房総半島の最南端から太平洋を照らす野島埼灯台
千葉県南房総市は房総半島の南端に位置します。その最南端にある国定公園の野島崎には「白鳥の灯台」とも称される野島埼灯台があり、約160年前から太平洋を照らし続けています。また灯台を起点に東西に繋がる房総フラワーラインからは、迫力のある波しぶきを間近で見られる絶好のドライブコースです。
太平洋に面する「道の駅ちくら 潮風王国」
野島埼灯台から北東約7km行った所に「道の駅ちくら 潮風王国」があります。海からほど近く潮風が吹き抜ける芝生広場にある「第一千倉丸」のレプリカは道の駅のシンボル的な存在で、たくさんの人が見物に訪れるのだとか。また、潮風王国本館のレストランや市場では新鮮な海の幸がふんだんにそろいます。
海岸プロムナードから眺める大海原
道の駅の海岸線に、整備された海岸プロムナードから眺める大海原の姿は壮観です。海から吹き寄せる潮風はとても爽やか。
波打ち際に降りれば、黒い岩礁にはじける波を見ながら磯遊びをすることができます。ごつごつとした岩場では、砂浜とは違った自然の雰囲気があります。
漁師の気分が体感できる第一千倉丸
施設内に展示されている大きな漁船は第一千倉丸のレプリカ。南房総市の千倉沖では、サバやサンマの漁が盛んに行われてきました。1960年前後には100隻近くの漁船が沖合を行き交っていたのです。往時を偲ばせる70t級の漁船のレプリカに乗りこめば、漁師の気分を体感することができるはず。
新鮮なシーフードを思う存分味わえるレストラン「旬膳 はな房」
潮風王国本館内のレストラン「旬膳 はな房」では、地元で水揚げされた新鮮な魚介類をいただくことができます。名物メニューはズバリ「王様丼」。南房総の伊勢海老を丸ごと一尾、10種類の刺身がてんこ盛りにされた海鮮丼で、これまで数多くのメディアでも紹介されています。
テラス席で爽やかな潮風に吹かれながら優雅に食事するのもおすすめです!
王様丼:6,545円(税込)
黄金丼:5,555円(税込)
海鮮丼:2,307円(税込)
大きないけすが目玉の魚市場
道の駅施設内には、新鮮な海の幸を購入できる魚市場もあります。中央の大きないけすにはピチピチの魚介類がたくさん。
いけすを囲む売店では新鮮な魚介類の他にも、バラエティー豊富な加工食品も販売されています。房総半島の漁師に伝わる郷土料理「なめろう」を炙った「さんが焼」や、クジラ肉を加工した「くじらのたれ」などがそろいます。
市場食堂の「せん政水産」で販売されているのが、海産物ベースのコロッケやミンチ、フライ。「まぐろメンチ」や「くじらコロッケ」などで味覚の世界を広げることができそうです。海岸線の散策やドライブのおともにも、うってつけです。
特産品のビワを加工したお菓子も豊富
通年して温暖な気候の南房総市では果物のビワも有名な特産品の一つで、ビワを使った商品も豊富にそろいます。「まるっとびわゼリー」は、皮と種を取り除いた果肉をまるごと閉じ込めたゼリーです。
「千葉びわたると」は、サツマイモペーストにバター、卵、ビワの香りが絶妙に絡み合う逸品。
ビワのピューレとミルクあんが絶妙のバランスで溶け合う「びわみるく饅頭」も見逃せない定番のお土産。ぜひお見逃しなく!
まるっとびわゼリー(8個入り):1,728円(税込)
千葉びわたると(6個入り):864円(税込)
びわみるく饅頭(9個入り):648円(税込)
カラフルな彩りに包まれるお花畑
フラワーロードをはさんだ山側のエリアにはきれいなお花畑も。例年1月から3月の春の花シーズンには、ストック、キンギョソウ、ポピー、ヤグルマソウ、キンセンカなどが咲き誇ります。
新鮮な海の幸があふれる「道の駅ちくら 潮風王国」
「道の駅ちくら 潮風王国」は、房総半島の最南端近くで太平洋に面しています。潮の香りが漂う施設には、新鮮な海の幸が盛りだくさん。房総フラワーラインのドライブでは、絶好の食事や休憩のスポットとなっています。
住所:千葉県南房総市千倉町千田1051
電話番号:0470-43-1811
営業時間:9:00~17:00
定休日:毎週水曜日(1~3月、8月は無休)
公式サイト:https://shiokaze-oukoku.jp/
(各種料金は2024年3月22日取材時のものです。)
[All Photos by Hitoshi Obayashi on 2024/3/22]