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旅先で怪奇現象にあったときの対処は、江戸時代の旅行ガイドブックに学べ!

Jan 31st, 2016

江戸時代の末期、1810年ごろに書かれた『旅行用心集』という旅のバイブルがあります。当時は子女の富士登山が許され、十辺舎一久が『東海道五十三次』を書き、伊勢参りがピークに達した大衆旅行の成熟期。

現代でも使える!?江戸時代の旅のバイブルに書かれる妖怪の対処法

そのころに旅の初心者から問われた心得を、八隅蘆菴(やすみ ろあん)がまとめた書物になります。中を見てみると、江戸時代に書かれた本らしく、怪奇現象に出くわしたときの対処法まで書かれています・・・。

そこで今回は現代の旅行ガイドブックでは決して見られない、得体の知れない何かに出くわした際の対策をまとめます。

旅先の部屋やトンネルには幽霊がいっぱい!?

現代でも使える!?江戸時代の旅のバイブルに書かれる妖怪の対処法

旅先で今まで、得体の知れない何かに遭遇した経験はありますか? 

幸か不幸か筆者はまだありませんが、読者の中には「あのときのあれ、何だったんだろう」という経験を持つ人も居るはずです。確かに世の中には幽霊トンネルや心霊スポットがあり、あやかしに悪さをされたという体験談が尽きません。

スリや強盗、誘拐犯やテロリストから身を守る方法は、できる・できないは別としてある程度公開されています。しかし、この世のものではない何かに惑わされそうになったとき、どう対処すればいいのでしょうか?

心霊スポットにも応用可能?怪奇現象に出くわしたときの対処法

現代でも使える!?江戸時代の旅のバイブルに書かれる妖怪の対処法

八隅蘆菴の文章を読んでいると、作者は旅の途中で何度も怪奇現象に出くわした経験を持つのだと分かります。

キツネやタヌキに道を惑わされたり、川がないところに川が現れたり、門がないところで門が閉ざされたりと、奇怪な出来事が平然と紹介されているのです。

得体の知れない何かに出くわしたら、タバコを吸う、水筒の水を口に含む、深呼吸をするなど、一度意識を別のものに向けて、心を落ち着けるべきだといいます。もしも勇気と度胸と時間的な余裕があるのなら、ラジオ体操第一をフルで踊ってみてもいいかもしれません。

その上で今まで来た道を思い出し、場合によっては戻って近隣の人家に立ち寄り、様子を聞いてみるといいとか。決して無理には先に進まない方がいいのですね。

民家があれば、それとなく土地の伝承やうわさを聞いてみてください。貴重な助言をくれるかもしれません。

≪すべて心をおちつけるということは、旅行の間だけでなく、万事についてじゅうようなことである≫(旅行用心集 桜井正信訳)

とは作者八隅蘆菴の言葉。忘れないようにしたいですね。

以上が、得体の知れない何かに道を迷わされたり、行く手をはばまれたりしたときにすべき対処法になります。普段の生活の中で得体の知れない何かの力を感じたら、上述の方法を試してみてください。


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[旅行用心集]

坂本正敬

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