
お仕事にまつわる14の質問!

飛行機の裏側って、どうなっているんだろう。どんな面白さがあって、どんな秘密があって、どんな想いが乗せられているんだろう。飛行機と一緒に毎日働くって、どんな気分なんだろう。
そこで、JALで働く6人に、30の質問! 第1回はお仕事にまつわる14の問いかけです!
Q.1 職種とお名前を教えてください。
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堤 真菜さん
客室乗務員(以下CA)です。
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亀山 淳一さん
運航乗務員(以下パイロット)です。
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川上 七星さん
グランドスタッフ(以下GS)です。
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佐久間 迅人さん
整備士です。
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安藤 夕陽さん
グランドハンドリング(手荷物や貨物の搭載・積み下ろし、飛行機の誘導などを行う仕事。以下グラハン)です。
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菊川 芽生さん
機内食開発です。
Q.2 仕事前に必ずするルーティンは?

CA 堤さん「仕事前には必ず靴を磨きます」
よく磨かれた靴だけでなく、立ち姿や仕草も美しいCAの堤さん
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パイロット
亀山さん必ずストレッチをやります。
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GS 川上さん
靴磨きです。
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整備士
佐久間さんコーヒーとチョコレートで気合い入れます。チョコレートは断然ビター派です。
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グラハン
安藤さん自動販売機でブラックコーヒーを買って、気合を入れてから仕事に取り組んでいます。
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機内食開発
菊川さん絶対に朝ご飯を食べることです。
Q.3 一年に何回飛行機に乗りますか?

パイロット 亀山さん「少なくとも100回以上は飛行機に乗ります。プライベートはほぼ乗りません。(笑)」
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CA 堤さん
年間200回ほど乗務します。プライベートは10回ぐらいです。
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GS 川上さん
24回です。月1回ほどプライベートで往復します。
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整備士
佐久間さん4回、5回ぐらいですね。プライベートがほとんどです。
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グラハン
安藤さん大体2カ月に1回ぐらい乗ってます。多いときは月に1回ぐらい。プライベートです。
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機内食開発
菊川さん昨年は10回ほど飛行機に乗りました。プライベートです。
Q.4 好きな路線は?

グランドスタッフ 川上さん「羽田-伊丹路線。特に羽田空港や伊丹空港にアクセスのいい地域なら、陸路より早いときもあります」
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CA 堤さん
ベトナム線です。ベトナムのおいしいローカルフードとマッサージを受けることが楽しみです。
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パイロット
亀山さん国内線が一番好きです。その理由は時差がないからです。体が楽ということで。
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整備士
佐久間さん羽田-沖縄です。富士山も見れますし、沖縄で綺麗な海が空から見えますし、あと機内エンターテインメントも十分楽しめる時間があるので好きです。
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グラハン
安藤さん羽田-沖縄間が時間的にも長くて、映画を見たり、ちょっと一眠りするのにもちょうどよくて好きです。
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機内食開発
菊川さんやはり地元に帰る羽田-鹿児島路線が一番好きです。
Q.5 好きな機内食は?

機内食開発 菊川さん「ちょっとマニアックなんですけど、羽田-シドニー線のエコノミーの2食目に現在提供されているパンケーキの機内食*になります。というのも、実はこの機内食は私自身が開発を担当しているので……! 一番好きな機内食です」
*2026年2月現在。予告なく変更になる場合があります。
菊川さんが開発を担当した機内食。リコッタパンケーキ ポークソーセージとハッシュドポテト添え、メープル入りシロップ ホイップバター、ヨーグルト、フルーツなど
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CA 堤さん
いつも機内食は和食を選んでいます。
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パイロット
亀山さん機内食、すべておいしいと思うんですけれども、「うどんですかい」や「そばですかい」ですかね。いわゆるカップラーメンが結構好きです。
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GS 川上さん
JAL限定のハーゲンダッツ。日替わりとか月替わりとかだったりするんです。
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整備士
佐久間さんハーゲンダッツです。やはりバニラが好きです。
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グラハン
安藤さん韓国に行ったときに食べたビビンバの機内食がとってもおいしかったので好きです。
Q.6 職場で流行っているマイブームは?

