ジョン・レノンも愛した店「タバーン・オン・ザ・グリーン」が再オープン!

Posted by: 青山 沙羅

掲載日: Oct 9th, 2014

映画「ゴーストバスターズ」「ウォールストリート」「ステラ」「ニューヨークストーリー」「ニューヨーク、アイラブユー」にも登場したセントラルパークにある高級有名レストラン「タバーン・オン・ザ・グリーン」。

ジョン・レノンやマドンナ、マイケル・ジャクソンといったセレブのパーティに使われる社交場でした。シャンデリアが下がり、華やかに一斉を風靡したレストランは、2009年に倒産、その年12月閉店しました。しばらく建物は、セントラルパークの公園のビジター・センターと、ギフトショップに使われていました。あまりの地味な変貌に、ニューヨーカーは見てみぬふりをして、通り過ぎたものです。

そして、5年の歳月を経て、2014年4月再オープン。
店のロゴが、鹿から羊に代わっていました。 もともとここは、羊納屋があった場所だったのです。

ジョン・レノンが愛した店「タバーン・オン・ザ・グリーン」再オープン
©Hideyuki Tatebayashi

ちょっと覗いてみましょうか。こちらは、ギフトショップ・コーナー。羊のロゴ付きグッズが販売されています。

ジョン・レノンが愛した店「タバーン・オン・ザ・グリーン」再オープン
©Hideyuki Tatebayashi

ターゲットを観光客に絞ったようですね。

ジョン・レノンが愛した店「タバーン・オン・ザ・グリーン」再オープン
©Hideyuki Tatebayashi

以前に比べて、ぐっとカジュアルな感じ。敷地は半分になったそうで、コンパクトになりましたね。

ジョン・レノンが愛した店「タバーン・オン・ザ・グリーン」再オープン
©Hideyuki Tatebayashi

夏期はアウトドア・スペースがオープン。人気観光地セントラルパーク内にあるので、価格はお安くはないですが、以前よりはお手頃になったようです。

ジョン・レノンが愛した店「タバーン・オン・ザ・グリーン」再オープン
©Hideyuki Tatebayashi

テイクアウト・コーナー(写真左手)は、コーヒーやベーグル、サンドイッチも買えます。外にトイレも設置されて、便利に。気軽に利用出来ますが、かつてのファンシーなイメージはすっかりなくなりました。

ジョン・レノンが愛した店「タバーン・オン・ザ・グリーン」再オープン
©Hideyuki Tatebayashi

2009年12月閉店直前

ストレッチ・リモがずらりと前に並ぶようなレストランでした。ジョン・レノンは毎年ここでバースデー・パーティをしていたそうです。

ジョン・レノンが愛した店「タバーン・オン・ザ・グリーン」再オープン
©Hideyuki Tatebayashi

NYの社交のステータス、一般庶民は行けない憧れの場所。「タバーン・オン・ザ・グリーンで、週末にブランチを食べる」はニューヨーカーのとびきりの贅沢でした。ホリデーシーズンには、華やかなランタンやイルミネーションで飾られ、着飾った人々の笑い声がさざめいたのです。木を刈り込んで、キングコングやゴジラの形にしたデコレーションも名物でした。
しかしながらこの年末をもって、75年間営業してきた店を閉店。華やかなシャンデリアや、ティファニーのステンドグラス・ランプ、様々なデコレーションは、負債にあてるため、競売にかけられたそうです。

ジョン・レノンが愛した店「タバーン・オン・ザ・グリーン」再オープン
©Hideyuki Tatebayashi

2009年4月

以前のロゴは鹿でした。創業当時、羊納屋があったので、野生の鹿もセントラルパークにいたのかもしれませんね。

ジョン・レノンが愛した店「タバーン・オン・ザ・グリーン」再オープン
©Hideyuki Tatebayashi

イースターの頃。うさぎや花、華やかなモチーフで飾られていました。シャンデリアは、この店のアイコン。

ジョン・レノンが愛した店「タバーン・オン・ザ・グリーン」再オープン
©Hideyuki Tatebayashi

栄耀栄華を誇っていた頃

華やかなりし頃の、タバーン・オン・ザ・グリーンのクリスタル・ルーム。
この世のものとは思えないほど華やかだったのです。マイケル・ダグラスとキャサリン・ゼタ・ジョーンズのパーティも行われました。2009年閉店時、店内のものが競売にかけられた時、中央のグリーンのシャンデリアは、最も高価だったそう。ひとつの時代は幕を閉じました。

TAVERN ON THE GREEN(タバーン・オン・ザ・グリーン)
住所:67th Street & Central Park West, New York NY 10023
電話:212-877-8684

※無断で画像を転載・使用することを固くお断りします。Do not use images without permission.

PROFILE

青山 沙羅

sara-aoyama ライター

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。

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