【要塞跡地】東京湾に浮かぶ無人島、猿島を探検してみた

Posted by: 今井明子

掲載日: May 12th, 2014

東京湾に浮かぶ無人島「猿島」を探検してみた
©Akiko Imai

横須賀からたった10分の航海で到着!

横須賀へ行くと、沖合にぽっかりと浮かんでいるのが見える猿島。東京湾に浮かぶ無人島で、船で気軽に島まで行くことができます。出発は、三笠公園。ここから約10分の船の旅です。

東京湾に浮かぶ無人島「猿島」を探検してみた
©Akiko Imai

船が到着した桟橋のすぐ近くには砂浜が広がっており、夏になると海水浴や釣りを楽しむ観光客で大変なにぎわいを見せます。以前はバーベキューも楽しめたのですが、現在は当面、火を使うことは禁止されているそうです。

無人島とはいえ、売店やトイレもあります。

東京湾に浮かぶ無人島「猿島」を探検してみた
©Akiko Imai

要塞の跡地を歩いてみよう

しかし、猿島の面白さは、それだけではありません。
島の奥に足を踏み入れると、景観ががらりと変わります。

鬱蒼とした森。赤レンガの壁。
実は猿島は、旧陸軍・海軍の要塞として利用されており、長らく一般人の立ち入りが禁止されていました。

東京湾に浮かぶ無人島「猿島」を探検してみた
©Akiko Imai

船着き場付近の喧騒がうそのようです。
真っ暗なトンネルを歩くのも、ドキドキします。探検している気分になりますね。

実はこのトンネル、暗すぎて自然と手をつないでしまうので、「愛のトンネル」と呼ばれています。

東京湾に浮かぶ無人島「猿島」を探検してみた
©Akiko Imai

砲台の跡もあります。こんなところがいかにも要塞ですよね。

東京湾に浮かぶ無人島「猿島」を探検してみた
©Akiko Imai

一番奥には、磯の海岸が。
こちらは人が少ないので、プライベートビーチ感を味わえます。

小さい島ですが、さまざまな表情を持つ猿島。
夜に訪れたらさそかしスリル満点・・・と思いきや、島での宿泊はできません。
船の最終便で必ず帰らなければいけないのですが、混雑して乗れなかったということのないように、余裕を持って乗船するのをおすすめします!

PROFILE

今井明子

Akiko Imai ライター・気象予報士

「団子より花」をモットーに、グルメよりは生き物や絶景を求めて旅するフリーライター。普段は医療系記事・育児&教育系記事・子ども向け科学本などを執筆する傍ら、気象予報士としてお天気教室の講師も務める。共著書に『気象の図鑑 (まなびのずかん)』(技術評論社)がある。

「団子より花」をモットーに、グルメよりは生き物や絶景を求めて旅するフリーライター。普段は医療系記事・育児&教育系記事・子ども向け科学本などを執筆する傍ら、気象予報士としてお天気教室の講師も務める。共著書に『気象の図鑑 (まなびのずかん)』(技術評論社)がある。

SHARE

  • Facebook