地球の不思議!フラミンゴをピンク色に染める世界の絶景湖3選

Posted by: 山口彩

掲載日: Jun 22nd, 2014

フラミンゴをピンク色に染める、世界の絶景湖3選

フラミンゴを、ではなく無数のフラミンゴでピンク色に染まる湖、ではないの? そう思う人もいるかもしれません。しかしフラミンゴがピンク色なのは、一部の湖に生息する、赤い色素を含んだスピルリナという藻を餌としているからなのです。

世界のフラミンゴ絶景とともに、フラミンゴの不思議な生態をご紹介します。

ボゴリア湖(ケニア)

数百万のフラミンゴで埋め尽くされるボゴリア湖。あまりの多さに一体どこだかわからないほどです。

フラミンゴをピンク色に染める、世界の絶景湖3選

ボゴリア湖には、いくつもの間欠泉があり、熱湯が湖に流れ込みます。そして生まれたアルカリ性の温かい湖に、フラミンゴの大好物である藻が繁殖するのです。

フラミンゴをピンク色に染める、世界の絶景湖3選

やってきたフラミンゴたちは、最初はさほどピンク色ではありません。

それが藻を食べ、だんだんとピンク色に染まっていきます。

フラミンゴをピンク色に染める、世界の絶景湖3選

鮮やかなピンク色に染まると、求愛のダンスが始まります。ダンスを通じて気の合ったもの同士がカップルとなるのです。

フラミンゴをピンク色に染める、世界の絶景湖3選

パートナーが見つかると、巣作りに飛び立ちます。彼らは、生涯同じパートナーと仲良く暮らすのです。

ナクル湖(ケニア)

フラミンゴをピンク色に染める、世界の絶景湖3選

夕暮れとフラミンゴが、湖に彩りを添えるナクル湖。息をのむほどの絶景です。

フラミンゴをピンク色に染める、世界の絶景湖3選

フラミンゴは、オスとメスが交替で卵を温めるなど、協力して子育てをします。生まれた赤ちゃんは当然、ピンク色ではありません。フラミンゴミルクと呼ばれる、赤いミルクを親が喉の奥から分泌し、口移しで与えることで、だんだんとピンク色に染まるのです。ちなみにこのミルク、オスからも出るんです!

ラグーナ・コロラダ(ボリビア)

フラミンゴをピンク色に染める、世界の絶景湖3選

赤の湖とも呼ばれるラグーナ・コロラダ。湖水の赤い色もまた、藻や微生物の色素によるものです。

フラミンゴをピンク色に染める、世界の絶景湖3選

フラミンゴの脚は、強いアルカリ性の湖水にも耐えられるようにできています。片足で立つ姿が有名ですが、水の中にいるときに体温を奪われないようにするためなのだそう。

フラミンゴをピンク色に染める、世界の絶景湖3選

フラミンゴをピンク色に染める、世界の絶景湖3選

湖水は、そのときどきの状況により、さまざまな色彩に変化します。まさに天然のパレット。フラミンゴがいないときもまた、絶景を魅せてくれるのです。

[Some Photos by shutterstock.com]

PROFILE

山口彩

Aya Yamaguchi 統括編集長

インターネットプロバイダ、旅行会社、編集プロダクションなどを経てフリーに。旅と自由をテーマとしたライフスタイルメディア「TABIZINE」編集長を経て、姉妹媒体「イエモネ」を立ち上げる。現在は「TABIZINE(タビジン)」「イエモネ」「novice(ノーヴィス)」「bizSPA!」統括編集長。可愛いものとおいしいものとへんなものが好き。いつか宇宙に行きたい。

インターネットプロバイダ、旅行会社、編集プロダクションなどを経てフリーに。旅と自由をテーマとしたライフスタイルメディア「TABIZINE」編集長を経て、姉妹媒体「イエモネ」を立ち上げる。現在は「TABIZINE(タビジン)」「イエモネ」「novice(ノーヴィス)」「bizSPA!」統括編集長。可愛いものとおいしいものとへんなものが好き。いつか宇宙に行きたい。

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