グランドハンドリング 安藤さん「最近仲のいい同僚と“御翔印(ごしょういん)”を集めるために各地の空港をいろいろ回っています。“御翔印”は、JALの就航している国内線の空港で、それぞれの空港版の御朱印に似たものです」
御翔印
写真は発売1周年記念の特別版・数量限定「御翔印」。金箔入りの文字が輝くデザインです。
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CA 堤さん
「ゴリラのひとつかみ」というふくらはぎケアアイテムが流行っております。
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パイロット
亀山さん最近パイロットの世界でもAIというのがだいぶ浸透してきていまして、Google NotebookLMというアプリが流行っております。それを使いますと、あっという間に色々なドキュメントから必要な情報を出してくれるんです。
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GS 川上さん
おいしいお菓子の交換。最近おいしかったのは、京都の阿闍梨餅や宮崎のチーズ饅頭です。職業柄だと思うのですが、みんないろいろなところに行くので、普段食べたことのないご当地のお菓子をお土産で買ってきてくれます。
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整備士
佐久間さんトレーニングとかサウナだとか、コンディションを整えるようなものはみんな好きですね。
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機内食開発
菊川さんカレー作りにハマっております。JALのラウンジカレーというのがすごく有名なんですけど、それを超えたカレーを作りたいという想いから。
Q.7 仕事中「うれしい」と感じる瞬間は?

整備士 佐久間さん「自分の関わった飛行機が無事に出発して、窓からお客さまが手を振り返してくれたときは嬉しく感じます」
佐久間さん「しっかり見えています! おそらく飛行機に乗っているお客さま側から見たら、『自分のことは、外にいるスタッフからはそんなに見えていないんだろうな』と思いますよね。
だから手を振り返してくれた人には、僕はちゃんと歯を見せて笑って、両手を振ったり繰り返したりします。ちゃんと見えているよ、というサインです。たとえ笑顔まではっきり見えなくても、振っている手が速くなる人は、今喜んでくれているんだな、とわかります」
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CA 堤さん
到着してドアが開いて、お客さまお一人お一人のお顔を見ながらありがとうございましたとお伝えする瞬間です。
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パイロット
亀山さん定刻よりも早く着いたときが一番嬉しいです。
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GS 川上さん
お客さまと楽しくお話をできているときです。
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グラハン
安藤さん私たちは最後飛行機で飛び立つお客さまに向かって手を振るんですけど、そのときお客さまから手を振り返していただけた瞬間がすごく嬉しかったです。
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機内食開発
菊川さんお客さまから「今までで一番おいしかった」というお言葉をもらえたときが一番嬉しい瞬間ですね。
Q.8 この仕事で驚いたことは?

CA 堤さん「朝2時半に起きることがあるんだと驚きました」
堤さん「羽田発那覇行の一番早い便(JL901)に乗務する際は、4時過ぎには出社して着替えなどの準備を始めるので、2時半には起きるようにしています。入社してまだ間もない頃、起きる時間を計算して驚いたことを覚えています」
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パイロット
亀山さんパイロットの免許と言いますか、ライセンスの有効期限なんですけれども、これが1年というのに最初驚きました。更新するときって結構な緊張感があるんです。その月はもうみんな月初めから憂鬱な気分になります。
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GS 川上さん
思っていた以上にお客さまの目に触れない仕事が多いです。
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整備士
佐久間さん想像以上に緻密な世界でした。
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グラハン
安藤さんすごく大きい車両だったり、機材だったりっていうのを自分の力で動かすこと。
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機内食開発
菊川さん機内食って制約がいっぱいあるんですけど、そういう制約とか考えず、フルスイングで作ってみなさいって言われたときが一番驚きました。制約の中で考えちゃうと、本当においしいものだったり、お客さんが求めているものが作れなかったりするから、とりあえず自分が機内で食べたいと思う機内食を作ってみなさい、ということだそうです。
Q.9 仕事をしていて「成長した」と思う瞬間は?

