インドと言えば国土の広さが世界7位、人口の多さでは世界2位と今後の経済発展がますます期待される「今最も勢いのある国」の一つと言っても間違いありません。
観光地としても「タージ・マハル」や「ガンジス川」など、数多くの名所が存在していますが、そんなインドの中には隠された名所がまだまだ存在しています。
そこで今回はその隠された驚きの絶景スポットとして「チャンド・バオリ」という名所をご紹介しましょう。
この「チャンド・バオリ」正体は何かと言うと、実は、”大きな井戸”なんです!
インドの隠れた名所「チャンド・バオリ」
まるで迷路のように張り巡らされたその井戸は、インドの観光地の中でも知る人ぞ知る絶景スポット。
場所はインドのラージャスターン州ジャイプルから約95km離れたアブハネリ村というところにひっそりと建てられており、井戸の深さは約30メートルほどで、井戸の奥までが階段状になっているのが特徴です。

今から1000年以上の前の9世紀の時代に王チャンダによって造られ、その幾何学的で完全に対称に配置された階段は世界で最も大きくて美しい階段井戸の一つとされています。

13階建ての深さを誇り、階段の数はなんと全部で3500段!
井戸としてもかなり実用的に造られており、9世紀の当時の時代において、「水を確保すること」がいかに重要なものであったのかを教えてくれる貴重なものになっているのです。
「チャンド・バオリ」へのアクセス方法はジャイプルからシカンドラまでバスで行き、そこからジープやタクシーを利用します。
人里離れた場所にあるため、たどり着くにもちょっとした冒険気分を味わえことは間違いなさそうです。

以上、インドにある隠れた名所「チャンド・バオリ」のご紹介でした。
あなたもぜひ、遥か昔に造られたインドの叡智の結晶をご覧になってみてはいかがでしょうか。