「ダイヤモンド富士」をご存知ですか?
ちょうど富士山の山頂の真ん中と、日の出か日没の太陽が重なる貴重な現象で、この写真を撮ろうと、多くのカメラマンがビュースポットにやってきます。今回は、特にメジャーなダイヤモンド富士のビュースポットを3か所ご紹介します。
ミシュラン三つ星のダイヤモンド富士
東京都八王子市にある高尾山は、毎年12月17日~26日の日没時に山頂の展望台からダイヤモンド富士が見られます。
冬至の頃の短い間に見えるとあって、この時期、関東地方のニュースでは必ず報道される風物詩です。
日没は16:00~16:30頃で、高尾山のケーブルカーは、ダイヤモンド富士の見える時期に合わせて、延長運転をしています。
ほんの短い期間にしか見られないので、晴れてほしいものですね。
海とダイヤモンド富士とのコラボレーション
気候のよい時期に見られるダイヤモンド富士といえば、湘南エリアです。
4月頃と9月頃の年2回、日没時に見られます。
ビュースポットも、逗子市、葉山町、茅ケ崎市などたくさんあります。
湘南エリアの魅力は、相模湾越しのダイヤモンド富士が見られるということ。
ダイナミックな風景ですし、海の風も心地よさそうです。
雄大さはピカイチのダイヤモンド富士
ダイヤモンド富士のメッカといえば、山中湖です。
富士山から近いこともあり、迫力たっぷりのダイヤモンド富士を楽しめます。
見られる時期は、10月中旬から2月末までの日没時。
特におすすめなのは、天気が晴れやすい1月以降です。真冬の標高約1000mの場所に行くのですから、防寒対策はかなりしっかりと行う必要があります。
風がなく湖面がフラットな状態だと、ビュースポットによっては、湖面に映るダイヤモンド富士、通称「ダブルダイヤモンド富士」が見られるかもしれません。見られたら、なんだか寿命が延びそうですね!
ほかにも、ダイヤモンド富士が見られる場所はたくさんあります。エリアによって見られる季節は違いますし、日没ではなく、日の出のときに見られるところもあります。
いろいろなダイヤモンド富士を探しに、出かけてみるのも面白そうです。
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