朝から大盛況な道の駅!木更津うまくたの里
千葉県に30箇所もある道の駅。今回は、都内からは車で約60分、東京湾アクアラインを通って最初に現れる「道の駅木更津うまくたの里」に注目しました。都内から電車でも行ける連日大盛況のスポットです。
木更津市として“初”の道の駅として2017年にオープンして以来、これまで累計1,300万人以上が来場。今では地元の方だけでなく、観光バスが立ち寄ったりと県外の方々も楽しんでます。
地元契約農家さんが作る新鮮な野菜や果物、地元産のピーナッツやブルーベリーの商品、千葉の行列店のグルメなど名産品2,000点以上を販売しています。不定期でイベントを開催し、ピーナッツキャッチャーのクレーンゲームも楽しめる体験型テーマパークです。
店内には生産者さんの写真もずらっと並んでいて、作り手の顔が見えることにこだわっていることが感じられますね。地方発送も可能です。
「ウマウマ野菜イベント」3月〜6月まで開催
今回は、2025年3月から6月いっぱいの毎週末(土日祝日)限定で開催されている「ウマウマ野菜イベント」を紹介します。
(過去に開催された「ウマウマ野菜イベント」の様子)
通常店舗では出回らない、少し形が曲がっているものやサイズが不ぞろいの“規格外の野菜“を活用したイベントで、契約農家さんの愛情のこもった野菜やお米を税込500円(現金のみ)でゲットできるという大人気企画です!
(過去に開催された「ウマウマ野菜イベント」の様子)
「大根の葉っぱ両手掴み、さつまいも詰め放題、白菜の抱え込み放題、キャベツの抱え込み放題、人参詰め放題、新玉ねぎ詰め放題、竹の子掴み放題、新じゃがいも詰め放題、まいたけ詰め放題、枝豆わしづかみ、とうもろこしの収穫体験・早むき大会」と、旬の野菜が食材を変えて登場。しかも、3月は「お米盛り放題」も同時開催しています。
イベントの様子
開催される度に行列必至という本イベント。参加者は先着順で、私が現地に到着した8時30頃ちょうどには参加受付が終了。性別年齢問わず、お店の端まで列ができていました。開店前から並ぶので、お目当ての野菜がある時は8時頃には現地に到着しておいた方がよいでしょう!
開催時間は9時~10時まで(なくなり次第終了)。この日は「白菜抱え込み放題」の回で、白菜300玉(約30名様分)が用意されていました。1分間で白菜を手元に集めて、そちらを一気に抱えて5秒間持ち続けられたらゲットできる、というルール。
1株約2kgという大きな白菜。葉はピンと張って、規格外品とは思えないほど立派! 野菜の価格が高騰している今、2〜3株で元が取れます!
「スタート!」のかけ声とともに参加者は白菜を寄せて、上に重ねたり工夫して限界に挑戦。13株を抱えもち耐えた猛者も現れ、会場は歓声と拍手が湧いて大盛りあがりでした!
在庫がなくなり次第終了なので、予定時刻前にイベントが終わってしまうことも。もし在庫切れになったとしても、店内には様々な野菜がお得に販売されているので、そちらも注目です(写真はイベント用ではなく、店内で販売されている野菜です)。
3月限定開催・お米盛り放題
3月の土日祝日は「お米盛り放題」(1回税込500円)が同時開催しています(先着110名限定、なくなり次第終了)。こちらも開始前から参加者の列ができ、開始時間にはすでに90名程が並んでいました。
1分間でお米を枡に盛り、枡の淵を持ち上げてスタッフさんが用意する袋に入れてゲットできます。こぼさず山盛りにするとお米の量は1kg以上にもなるみたいです!
盛り放題のお米は、千葉県が13年かけて開発した「粒すけ」という新品種で、大きな米粒でほどよい粘りがあることが特徴。茎が短いので長雨や強風でも倒れにくく、収穫作業も楽になることが期待されているそうです。
店内でも2kg(税込1,815円)5kg(税込4,536円)で販売されています(価格は時価になるため、変動する可能性あり)。
今後の詰め合わせイベントの日程と内容
今回紹介した野菜の詰め合わせイベントは、6月いっぱいまで開催されます。
直近、3月のイベント詳細は、22日(土)お米・新玉ねぎ、23日(日)お米・キャベツ、29日(土)お米・新玉ねぎ、30日(日)お米・さつまいも、が予定されています。
4月以降には竹の子や新じゃがいもといった、食材の詰め合わせも予定されているので、ぜひ参加してみてください。
*天候や収穫状況によって内容が変更になる場合あり。詳細は店舗へご確認ください。
*スケジュールや品目などは、公式サイト(ブログ)、SNSにてご確認ください。
試食もあり!地場産商品で活気ある店内
イベントの「詰め放題」を楽しんだら、お店へGO! 野菜、お米、ご飯のおとも、パンにあうディップソース、牛乳やお芋のお菓子、お酒・ジュース類などメディアでも紹介された商品も数多く、まるで宝物探しのように心躍ります!
