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【インタビュー】「脱いだら仲よくなれる」という自信は確信に/フォトグラファー ヨシダナギ

Posted by: Nao
掲載日: May 17th, 2016. 更新日: Jul 22nd, 2023
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【TABIZINEインタビューVol.16 フォトグラファー ヨシダナギ氏】

【インタビュー】「脱いだら仲よくなれる」という自信は確信に/フォトグラファー ヨシダナギ
(C) Maaya

「世界一ファッショナブルな民族」とも言われる、エチオピアのスリ族を撮影した写真集、『SURI COLLECTION』の発売記念個展を開催したヨシダナギ氏。アフリカや途上国で写真を撮りながら、アフリカ人の美しさや魅力を伝え続けるヨシダ氏に、撮影秘話や旅のスタイルについてお話を伺った。

大きくなったら、アフリカ人になれると思っていた

【インタビュー】「脱いだら仲よくなれる」という自信は確信に/フォトグラファー ヨシダナギ
(C) Maaya

ー現在のご活躍はアフリカ人への憧れがはじまりのようですが、どのようなきっかけがあったのですか?
子供の頃に「マサイ族が日本の民家で生活をし、日本人がマサイ族の民家で生活をする」というようなバラエティ番組を見たことがあり、そのマサイ族がとにかくカッコよくて。大きくなったら絶対アフリカ人になりたい! と思ったのがきっかけです。子供たちが仮面ライダーってかっこいい! あんなふうになりたい! と思うのと全く同じ感覚でした。

ー初めてアフリカに渡ったのは?
2009年です。まずエジプトに2週間、その後エチオピアに2週間滞在しました。エチオピアを選んだのは、できるだけ多くの少数民族に会いたかったから。お父さんにはメチャメチャ反対されましたね。それまでお父さんは海外に行ったことがなかったので。そんなわけで、2回目以降は黙って旅立ちました(笑)。

最初は、写真の撮影というよりは、ただ彼らに会いたかったんです。それまで周りの人にアフリカやアフリカ人が好きだと言うと全否定され続けていました。「何で飢餓や内戦で苦しんでいたり、エイズウィルスが蔓延するアフリカが好きなの?」と言われたこともあります。でも「私の好きなアフリカはそんなはずはない! 眩しい笑顔の人たちも絶対いるはずだ!」という思いを実際に確かめたくて旅しました。実際に素敵な人たちはたくさんいて、その証拠として彼らの笑顔を写真に収めたんです。

ー写真を本格的に撮ろうと思ったきっかけは?
ここ2年ですね。趣味でアフリカ人を追いかけて撮影してただけなので、写真家になりたいという思いは全くありませんでした。むしろ、アフリカ人からフォトグラファーという仕事をもらったと言ってもいいくらいかな(笑)。

彼らは想像以上にビジネスライク

【インタビュー】「脱いだら仲よくなれる」という自信は確信に/フォトグラファー ヨシダナギ
(C) nagi yoshida

ー少数民族の撮影で大変だったことはありますか?
彼らは見た目的には、思い描いていたそのまんま。ただ想像以上にビジネスライクだったのが最初はちょっとガッカリしちゃいました。だって、彼らはシャッターの回数をしっかり数えていて「○○枚撮ったんだから××円払え!!」って怒り出すんですもん。あまりにも観光客慣れしている姿に最初は距離感も感じてしまったのが本音です。

彼らはそんな温度感なんで、時にはすごく嫌な顔をされて写真を撮らせてもらえないことも何度かありました。とにかく私は英語が全くしゃべれなかったので、最初の頃は意思も伝えられず・・・。でも勉強は嫌いなんですよ(笑)。だから1回目の渡航で「英語話せなかった、写真撮れなかった、仲よくなれなかった」という悔しい思いがあったものの、英語の勉強をせずに半年後にまたアフリカへ。でもやっぱり話せるわけがなくて(笑)。電子辞書のおかげで多少はわかるようになりましたが。3回目の渡航でようやく、相手が言っていることはなんとなくわかるようになりましたが、私自身はあまり上手に話せませんでした。

