるために常時の介護を必要とし、自宅で介護を受けることが困難な人が、生活の場と手厚い介護サービスを受けられる施設。
養護老人ホームは、自宅での生活が困難な高齢者がサポートを受け生活する施設で、軽費老人ホームは、自宅での生活に不安がある高齢者が、無料または低額な料金でサポートを受け生活する施設です。
名称:老人ホーム
適用:老人福祉法(昭和38年法律第133号)第20条の4に規定する養護老人ホーム、同法第20条の5に規定する特別養護老人ホーム及び同法第20条の6に規定する軽費老人ホームを表示する。
参考:国土地理院 https://www.gsi.go.jp/top.html