バリ島の有名な観光地、クタとは一味違う魅力があるのが、山あいの街、ウブド。バリ芸術の中心地とも言われています。この街にはあちこちに寺院があり、バリ島に住む人たちの伝統を垣間見ることができます。夜はウブド王宮で、バリの伝統舞踊である、レゴンダンス、ケチャダンスなどを堪能でき、バリ島の芸術を全身で味わえる魅惑の街です。一度、ウブドを訪れると、不思議と何度も訪れたくなります。まるでウブドに住むバリアン(シャーマン)にマジックをかけられたかのように・・・。
毎晩違うダンスが観られるサレン・アグン宮殿
サレン・アグン宮殿(ウブド王宮)では、毎晩19時半~から、バリの伝統的なダンスを観ることができます。現地ガイドに聞いた話では、レゴンダンスの踊り子になるために、小学生からレッスンを受けるそうです。バリ島に住む人々にとって、伝統のダンスを継承していくことは、目標であり、喜びなのでしょう。
ユニークな美術品もあるネカ美術館
この美術館の絵画を観れば、バリで暮らす人々の伝統と宗教、世界観などが、よくわかります。中には現代美術を思わせるアバンギャルドな絵画もあり、まったく退屈することがありません。
住所:Raya Campuhan St. Kedewatan Village, Ubud Gianyar 80571
営業:9:00~17:00 (月-土)、12:00-17:00(日)
入場料:5万ルピア
マス村の伝統工芸の木彫が見られるビダダリ・アート・ギャラリー
思わず「おお」と声を上げたくなるほどの独特の曲線美がある木彫が揃っているアート・ギャラリーです。仏像の木彫も見事で、目を引きます。こちらで木彫を購入することも可能。ウブドを訪れると、無性に行きたくなります。
今もなお、謎が残るビダダリ・アート・ギャラリー
バリのウブドの有名な観光地となっているゴア・ガジャ遺跡。大きな顔が掘られた洞窟の中に入っていくと、一瞬ヒヤリとして、これまでに味わったことのない空気感を肌で感じることができます。この遺跡には沐浴場もあり、バリに住む人々の信仰心の厚さを感じることもできるでしょう。
何故かウブドのことを想うと毎回「帰りたい」という気持ちが湧き上がってきます。それだけ、魅力があり、どこか懐かしさを感じる不思議な街なのです。
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