仲よくなるために、“脱いで”みた

【インタビュー】「脱いだら仲よくなれる」という自信は確信に/フォトグラファー ヨシダナギー“脱いで”撮影するスタイルのきっかけは?
子供の頃にテレビでマサイ族を見た時、「この人たちと仲よくなるには、同じ格好をすれば受け入れてくれるだろう」という根拠のない自信がなぜかありました。2012年カメルーンのコマ族に会った時「この人たちと同じ格好をしたい」とガイドに伝えてみたんです。最初はかなり驚かれましたが、押し切って脱ぎました。すると、それまですごく嫌な顔をしていた彼らが笑って踊り始めたんですよ。自信は確信となり、脱げばどの民族でもイケるんじゃないかと思って他の地域でも試し始めたんです。

ー服を着ていると部外者的な扱いされるのですか?
彼らは服を着る文化と着ない文化をちゃんと知っているんです。でも服を着ないことが彼らの正装だから、「服を着ることを自分たちに押し付けないで」と考えています。私が脱ぐことは、“羞恥心があるのに脱いだ” “自分たちの文化へのリスペクトを示してくれた”という誠意に伝わったようです。

ただ、集落ではそのまま裸で歩かせてくれましたが、近くの町に買い物へ行こうとしたら彼らはすぐ私の胸を隠したんです。「絶対に危険だから!」と。それは私が本来脱がない民族であり、脱ぎ慣れてない人が脱ぐということはいやらしい印象にもなりかねない、という考えなのだそう。「私たちの前では裸をさらしていいけど、他では絶対に見せちゃだめ」といくつかの部族で言われましたね。

「(ネットの写真などから)裸族が好きなくせに、何でオマエの乳首は隠すんだ」と指摘されることがあるんですけど、裸族の彼ら自身が「自分たちは隠さなくていい。これが正装だから。でもあなたは私たちにリスペクトを見せているのであって、他の人に見せる必要はないよ」と言われているからなんです。彼らが自分たちは少数派であることをよく理解しているのが、とても驚きでした。

最初は全然情報が出てこなかった、スリ族

【インタビュー】「脱いだら仲よくなれる」という自信は確信に/フォトグラファー ヨシダナギ
(C) nagi yoshida

ースリ族の撮影を始めたのはいつ頃から?
2014年からです。アフリカの少数民族をずっと調べていて、2012年頃にスリ族の存在を知ったんです。着飾った彼らを初めて見た時は「こんな妖精のような人たちがいるのか!」と衝撃を受けました。普通の少数民族って決まった衣装があるんです。ヒンバ族にしてもマサイ族にしても、色の違いはあっても形やアクセサリーはすべて同じ。ですが、スリ族は毎回違うし、決まったベースがないんです。どんな花をつけてもいいし、どんなペイントをしてもいいので、写真によっては全然違う部族にも見えることも。

でも、いくら調べてもエチオピアの部族というだけで、最初は全然情報が出てこなかったんです。エチオピアの旅行会社に聞いてみたら「スリ族はかなり遠くに住んでいいて、会いに行くのは時間もお金もかかる。ムルシ族はスリ族と似ているから、頼めばペイントしてくれるよ」とまで言われたんですよ。

そんなこんなでなかなかたどり着けかったんですが、2014年にスリ族出身のガイドがいる現地の旅行会社を見つけて、旅をアレンジしてもらいました。その出会いが今に繋がっています。

「何故なんでも意味を求めるんだ」とスリ族は言う

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(C) nagi yoshida

ー鮮やかな模様のペイントが印象的ですが、何か意味があるのですか?
意味は全くないんですよ。その日のフィーリングだけで衣装やペイントが決まるようです。私もつい模様や飾りの意味を聞いてしまうのですが、「いい加減聞かないでくれ。何故なんでも意味を求めるんだ。やりたいからやってるだけなんだ」と言われてしまいました。私もハッとして「ファッションってもっと自由でいいんだ」と改めて気づかされたんです。

ー年齢によって装飾や模様に違いは?
若い子の方がやっぱり奇抜です。ウェディングや満月のダンスパーティなどでは年齢問わずみんなペイントしますが、「世界一ファッショナブル」と紹介するからには奇抜な子たちがいいと思うので、若い子を多く撮るようにしています。実際には個人差もすごい。ぶっちゃけ、ものすごく地味な子もいるんですよ。

