©Orbis
海辺のオーベルジュ「波太オルビス」
TABIZINE編集部の井上です。少し前に、千葉県鴨川市にある「泊まれるレストラン 波太オルビス」でディナーを楽しんできました。今回はディナーのみだったのですが、宿泊もできるオーベルジュです。
すぐそばには海が広がる素晴らしいロケーション。時間によって移り変わる海の風景が見られるのも、宿泊時のお楽しみです。
和と洋が融合したコース料理!最後はお寿司まで出てくる!?
今回いただいたのは、エディブルフラワーを使用した特別コース。席につくと、置かれていた手書きのお品書きにびっくり! 達筆な文字や可愛いイラストから、おもてなしの心が伝わってきます。これから出てくるお料理がますます楽しみになりました。
波太オルビスのお料理は、寿司職人の大将とホテルで修行してきたシェフが作る、和と洋が合わさったメニューが特徴。千葉県房総の食材を、最大限に活かしたお料理が楽しめるのも魅力なのです。地元産の野菜やお肉、新鮮な魚介を使ったお刺身、そしてお寿司(!?)まで楽しめちゃいます。くぅ~贅沢!
お料理に合わせてドリンクも地酒、ラム、ワイン、クラフトビール、自家製ジュースと充実のラインナップ。時期によって、期間限定で楽しめるドリンクなどもあるそうです。
楽しみにしていたお料理は、アミューズ「冷トリュフスクランブルエッグ」からスタート。これがスクランブルエッグなの!?という驚きとともにいただきました。クリーミーで繊細な味わいがとってもおいしい。
前菜は、鴨川産のエディブルフラワーをあしらった野菜のサラダ。彩りも盛り付けも美しい。
スープ 鴨川産 伊勢海老のビスク
口直しのグラニテまでは、洋食のお料理が続きます。
そしてついに! 大将が厳選したというお造りが登場。鴨川産一本釣りアジ、石鯛、マンボウ、ソーダーカツオ、サザエ。これ一人でいただいていいんですか? 控えめに言って最高です。
お造りを堪能したあとは、お肉です。シェフの一押し「鴨川産 黒毛和牛~高梨牧場のかずさ和牛のロースト」。添えられた菜の花も春らしさを感じさせてくれます。
そしてお料理のシメはお寿司! お造りも肉料理も楽しめて、さらにお寿司までいただけるとは。しかも、大将が目の前で握ってくれるんです。これはうれしすぎる。
マスクを着用されていてもわかる、にこやかな笑顔で次々にお寿司を握ってくれる大将。コース終盤の素敵な演出に、食事の場も大いに盛り上がります。この日のネタは、イシダイ、キメジマグロ、一本釣りアジで、手まり寿司はヒラメ。大将手作りの出汁巻き玉子もいただき、至福のお寿司タイムでした。
最後のデザートは、シェフ特製 バスクチーズケーキ。クリーミーなバスクチーズケーキに、酸味がきいたベリーソースがアクセントになっていてよく合います。お腹いっぱいなはずなのに、デザートの満足度も高く、あっという間にペロッといただいてしまいました。
ディナーのみ利用する場合は、2名から前日予約が必要です。6,000円、8,000円、10,000円(各税別)のコースがあります。お誕生日のお祝いや、サプライズ、記念日などの相談もOK。実際に、今のところ成功率100%のプロポーズに利用されたり、結婚するときの両家顔合わせに利用されたりしているそう。
おめでたい席に利用したくなる気持ち、訪れてみてすごくわかります! 大切な人を連れてきたくなる、雰囲気も温かいオーベルジュなんですよね。
18:00~21:00(最終入店19:00)
※ディナーのみの利用は、2名から前日予約が必要
全室オーシャンビューの客室
客室への通路には、船舶用の丸窓が配され、まるで船の中を歩いているような気分。通路に沿って、「sky(スカイ)」「mare(マレ)」「stella(ステラ)」と、3室オーシャンビューのお部屋が並んでいます。
客室「stella(ステラ)」 ©Orbis
窓から望む、時間によって表情を変える海の風景も楽しみの一つ。非日常とこの上ない開放感を味わえそうですね。
大切な人と訪れたいオーベルジュ
和と洋、お寿司という、他にはないコース料理が楽しめる「波太オルビス」。海に面した絶好のロケーションに加え、おいしいお料理と、心を感じる温かいおもてなしが印象的でした。今度は絶対家族を連れて泊まりに来たい! そう強く強く感じたのでした。
©Orbis
[Photos by Chika]