世界中を魅了してやまない数多くの旅先を持つヨーロッパの国々。その中でもロシアにある「サンクトペテルブルク」は数千人のベテラン旅行者によって選ばれる”ワールドトラベルアワード”の「ヨーロッパ内で最高の旅先」として選出された街です。
意外に知られていない美しい街「サンクトペテルブルク」。その街並みを早速見ていきましょう!
血の上の救世主教会

サンクトペテルブルクで最も有名なランドマークの一つとして君臨しているのがハリストス復活大聖堂、別名「血の上の救世主教会」です。
何ともおぞましい名称ですがその理由は、この教会がロシア皇帝アレクサンドル2世の暗殺の場所であり、その皇帝を弔う場所でもあるからです。その恐ろしい名前とは裏腹にその教会の佇まいは美しく、外観はレンガやタイル、大理石などでできており、内装は複雑なモザイク画で覆われており、見る者を圧倒させてくれます。

エルミタージュ美術館

元々はロシア皇帝が冬季に使用する宮殿(冬宮)でしたが、エカチェリーナ2世がドイツの美術商から集めたコレクション展示室を一般開放したことにより、美術館としてオープンしました。所蔵するアート作品はおよそ70万個(!)と言われており、外観だけでなく、美術館としての見応えも十分に価値のある場所となっています。
ネヴァ川

サンクトペテルブルクは元々ネヴァ川河口に人工的に作られた街です。芸術都市として知られるこの街を、ネヴァ川から眺めてみるのも壮大な風景を堪能でき贅沢ですね。
聖イサーク大聖堂
ロシア正教会の大聖堂である「聖イサーク大聖堂」は高さがおよそ100メートルほどあり、まるで天にまで登りそうな金色の天井が特徴的です。内部は孔雀石を使った豪華な装飾がしており、見応えたっぷりな寺院となっています。
エカテリーナ宮殿

前述の「エルミタージュ宮殿」が冬に使用される宮殿であるなら、こちらは夏に使用する夏用の宮殿です。宮殿の長さは1キロ近くあり、金で装飾されている豪華な外観がありながら、部屋の中にも純金で装飾された部屋がいくつも! 全55部屋あり、18世紀のロマノフ王朝の栄華を肌で体感したい方はぜひこのエカテリーナ宮殿へ行ってみましょう。

その他、サンクトペテルブルクにはこれ以外にも訪れたい魅力的な場所がいっぱい。サンクトペテルブルクにあるこれらの多くの観光地が、実はユネスコの世界遺産として登録されているのです。ぜひ機会があれば、ロシアならではの優美な景色を楽しんでみてくださいね。
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