ー男女や年齢でファッションの違いは?
男の子は下半身を隠している子もいれば、隠していない子もいます。女の子は必ず隠します。胸は基本的に丸出しなので、胸のふくらみがない限り男の子と女の子の区別はなかなか難しいですね。ギャラリーに来られる方にも「女の子がいないですね」と言われるのですが、実際には結構混じっているんですよ(笑)。

おじいちゃん、おばあちゃんはペイントがもっとシンプルです。白一色だったり、お花を一つ頭につけるだけだったり。年齢を重ねるとだんだんとシンプルになるようです。花や植物をとってくるのも体力がいるし、ペイントするのも大変なので。

ーメイク専門のような人がいるのでしょうか?
特に専門の人がいるわけでなく、基本的に自分たちでやっています。背中とか手が届かないところはお互いにペイントし合って。私たち日本人が朝起きて、服を着てメイクをする感覚に似ていますね。

ー鮮やかな色は天然の色?
山などから土を掘って作った色なので、基本白黄赤黒の4色しかないんですよ。それも自分たちで色を作るんです。

【インタビュー】「脱いだら仲よくなれる」という自信は確信に/フォトグラファー ヨシダナギ
(C) nagi yoshida

ー撮影されてきた中で、特に印象的だった装飾品は?
草を上下合わせてきた子ですね(上写真右から3番目)。それまでは普通の布をまとった子が多かったので。上下草で飾ってくれたのはとても印象的でした。

ークールな表情に惹きつけられますが、どのように引き出しているのですか?
ガイドを通して「こんなにキミたちはカッコイイのに日本人はキミらのことを知らないんだよ。だからソレを伝えたいからカッコイイところ見せてよ」って伝えるんです。そうすると「じゃ、俺だよ俺!」という感じでクールな表情をしてくれます。むしろ日本人がスリ族を知らないことを不思議に思っているみたい(笑)。

みんな、私がシャッターを切る度に、色んなポーズで待っていてくれるんですよ。表現に長けている子が選ばれるのを彼らは知っているので、木のそばでカッコいいポージングをしていたり、私の足元で横になっていたりとか。私自身は、体の向きを変えてもらったり、手の位置の調整ぐらいのディレクションしかしていないです。

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(C) nagi yoshida

ー雑誌「エッグ」のギャルたちを見た彼らの反応は?
ガングロ系の女子高生が載っていたのですが、「かわいいね」って言っていましたよ(笑)。奇抜なファッションのガングロ系はかわいく見えるようです。逆に普通の女子高生は肌の色が白すぎて、少々物足りないように思うのだとか。

「アフリカって確かにお金はないけれどハッピーなんだよ」

【インタビュー】「脱いだら仲よくなれる」という自信は確信に/フォトグラファー ヨシダナギ
(C) nagi yoshida

ー本を出版するにあたって、一番伝えたかったことを教えてください
一般的にメディアはアフリカのネガティブな局面だけを拾いすぎていて、彼らは正直いい迷惑だと思っている印象があります。アフリカ人と言っただけで哀れな目で見られたり、見下されたりといった風潮を、アフリカ全体が嫌がっているんです。

「なんで来たこともないのにネガティブなことばかり言われるのか? アフリカって確かにお金はないけれど、自分たちはこんなにもハッピーなのに」ということを何度となく訴えかけられてきました。そんなありのままのアフリカ人やアフリカに興味を持ってもらえれば、という思いで彼らを撮影しました。

ースリ族はほとんど都会に行かないようですが、インターネットも見ないのですか?
スリ族に関してはスマホや携帯は持っていないんです。長老が初期の携帯を1台持っているくらい。文字も読めないので誰から連絡が来たのかもわからないんですよ。識字率は極めて低いようです。

ーインターネットを見ない彼らが、なぜ「アフリカ人は哀れ」という風潮を知っているのでしょうか?
彼らを撮影しに来るカメラマンの態度などから察しているようです。完全防備でやって来たり、日傘やサングラスなどから自分たちと距離を取っていると感じるようです。彼らがカメラマンに触ったりすると、こっそり服を払ったりするのだとか。そのような態度を彼らはちゃんと見ているんです。

