民芸品以外も可愛い雑貨がたくさんあるメキシコ
『キュートな雑貨天国メキシコ「オアハカ」』の記事でも紹介したように、メキシコといえば民芸品の宝庫ですが、日用雑貨や宗教雑貨にまで可愛いものがたくさんあります。生活に豊かな彩りを加えてくれる雑貨の数々を紹介します。
ユルさがいい感じの、かごバッグ
元祖エコバッグと言えそうな、市場への買い物に使われるかごバッグ。メキシコでは、おばちゃんが使用している率が高いのですが、独特な色使いが他にはない感じで可愛いです。プラスチックのひもで編まれていて頑丈だし、濡れたものを入れても平気なので、海水浴やピクニックへ気軽に持って行けます。洗濯物を入れたり、こまごまとしたものを収納するのにも大活躍します。
<どこで買える?>
かごバッグはメキシコの町の中にある市場で購入できます。
観光客向けのお土産物屋や民芸品専門店でも扱いがありますが、値段が高く設定されています。
昔っぽいホーロー鍋
メキシコの家庭にひとつは必ずある素朴なホーロー鍋。ターキッシュブルーのシンプルなデザインがレトロで可愛いと評判です。
<どこで買える?>
ホーローの鍋は市場やスーパー、料理用品店で購入できます。
キッチュで懐かしいオイルクロス
市場や食堂のテーブルの上に被されているのがエナメルや桐油でコーティングされた布=オイルクロス。
耐水性があり丈夫です。メキシコのオイルクロスは個性的なデザインが多いので、インテリアのアクセントになります。
オイルクロスで出来たバッグやポーチのような雑貨もあります。©Miho Nagaya
<どこで買える?>
オイルクロスは市場や生地屋で販売されています。
派手でポップな宗教グッズ
国民の80%以上がカトリック信者であるメキシコには、宗教グッズがたくさんあります。
信仰のためのグッズといっても、かなりポップな色合いなので、外国人からしたら面白いです。
とくにメキシコの守護聖母である、褐色のマリア、グアダルーペをモチーフにしたものは日本でも人気があります。
壁掛けランプや聖水ボトルはオブジェとして人気 ©Miho Nagaya
信仰のためのお守りなども、なんだか可愛らしい ©Miho Nagaya
小さなチャームのようなものはミラグロといって、教会に願掛けするときのもの。手や足、胃、心臓、目、耳、子どもなど、さまざまなモチーフがあり、自分の治したい身体の部位のチャームを選び、願掛けをする時に、教会内のミラグロを貼る掲示板のような場所に貼ります。またお守りのように使うこともできます。
2012年、フランスのシューズデザイナーのクリスチャン・ルブタンが、ミラグロモチーフをたくさん使ったハイヒールサンダルを発表したことから、日本のファッション業界でも注目されました。
<どこで買える?>
教会の中や、その周囲にあるお店で購入可能
グアダルーペ寺院周辺の宗教グッズ販売店 ©Miho Nagaya
お祭りに使われるカラフルな切り紙の旗
パペルピカドというカラフルな切り紙(中国の切り紙と似ているけれど、メキシコでは型から抜いて絵が作られる)は、メキシコのお盆である死者の日や、祭りなどで町に飾られるデコレーショングッズです。
天井に飾るだけで一気にメキシコらしい雰囲気になる ©Miho Nagaya
パペルピカドいろいろ。薄いお花紙のようなものでできている ©Miho Nagaya
<どこで買える?>
死者の日期間(10月31日〜11月2日)直前の10月あたりには、ヴァリエーション豊かなパペルピカドが町のいたるところで販売されます。ただ、それ以外の期間に探すのはちょっと難しいです。民芸品店やお土産物屋では、年間を通して販売されていますが割高です。
陽気なルチャリブレグッズ
メキシコが誇る大衆文化が、マスクレスラーたちが闘うメキシカンプロレスのルチャリブレ。
驚きと感動と笑いを与えてくれる試合を観たら、ついついマスクが欲しくなってしまいますよね。
マスク以外にもキーホルダーやTシャツなどたくさんのルチャグッズがあります。
観客もレスラーも一体になって楽しむのがルチャリブレ ©Miho Nagaya
<どこで買える?>
ルチャリブレ開催日の会場の周辺に出る露店でグッズが買えます。まとめ買いすれば値引き交渉もできますよ。
民芸品市場などにもルチャのマスクが売られていますが、割高です。
日本でメキシコの雑貨が買えるお店
メキシコの雑貨に興味あるけれど、遠いからなかなか行けないという方におすすめしたい雑貨店が大阪のP.A.D. です。
シルバーアクセサリーをメインに、さまざまなメキシコ雑貨が集まります。
オーナーの金湖さんが3ヶ月ごとにメキシコでの買い付けを行っているので、常に面白い商品を見つけることができます。 お店のコンセプトは「作る人のあたたかさが感じられる物。職人の技!でもなく、大量生産でもない物」だそうです。
現地の膨大な数の雑貨の中から「これぞ!」という可愛いものに巡り会うまでがなかなか大変なのですが、金湖さんが粘り強く見つけて来た商品は、どれもとても素敵。
身につけたり、部屋に飾ったら元気になれそうなグッズが集まっていますよ。