スペイン・カナリア諸島の一部、ランサローテ島のハヌビオ製塩所には、アイシャドウのパレットのような色合いの塩田が広がっています。
もとは港として使われていた場所。火山の噴火によって流れ出した溶岩が港をふさいでしまい、港としての役目を果たせなくなったそうです。塩田の奥に見える干潟のエメラルドグリーンが眩しい!
その後、たまった海水が蒸発して塩を残したことから、塩田として使われるようになりました。昔ながらの製法の伝統を伝えるため、援助を受けながらこのように塩が造られているそうです。
青、ピンク、紫・・・天然のものとは思えない鮮やかさです。これは、塩の濃度のよって繁殖する菌類や藻の種類が異なることから生まれる絶景なんだとか。いつでもこんなカラフルな風景が見られるわけではないんですね。
こちらは渋い色合わせ。ナチュラルメイクに合いそうです。
夕日が塩田のパレットに溶け込むと、辺りはパステル調に。優しい雰囲気が漂う夕暮れです。
ランサローテ島には、この他にも火山島特有の不思議な光景や300以上のクレーターが見られ、美しいビーチもあり、ヨーロッパの人たちにはなじみのあるバカンス地だそうです。ヒトコブラクダに乗って散歩もできますよ。