アフリカでの旅スタイルについて

【インタビュー】「脱いだら仲よくなれる」という自信は確信に/フォトグラファー ヨシダナギ
(C) nagi yoshida

—今までアフリカを旅してきた中で、どの地域が一番好きですか?
エチオピアですね。でも正直、体はエチオピアが一番しんどいです。体の中に虫や寄生虫の卵を産みつけられてしまったこともあるし、背中に大きな水が溜まってしまうことも。時々吐き散らかしてしまうこともあるんですが、それでもやっぱりエチオピアは好きなんです。

—旅行者は水や食べ物に気をつける必要がある一方で、現地の人々に失礼のないように振る舞うコツは?
一旦は口をつけるようにします。まずかろうがヤバかろうが、1度は口をつけてから笑って嫌な顔をします(笑)。例えば、外国人が納豆を食べて嫌な顔をするのは、日本人にしたら当たり前と思うじゃないですか。ただ口をつけたことで誠意は感じてもらえるようです。もし口をつけずに嫌な顔をすると、ただの嫌なヤツに終わってしまうかと。またどんなにまずいものと知っていても、初めて会う人の前ではちゃんと食べるようにしています。

—撮影のマストアイテムを教えてください。
三脚ですかね(笑)。急いで撮るのが苦手で。私、腕の力があんまりないんです。でっかいカメラで三脚なしで取ってしまうと必ずブレちゃいます。目も悪いので、ずっとライブビューで撮っているんです。

—旅にはどんなものを持って行きますか?
かなり余計な荷物を持って行っているんですよ(笑)。全然着ない服も沢山。中くらいのスーツケースの半分は洋服です。あとバスタオルも。寝るときに顔の下に自分専用のバスタオルを敷かないと眠れないんです。でもそのタオルは1か月洗わなくても全然平気なんですけどね(笑)。

あと粉ポカリは必需品ですね。何度命を救われたかわからないほどです。40度越えの熱が出たり、現地に到着していきなり吐き散らかしてしまったことがあるんですけど、飲むと回復が全然違うんです。現地の人がマラリアになったり、ガイドの具合が悪くなったときも、ポカリですぐ治りました。多い時で20袋は持って行きます。現地のミネラルウォーターに溶いて作ります。

【インタビュー】「脱いだら仲よくなれる」という自信は確信に/フォトグラファー ヨシダナギ
(C) Maaya

—今まで世界中を旅されて、一番美味しかったものとまずかったものを教えてください。
美味しかったものは、マリの田舎でお母さんが作ってくれた、クスクスとシチューですね。砂が入っていて、噛むたびにじゃりじゃりするんですけれど本当に美味しかった。アフリカでは「お客さんは神様」という感覚があるので、お腹が空いた時になんとなくお家を覗いてみたら目があって、ご飯をくれたんです(笑)。

まずかったものは、チャドの田舎町で振る舞われた砂糖のパスタですね。たらいに素パスタみたいなものがたっぷり入っていたんですが、とにかく甘すぎてキツかった(笑)。ただあちらではパスタも砂糖も超高級品なんです。きっとものすごいおもてなしだったと思うので、申し訳ない気持ちになってしまうんですけど・・・。

—ガイドはどのように見つけるのですか?
旅行会社を通して紹介してもらうのですが、いい人だったら連絡先を聞いて次からは直接お願いしています。そうすれば手数料も取られないので。はじめにネットで旅行会社を探して、滞在日数や訪れたい場所などの要望を書いて一斉メールを出すんです。そうすると見積もりが返ってくるので、その見積額や対応で選ぶようにしています。

—宿や食事はどのように選ばれていますか?
綺麗なホテルはなるべく避けています。ハードな環境ほど面白いので(笑)。現地旅行会社に予約してもらうのですが、綺麗な宿や日本人観光客が多いところ以外でお願いしています。食事は極力ホテルでは食べないですね。ローカルな定食屋さんとかがやっぱり楽しいです。