グランドハンドリング 安藤さん「それぞれ車両や航空機を操作するにあたって資格の取得が必要なんですけど、その資格の新規取得ができたときに一番やりがい、成長を感じます。
パッセンジャー・ボーディング・ブリッジの操作は特に難しいです。トーイングトラクターは外で走っていると爽快感があって、冬は寒いんですけど、夏はすごく気持ちいいですね。雨のときは一応合羽はあるんですけど、びしょびしょになりながら仕事してます」
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CA 堤さん
仲間の成功体験を自分事のように喜べたときです。
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パイロット
亀山さん予想していないことが起きたときに、若い頃はびっくりすることから始まるんですけれども、だんだん年を経るごとに何か突発的なことが起きたとしても、どうやって対応しようかなとゆっくり考えられるぐらいになったことが、成長したかなというふうに思います。
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GS 川上さん
何事にも躊躇しなくなったこと。
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整備士
佐久間さんどんなシーンでも落ち着いて判断、行動できたときは成長したなって思います。
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機内食開発
菊川さん物事に対して3歩先まで予測することができて、その3歩先の事前準備ができたことですかね。
Q.10 一番うれしかったお客さまの言葉は?

グランドスタッフ 川上さん「たった一言なのですが、『さすが』と言われたときは言葉に重みがあって嬉しかったです。お客さまにガムテープをお貸ししたんですけれども、何に使うのかなってちょっと気になって様子を見ていたところ、スーツの埃を取られていたので、その後ゴミをもらいに行ったりですとか、見えてなかったところの埃を取ったりしたときですね」
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CA 堤さん
『あなたのようなCAさんがいるからJALが好きです』という言葉をいただきました。
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パイロット
亀山さん台風とか天気が悪くて、条件付き運航で戻るかもしれないと言われているときに、無事に着陸したときに『届けてくれてありがとう』というふうに言われたときが一番嬉しいです。
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整備士
佐久間さんシンプルに『ありがとう』ですね。
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グラハン
安藤さんやっぱりお客さまに手を振ったときに振り返していただいたときが一番嬉しかったです。
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機内食開発
菊川さん機内食が『今までで一番おいしかった』というお言葉が一番嬉しかったです。
Q.11 仕事終わりのご褒美は?

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CA 堤さん
仕事の後お風呂上がりのアイスクリームです。ハーゲンダッツが大好きです。
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パイロット
亀山さん仕事終わりのご褒美アイスを食べることです。ジャイアントコーンが好きです。
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GS 川上さん
コンビニのデザート。お気に入りはセブン‐イレブンのエクレアです。
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整備士
佐久間さん温かいお風呂です。
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グラハン
安藤さんご褒美はお家に帰ってから浸かる長風呂です。
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機内食開発
菊川さん焼肉ですね。やはり大きな仕事が終わったときは必ず予定に焼肉を組み入れています。
Q.12 一日だけJALで他の職種を経験できるなら何をしたい?

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CA 堤さん
整備士です。飛行機の博士になってみたいなと思います。
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パイロット
亀山さん制服が全く似合わないと思うんですけど、客室乗務員をやってみたいです。普段お客さまと僕らパイロットは接する機会がないので、実際自分が乗っている便のお客さまがどういう方なのかとか、ぜひ直接お話をしてみたいなと思っております。
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GS 川上さん
機内食を作ってみたいです。
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整備士
佐久間さんJALロイヤルケータリング(機内食)に行ってみたいです。
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グラハン
安藤さん客室乗務員(CA)かグランドスタッフの仕事を経験して、制服に一度袖を通してみたいなって思います。
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機内食開発
菊川さん客室乗務員(CA)になりたいです。お客さまに直接機内食を提供して、どのような反応で機内食を召し上がっているのか、特に自分が考えたメニューがどのような反応なのか、直にお客さまと話してみたいなという気持ちはあります。
Q.13 これから挑戦したいことは?

