地球の鼓動を感じられる場所…それは火山。国内では間近で見ることがなかなか難しいですが、世界には観光地として訪れることができるスポットがいくつか存在します!神秘的な青い炎を放つ火山や、スリルを味わいながら火口付近まで近づける火山まで種類は様々。今回は、そんなパワフルで個性的なスポットをいくつかご紹介したいと思います。
青く輝く神秘の火山
インドネシアのジャワ島の東部に位置する『イジェン山』。ここは「青いマグマ」がみえると話題を集めているスポットです。青いマグマを見るには険しい山道を2時間程歩きますが、暗闇の中に広がる神秘的な青い世界と、脈動する地球の力強さには、思わず息をのんでしまいそうです。
なぜ青いマグマが生まれたのかというと、このイジェン火山は硫黄物質を非常に多く含んでおり、その硫黄がマグマと化学反応を起こして青く見えるのだとか。
世界で最も活動が盛んな活火山
噴火している火山を見るには、険しい山道をひたすら登り、危険を侵して噴火口へ近づいていくイメージがありますが、イタリアの地中海には、気軽に見ることができる噴火スポット『ストロンボリ火山』が存在します。
世界的で最も活動が盛んといわれている活火山のため、一年中豪快な噴火が見られる場所として、イタリアではちょっとした観光地にもなっています。昼間は水蒸気とガスであまりその姿を見ることは出来ませんが、夜になるとその風景は一変。迫力のある噴火とマグマが現れるそう。
吹き上げるマグマを間近で体感
もっと迫力のある噴火を体験してみたい!という時には、バヌアツ共和国のタンナ島にある『ヤスール山』がお勧め。ここは、世界で最も火口に近づけると火山といわれている場所で、同時に命知らずの挑戦者が集結する観光スポットになっています。
雷のような轟音と目の前で繰り広げられている大噴火は、あまりの迫力に恐怖さえ感じるそう・・・。さらに、観光地としての整備がされておらず、運が悪ければ巨大な溶岩が自分に向かって降ってくる場合もあるのだとか!徒歩20分程で噴火口に到着できるため、登山で諦めてた人も挑戦することができますが、どうやらヘルメットは着用したほうが良さそうです。
火山が見えるポイントというのは、やはり危険と隣り合わせているため、それなりの準備や気持ちが必要です。手軽に行ける観光地では有りませんが、それだけに、素晴らしい感動と体感を与えてくれそうです。
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