千葉の名物と言えば「落花生」。バターピーナッツや甘露煮のピーナッツなどの加工商品もバラエティーに富んでいます。
江戸時代から醤油文化が発展してきた千葉県。県産はちみつを使ったうまくち醤油、あおさ醤油、しじみ醤油、さしみ醤油など種類豊富。
豊かな千葉の自然の中で育った鶏から生まれた卵のコーナーも大充実! 贈答品にも喜ばれているそう。
千葉県はブルーベリーも名産品で、ソース、ジャム、ゼリー、マフィン、果実酒などさまざまな商品が並んでいます。お土産にもってこいです。
地元のお菓子工房の方々が作る焼き菓子も豊富に並んでいます。フワフワのシフォンケーキ、スコーン、ラスクなど、お店の方も「おいしいよ」とファンになるほどのお墨付き!
海苔巻き、総菜パン、よもぎ餅、草団子、焼き芋などは、ドライブやサイクリングの間食になりますね。
調味料系は商品を使ったレシピのサンプルやギフトボックスもディスプレイ。分かりやすく工夫されています。
出汁、お菓子、ジャムなど、多くの商品が“試飲試食可能”なのも魅力。「試飲お声がけください」と書かれている商品に関してはスタッフさんにお願いして試せます。
人気・おすすめの商品
どれもこれも気になりますが、人気・おすすめ商品の一部を紹介します!
売上1位「千葉のザクザクピーナッツペースト」(税込880円)。ザクザク食感の香ばしいペーストで、パンとの相性は抜群!
店内ではスタッフさんが食パンに塗って用意してくださっているので、その食感と味わいを試食できます!
売上2位「クレイジーピーナッツ」(税込594円)。キャラメル、ショコラ、きな粉など色々なフレーバーのピーナッツを自由に選んでカップに詰め合わせてオリジナルを作れます。
売上3位「いくら醤油」(税込1,598円)。いくら醤油に鮭の魚醤を合わせた調味料で、「2024調味料選手権」で総合1位、しょうゆ部門最優秀賞を受賞した逸品!
自分用やギフトにリピーターさんの多い人気商品「ねこんぶだし」(税込972円)。房総産鰹本枯節エキスを使っていて、濃さを調整することで、昆布茶、味噌汁、炒飯など様々な料理に旨味を足せる万能調味料です。
パッケージがインパクト大な「チバリバリ」(税込648円)。ピーナッツとバターの風味がクセになるという人気のチップス!
新商品「おこめのばうむ」(税込1,350円)。木更津産米粉を使ってバターが香るモッチリ系のバウムクーヘンです。
ほかにも、千葉県産紅はるかを使った「さつまいもバウムクーヘン」(税込1,296円)、千葉県産はちみつとレモンが甘酸っぱい「はちみつ&レモンバウムクーヘン」(税込1,566円)、フワフワ食感の「千葉ミルク仕立てバウムクーヘン」(税込1,296円)とあり、食べ比べも楽しめます。
カフェレストラン・定番ソフトクリーム
千葉の人気店「のうえんカフェ」と「せんねんの木」がコラボしたカフェレストラン「&TREE(アンドツリー)」では、新鮮な地元の上総野菜を使ったパスタやうどん、日本初のハイブリッドスイーツ「フレンチブリュレバウム」などお食事を提供しています。
TEL:0438-53-7879
ランチタイム:10:30~15:00
カフェタイム:15:00~17:00(LO.16:00)
冬でも人気のテイクアウトソフトクリームもあります。「ピーナッツ・バニラ・ピーナッツとバニラのMIX・ブルーベリー・ブルーベリーとバニラのMIX」の5種(各税込550円)。屋外のテラスやベンチでゆっくりいただけます。
ピーナッツとブルーベリーのフレッシュで贅沢な味わいが大好評! お買い物後の締めくくりに“道の駅でソフトクリーム”は定番コースですね!
提供時間:9:00~17:00
電車を利用する時の注意点
ちなみに、道の駅木更津うまくたの里にはドライブがてらに立ち寄るお客さんが多いですが、木更津駅から久留里線に乗り換えて「下郡駅」で下車して電車でも訪問可能。久留里線は交通系ICカードは非対応なので、乗車駅では乗車駅証明書(写真左側のオレンジの機械)を発行しましょう。
無人駅の下郡駅。近くにはコンビニが1軒というのどかな風景が広がっています。コンビニまで行くと、圏央道沿いに、道の駅の緑色の看板が見えてすぐに発見できました。
おいしい食材や名産品、エンタメ性のあるイベントに元気をもらえる「道の駅木更津うまくたの里」。ローカル電車旅の立ち寄りスポットとしても旅心をくすぐられる道の駅です!
住所:千葉県木更津市下郡1369-1
TEL:0438-53-7155
営業時間:9:00~17:00
定休日:なし
交通:圏央道「木更津東IC」よりすぐ、久留里線「下郡駅」から徒歩約8分
公式サイト:https://chiba-kisarazu.com
公式Instagram:@chibakisarazu
公式X(旧Twitter):@m_kisarazu
[photos by kurisencho]