ピラミッドやジャングルなど、多くの謎を残したマヤ文明。マヤの人々が聖なる泉として崇めた「セノーテ」は、雨の神が住む異世界として信じられてきました。そんなミステリアスなセノーテが点在するユカタン半島は、メキシコの観光名所のひとつ。中でもカンクンの周辺にある「グランセノーテ」は、一度見たら虜になってしまう程神秘的な光景が見られるスポットです。
幻想的な光のカーテンが差し込む地底洞窟
ユカタン半島の陥没穴に、地下水が溜まってできた天然の泉「グランセノーテ(Gran Cenote)」。数あるセノーテの中でも人気の高いスポットで、100m先まで見える程の透明度を持っています。海や川とはひと味違う幻想的な光景が見られ、マヤの人々が異世界と信じたのもうなずけます。その光景のひとつが、セノーテに陽が射した時に見られる光のカーテンで、外からこぼれるように降り注ぐ太陽はまるで神々が住む世界へと誘うよう。
思わず散策したくなるグランセノーテの魅力
言葉を失うほど美しい光景が見られるグランドセノーテ。大自然の中に隠れるコバルトブルーのプールには、小さな魚や亀が泳いでおり、天然の水族館に訪れたような錯覚に陥ります。光の差し込む水中や神秘的な洞窟の中など、セノーテでも全く違った印象を受ける場所も多く、時間を忘れて散策を楽しんでしまいそう。
水着だけあれば大丈夫!
透明度が高い為、浅瀬でも海底にいるような美しい光景に出会えるグランセノーテは、スキューバダイビングの免許がない人でもダイビングが可能なスポットとしても知られています。現地では、シュノーケリングセットやウエットスーツの貸し出しも行っている為、持ち物は水着だけでOK!簡易更衣室やシャワールームもありますので、その場で着替えることも可能です。
神秘の泉、グランセノーテ。異世界への入り口のような幻想的な光景は、誰もが虜にされる理由のひとつです。もしかしたら、知らぬ間に神々の世界へと足を踏み入れているのかもしれませんね。
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