ハワイ諸島なかで最も大きなハワイ島。Big Islandとも呼ばれるこの島は、地球上にある13の気候帯のうち11の気候が存在するなど、エリアによって全く異なる表情を持っています。美しいビーチ、雄大な山々に恵まれたハワイ島ですが、素朴で懐かしい気持ちになる町も魅力。今回はのんびり散策したくなるような「ヒロ」と「ホノカア」をご紹介したいと思います。
ゆったりとした時間が流れるヒロ
ハワイ島東海岸の玄関口ヒロは、ホノルルに次いでハワイで2番目に人口の多い町。サトウキビ産業などに従事した日本人移住者によって作られた町としても知られています。
創業1925年のパレス・シアター。2回の大きな津波を耐え抜いて今でも現役で営業中。古き良き時代を感じるノスタルジックな外観です。
ローカル感を味わいたい人にオススメの、ヒロ・ファーマーズマーケット。地元で生産された新鮮な食材から雑貨を売る店まで集まります。
色鮮やかな野菜や果物。南国の香りたっぷりな食材は見ているだけでも楽しめそうですね。
おやつ用に調達したくなりそうな、ハワイらしい素材を使ったパンや焼き菓子。
ヒロのダウンタウンから車で15分ほどにある、ワッツ・シェイキン。自家栽培された果物で作ったスムージーが人気のカフェ。店先には新鮮なフルーツが並びます。
写真提供：ハワイ島マイカイオハナツアー
自然な甘みと酸味を楽しめる濃厚なスムージーは、カラダも喜びそうなおいしさ！
隠れ家にしたい、オーシャンフロントのB＆B
ダウンタウン北のホノリイ湾を望む、Hale Kai Hawaii Bed & Breakfast。朝食は海を眺めながらテラスでいただけます。
南国の香りたっぷりなPele Suite。ラグジュアリーなリゾートホテルもいいけれど、素朴なハワイを感じるステイも至福の時間になりそうですね。
[Hale Kai Hawaii Bed & Breakfast]
懐かしさあふれる小さな町、ホノカア
ヒロから北へ車で1時間ほどにあるホノカア。ランドマークは1930年に建てられたホノカア・ピープルズシアター。メインストリートには、時が止まったかのようなのどかなお店が並びます。
地元のお客さんに愛される食堂、シー・シー・ジョンズ・スナックイン・ショップ。どこか懐かしさも漂う空間。
レトロかわいいテーブルでいただくプレートランチ。なんともユルい感じが居心地よさそうです。
[facebook/CC Jon’s Snack-in’ Shoppe]
そしてホノカアと言えば「TEXのマラサダ」と言うくらい有名な、テックス・ドライブイン。
ハワイのマラサダは丸型が主流ですが、テックスは四角型。とろけるようなカスタードクリームが包まれたマラサダ。ふわっとふくらんだ生地は幸せの食感です。
素朴で懐かしさあふれるハワイ島の町。次のハワイ旅はのんびりした空気感を楽しむステイはいかがでしょうか？
PROFILE
Nao ライター
メーカー、ITベンチャー勤務を経てフリーランスに。
学生時代から旅を続け、渡航国は現在50カ国。
特技は陸路国境越え。グルメレポート翌日に大学の最先端研究を取材したり、ロシア州知事にインタビューしたり。幅広い対応力とフットワークの軽さが自慢。日本ソムリエ協会認定資格ワインエキスパート保有。
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