瞑想はストレスに良いって聞いたことがあるけれど、そんな時間も集中力もない!そんなあなたに試して欲しいのが、1分あればどこでもできる新しいスタイルの瞑想。今日は、近年注目を浴びている瞑想の真実と、お手軽瞑想の方法をご紹介します。
瞑想の「誤解」とは?
瞑想と聞くと、どうしても付きまとうのが新興宗教、スピリチュアル系、無の境地といったイメージ。でも、実はそのどれもが誤解なのです。
怪しげなイメージのある瞑想ですが、最近ではハーバード大学が瞑想が脳に与える影響についての研究結果を発表するなど、その効果が実証されてきています。それによると、瞑想にはストレスや不安の軽減、自己認識力の向上や他人への思いやりの増加などの効果があることが証明されました。
また、雑念を消し去る必要はありません。むしろ、雑念が浮かんできたことに気が付くことのほうが重要なのです。そして、雑念に気が付いたら再び意識をシフトさせるだけで良いのです。
それに時間も問題ではありません。1日30分と大きな目標を立てて達成できず放り出すよりも、短くても1日に何度もお手軽瞑想をすることで、上手にストレスのガス抜きができるようになります。だから、仕事に忙殺されて十分な時間が取れなくても大丈夫!
たった3呼吸!オフィスでも電車でもOKな瞑想
お手軽瞑想は、座ったまま、立ったまま、また寝転がったままでもOKなので、生活シーンに合わせて実践してみて下さいね。
1)目は軽く閉じるか、視線を足元に落とします。
2)深呼吸しながら、肩、顎、目、首、腕、手など、余計な力が入っているパーツを緩めます。
3)普段より深く息を吸いながら「1」、吐きながら「2」と数えます。これを3回繰り返して下さい。呼吸のペースは無理やりコントロールせず、体が欲するままに任せます。途中で他のことを考えてしまっても大丈夫。そんな時は、また呼吸を数えることに意識を戻しましょう。
4)3回で物足りない場合は、落ち着くまで3)を繰り返します。
上記の方法で呼吸に集中することで、忙しく動き回る脳みそに、短時間でも落ち着きを取り戻せるのを実感できるはず。
お手軽瞑想の効果は、1日に何度も定期的に実践することで高まります。そのためには、電車やレジの待ち時間、会議開始5分前、上司への新規メール作成前など、瞑想をする「きっかけ」を決めておくと良いでしょう。
筆者は、このお手軽瞑想を1週間試したところ、今まで1日の終わりにMaxに達していたストレスレベルが、かなり減少したように感じています。いつでもどこでもできるお手軽瞑想、みなさんもぜひ試してみてはいかがでしょうか。
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