—日本人観光客が多い宿は苦手ですか?
というか、あんまり人が好きじゃないんです(笑)。そんなに人と戯れなくていいタイプで・・・。私と同じ思考の人って、正直いないと思っているんですよ。いても出会う確率はものすごく低いかと。なので余計なことは喋りたくないんです。さらに夢とか語られるのがすごく苦手。海外の日本人が多い宿はなぜか夢語ってくる人が多いんですよね(笑)。

ー子供の頃に感じた、アフリカ人になりたかった思いは今でもありますか?
もうないですね(笑)。10歳の時になれないことに気づいてからは。その代わり、アフリカ人の良さや魅力を伝えられる人になりたいと考えるようになりました。

【インタビュー】「脱いだら仲よくなれる」という自信は確信に/フォトグラファー ヨシダナギ
(C) nagi yoshida

【TABIZINE読者からの質問】

—日本の民族衣装の撮影に興味はありますか?
日本では基本的にカメラを持ちたくないんですよ(笑)。写メもほとんど撮らないんです。

—スリ族のファッションを普段の生活に取り入れたいと思うことはありますか?
全くないですね(笑)。あっ、でも彼らのファッションを見ていて、人の目を全く気にしなくていいんだなと気づかされました。私の格好って魔女っぽいとか言われるんですけれど、そういうのも「全然気にしなくていいんだ」って、思えるようになりました。

—オススメのアフリカ料理レストランはありますか?
強いて言えば渋谷の「イェネガ」っていうお店が好きです。

—最後にTABIZINE読者に一言お願いします
やりたいことはやった方がいいと思います。出来ることなら、考えすぎるのもやめた方がいい。楽に生きたほうがいいですね。そのほうが絶対楽しい。

少数民族と同じ“裸”になって写真を撮るという、独特の撮影スタイルで“アフリカ人の美しさ”を伝えるヨシダ氏。言葉も文化も違う人々に溶け込む姿勢は、これから世界を旅する人も取り入れたいエッセンスだろう。

自由に、感情のままに楽しむスリ族のファッション。「人からどう見られるか」ということを気にしがちな我々日本人も、もっと自分の心を表現するファッションを楽しんでいいのかもしれない。

「ヨシダナギ」プロフィール
【インタビュー】「脱いだら仲よくなれる」という自信は確信に/フォトグラファー ヨシダナギ
(C) Facebook / Nagi Yoshida Photography

1986年生まれのフォトグラファー。
アフリカ人への強烈な憧れを幼少期から抱き「 大きくなったら自分もアフリカ人のような姿になれる 」と信じて生きるが、自分が日本人だという現実を両親から突き付けられ、10歳の時に大きく挫折する。

独学で写真を学び、2009年より単身でアフリカに渡り、憧れの彼らの写真を撮りはじめる。アフリカの裸族と共に裸になったことや、その奔放な生き方や写真が評価され、さまざまなメディアで紹介される。
2014年にはインド北部の有名なナガ・サドゥ”Shiva Raj Giri”に弟子入りし、 ヨガ(苦行)により涅槃の境地に辿り着こうとするサドゥの生き方を学び、 ともに生活を送ったことで師匠のヨガで鍛えた強靭なチンチンに乗せてもらえるまでになる。が、最後に$10,000を請求され、支払えなかったことを理由に破門される。今でも彼のことは尊敬している。

現在はフォトグラファーとしてアフリカや途上国の秘境や僻地で写真を撮りながら、“アフリカ人の美しさ”や”アフリカの面白さ”を伝えるべく、講演会やコラム寄稿などの活動を積極的に行っている。

写真集に『SURI COLLECTION』(いろは出版)がある。

5月末には扶桑社より自身のブログをまとめ直した『ヨシダ、裸でアフリカをゆく』が発売予定。

[Nagi Yoshida(ヨシダナギ)Official Web Site]
[Nagi Yoshida Photography[Facebook]]

Nao

Nao ライター
メーカー、ITベンチャー勤務を経てフリーランスに。
学生時代から旅を続け、渡航国は現在50カ国。
特技は陸路国境越え。グルメレポート翌日に大学の最先端研究を取材したり、ロシア州知事にインタビューしたり。幅広い対応力とフットワークの軽さが自慢。日本ソムリエ協会認定資格ワインエキスパート保有。



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