機内食開発 菊川さん「海外のお客さまに正しい日本食を機内食で表現していきたい、というのが挑戦したいことです。今、海外のお客さまがいろんなところから日本に来ていて、また日本からも日本の文化が海外へ行っている中で、やはり正しい日本食、正しい和食というものを伝えられるのが日本航空であり、うちの機内食でできることだと。いろいろな方と協力して、正しい日本食、正しい和食を伝えていきたいなと思います」
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CA 堤さん
さまざまなジャンルの「日本3大〇〇」を制覇したいと思っています。
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パイロット
亀山さんずっとこの仕事しかしていなかったというのもあるので、全く違う職種の方とちょっと話してみたりとか、関わりを持ちたいなという風に思っております。
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GS 川上さん
行ったことのないところに旅してみたい。
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整備士
佐久間さん自分自身のメンテナンスです。仕事も休みの日も全力で楽しめるように、全体的に健康でありたいなって。
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グラハン
安藤さんせっかくパスポートを取ったので、海外の色々なところに行ってみたいなって思っています。ハリー・ポッターが好きなので、本場のイギリスに行ってみたいです。
Q.14 同じ職種を目指す人へのアドバイスを一言!

パイロット 亀山さん「私がパイロットの試験を受けたときは、パイロットというと英語ができて、理系で物理とか数学とかがすごく得意な人というイメージだったんですけれども……私自身を見てみると、初めて飛行機に乗ったのが大学の卒業旅行で、海外も行ったことがありませんでしたし、英語も通常の教育で受ける程度しか話せませんでした。文系で物理・数学が大の苦手です。
もしパイロットという職種に自分の中でハードルを設定して難しいと考えている方がいらっしゃったとしたら、ぜひ気軽にこの職種を選んでいただきたいなと思っております」
亀山さん「パイロットの採用試験というのは通常の採用よりも早い時期なので、就職活動の練習として受ける人が僕らの当時は多かったんです。実際僕も志望度がそれほど高くない状態で受けたのですが、そのときにたまたま目の前を通りかかったパイロットの方がすごく格好よくて。さっそうと歩いている姿を見て、ああ、この仕事だなと思うようになりました」
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CA 堤さん
客室乗務員は毎日新しいヒト・モノ・コトとの出会いに溢れている職業です。ぜひ空の上でお会いしましょう。
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GS 川上さん
明るく元気に前向きに。
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グラハン
安藤さん航空業界と一言に言っても、カウンターで働く方だったり、自分みたいに外で働いていたり、様々な職種があります。自分のやりたい仕事が絶対に見つかる業界かなと思いますので、まずは調べていただいた上で、自分に合った仕事を見つけていただければと思います。
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機内食開発
菊川さん食だけではなくて、日本の流行だったり、トレンドに敏感になってほしいなと思います。機内食というのは、その当時の歴史や文化が影響していることもあるので、その背景を汲み取る上でもとても大切なことだと思います。その情報が今すぐ役に立たなくても、他の場面だったり、5年後、10年後に力を発揮することもあると思っているので、いろんなアンテナをしっかり張っていってほしいなと思います。

整備士 佐久間さん「緻密な世界ですが、ものすごく細かい人じゃなくても、整備士はもちろん目指せます。むしろ異業種間のやりとりにおいては、細かすぎないことが大事な場合もあるからです。
例えばパイロットやCAと機材トラブルについて話すときなど、細かく専門的に話しすぎるとコミュニケーションがうまくいきません。相手は時間がないなか、“飛べるのか飛べないのか” “どういうときにトラブルが起こるのか”単純な回答を求めている場合が多いからです。
飛行機は到着してから再び出発していくまで、パイロットやCA、掃除・燃料・貨物の積み込みなど本当にいろいろな人が関わってくるので、その人たちとコミュニケーションがとれないと、やはりこの業務はうまくいかないんです。
毎日天候も違えば飛行機のコンディションも安定しているわけではないので、結構変化があって刺激的で楽しいです。ぜひ待っています」

「特集 JALで働く6人に30の質問!」、明日は「好きな飛行機の機種編」をお届けします。なんと、エンジンから甘い香りのする飛行機があるそうですよ。
画像素材:PIXTA
©︎Aya Yamaguchi


