旅は、迷うから呼ばれる
TABIZINE10周年を記念して、ライターそれぞれが自由に綴る旅エッセイ。第6回目は、東京在住のkurisenchoさん。「私が「旅」をするきっかけになったのは、心身疲労しきったある夜、修行僧に背中を押された夢を見たことでした。「お前が行けば1001になる」と言われて、押された先は暗闇。お坊さんの謎の言葉と、不穏な行先が頭に残ったまま、ふと「1000体の千手観世音立像」で学んだ京都の寺院「三十三間堂」を思い浮かべました。……しかし、お坊さんははっきりと「1001」と言ったぞ……と不思議すぎて、なんとなく行くしかないと思い、夜行バスでそのまま京都へ向かったのです」
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