旅先のお肌状態は、フライト中の過ごし方で決まる?
旅行中、お肌が乾燥したり吹き出物ができたり、肌荒れしやすくなることってありませんか?
旅先では生活習慣、食生活が変わり、食べる量が増えることも。
そのような環境の変化によってお肌の調子が悪くなるといわれていますが、大きな原因は飛行機内の乾燥にもあります!
肌荒れの原因No.1ともいえる乾燥。一般的に潤い肌を保つためには50%~60%程度の湿度が良いとされていますが、なんと機内は20%以下。旅先に着く前に過酷な乾燥状態にさらされて、全身カサカサに。その後、旅先での環境の変化により、さらに乾燥を悪化させてしまうことも。機内で過ごす時間、できるだけ乾燥を防ぐように工夫することが大切なのです。さっそく、誰でもできる5つの保湿方法をチェックしてきましょう。
1.搭乗する前に、メイクを落として保湿
女性の場合、ファンデーションやメイクをしたまま機内に乗ることもありますよね。しかし、そのメイクがさらにお肌の乾燥を悪化させるので要注意です。
できればメイクは落として機内で過ごすのが一番です。その後、化粧水、保湿美容液などでお肌に潤いを与えて搭乗しましょう。ノーメイクでシミなどが気になるなら、その部分だけコンシーラーをして、できるだけお肌に負担をかけないようにするのがおすすめです。
髪の毛にも洗い流さないトリートメントなどを塗布しておくと、静電気を予防する効果があります。
2.こまめに内側から水分補給
保湿美容液などで外側からのケアも大切ですが、最も大切なのが内側からの水分補給=水を飲むということです。
体内の水分が不足すると、お肌の乾燥も悪化してしまうもの。いつも以上に意識的にこまめに水分を補給するようにしましょう。
しかし、水は少量で数回に分けて飲むことが大切です。
1度に大量のお水を飲んでも、吸収できずに外にでてしまうだけ。逆にむくみにつながるので注意!ちびちと時間をかけて飲むと乾燥対策に役立ちます。お水は常温のもの、ぬるま湯を選びましょう。
また座りっぱなしの機内では、血のめぐりが悪くなってしまい代謝が落ちてしまうことも。代謝が下がると、全身のすみずみまで水分が行き渡りにくくなり乾燥につながります。水分を摂り、足首周りや足じゃんけん(足の指をグーと閉じて、パーと開く)など足を動かすようにすると◎。
3.おしぼりを使って湿度を上げる
機内でも加湿器が使えればいいのですが、周りの迷惑につながるので、そういうわけにはいきません。そんな時に役立つのが、ぬれたタオル。
自分の周りの湿度を上げるためには、ぬれたタオルをテーブルの上に広げておくだけでも効果的です。驚くほどすぐに乾燥してしまうので、こまめに水でしめらせて。加湿用のミニタオルを用意しておきましょう。
お湯やお茶など蒸気が出る温かい飲み物をもらって、顔の近くに持って蒸気を当てるのも効果的な保湿ケアのひとつです。たっぷり保湿美容液を塗った後に、温かい飲み物から出る湯気で潤いをチャージして、マスクをするなどの工夫もできます。
4.服の素材にも注意して!
機内では着る洋服の素材にも注意が必要です。ポリエステルやアクリルなどの化繊は、綿100%・ウール100%などの天然素材と比べると静電気がおきやすく、お肌を乾燥させてしまいます。化繊だけを使ったフリース素材の服は暖かいけれど機内では危険。静電気でパリパリになってしまい、全身の乾燥を引き起こします。
できるだけ天然素材の衣料品を身につけて搭乗するのがオススメです。
5.乾燥しやすいパーツはこまめに美容液を
乾燥対策としてよく化粧水をシューッと顔に拭きかけている方を見ますが、実はお肌の水分が化粧水と一緒に蒸発してしまうので逆効果といわれています。
必ず、保湿効果のある化粧水を使用しましょう。できれば機内の保湿は乳液、美容液、クリームを使うように心がけるのがベストです。特に乾燥が気になる目元、口元はたっぷり与えて。手のひらでぎゅっと押さえ、お肌に浸透させて、上からマスク&アイマスクをして、水分を逃がさないように!
超乾燥状態に負けないために、こまめに保湿ケアを心がけて。到着後、調子の良いお肌で旅をエンジョイしたいですね。
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