フィラデルフィアで思い浮かべるものといえば、クリームチーズでしょうか。この他にも、フィラデルフィアは美味しいものがたくさんあるんですよ。
アメリカ人はサンドイッチに目がないのですが、フィリー(フィラデルフィアの意)名物に、有名なサンドイッチが二つあります。 今回は、あなたも大好きなサンドイッチをご紹介しましょう。
フィリー・チーズステーキ (Philly Cheesesteaks)
フィリー・チーズステーキは、長いロールパンに、炒めた薄切りの牛肉をはさみ、チーズをたっぷりかけたサンドイッチ。
公式デビューは、1930年。あるホットドッグの屋台が、牛肉を挟むことを試したところ、その誘惑的な香りに気がついたタクシードライバーから噂が広まり、人気が出てレストランを開けることになったというもの。(参考記事)
Philadelphia Cheese Steak – Thinly sliced, lean sirloin steak, topped with provolone cheese (Philly’s most famous culinary contribution). $6.99
たっぷり薄切りの牛肉をはさんだフィリー・チーズステーキ、とろけるチーズの風味で、とてもジューシー。ビールと良く合いますよ。
今回はビールを飲めるパブでいただきました。
11月中旬で、既にクリスマス・ムード。ビールは、McGillin’s 1860 IPAが美味しかったです。
GQで 2012年“The 5 Best Beer Cities in America”に選ばれているように、フィラデルフィアは、ビールが美味しい都市ですよ。
今回訪れたのは、McGillin’s Olde Ale Houseという、創業1860年のアイリッシュ・パブ。
煉瓦造りの建物は、雰囲気があるでしょう?安くて、美味しいので、ロコに人気のお店。
ホーギー (Hoagie)
1992年、市長により「フィラデルフィアの公式サンドイッチ」と宣言されたホーギー(Hoagie)は、イタリアンロール(カリッとした長いパン)に、ハムやサラミ、チーズ、トマト、レタス、オニオンにドレッシングをかけたイタリア風サンドイッチ(参考記事)。フィリー・チーズステーキと違い、冷たいサンドイッチです。
似たようなサンドイッチはどこでもあるのですが、決め手は、ドレッシングでしょうか。
パンにドレッシングとマスタードをたっぷり塗ったら、具を重ねていきます。
メインはプロシュート(生ハム)にしてみましたよ。
レタス、チーズ(今回はprovolone)、プロシュート、トマトと手際よく重ねてくれます。
オニオン、赤ピーマンのピクルス、ペッパーの粗切りをのせて出来上がり。
約30㎝の長さのサンドイッチ、8ドル程度でした。
具材とドレッシングのバランスが、何とも絶妙で、美味しいです。
たかが、サンドイッチの侮ることなかれ。
世界中の250種類ものチーズを置いてある店。中身に挟むものを選びながら、作ってもらうのは楽しいですよ。
「フィリー・チーズステーキ」「ホーギー」とも、店により、個性が異なり、味も違います。
フィラデルフィアで、それぞれの食べ歩きも楽しいですよ。
[All Photo by Hideyuki Tatebayashi]
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[フィリー・チーズステーキ]
[ホーギー(Hoagie)]