首都リスボンに次ぐポルトガル第二の都市であるポルトは、町全体が美術館のような美しい町。ポートワインやトリッパ(牛の胃袋)料理でも有名なポルトですが、今回はため息が出るほど優雅なその町の風景を紹介したいと思います。
世界遺産にも登録された書店
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旧市街に並ぶ歴史的建造物をぬけていくと坂の上に現れる一軒の本屋「レロ・イ・イルマオン」。世界で最も美しい本屋のひとつといわれ、この小さな書店を目指して、世界中から多くの観光客が集まってくるのです。
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教会を想わせる荘厳な造りは、レトロなネオゴシックスタイル。映画ハリー・ポッターシリーズの世界観を彷彿とさせる、秘密の魔法書がざくざくありそうな雰囲気ですが、ガイドブックやレシピ本などもそろう現役の本屋さんです。
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床に延びたレールは、カートに積んだ本を運ぶため。天井や壁の彫刻も見事。老舗の風格が感じられます。
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優美な曲線を描く赤い階段は、「天国への階段」とも呼ばれるそう。ステンドグラスから降り注ぐ光、本屋独特の静寂、知の宝石箱のような貴重な空間です。こんな場所で心ゆくまで本の匂いと手ざわりを味わいたいものですね。
町はタイル壁画であふれています
色とりどりのタイルで飾られた家々。個性あふれるそのセンスは、住む人の人柄まであらわしていそうで、眺めているだけで親近感が湧いてきます。
©Jose Ignacio Soto/Shutterstock.com
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世界で最も美しい駅のひとつとされるサン・ベント駅。約2万枚のアズレージョ(装飾タイル)によって、ポルトガルの歴史的名場面が描かれています。
カルモ教会のアズレージョは、ポルト最大規模。
ほかにもサン・フランシスコ教会やボルサ宮、クレリゴス教会などポルトの見どころはつきません。ポルトガルの国名の由来ともなったポルト。時間を忘れて散策したい町のひとつです。
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