一言でアートと言っても、建物や銅像、彫刻、絵、時には身近なものを使った物まで様々な形のアート作品がありますよね。
今回はそんな中でも、自然界に生えている「木」だけを使って生み出された、見応えたっぷりのアート作品をご紹介したいと思います!
自然の材料「木」だけを使って作り出されたアート
この作品を手がけるのはアーティストである「パトリック・ドハティ」さん。
作られる作品は全て「木」から作られており、木や小枝などの自然の素材を元にして様々なアート作品を生み出しています。
(C)Patrick Dougherty

この木のアートを生み出すアーティストのパトリックさんはアメリカ・ノースカロライナ州出身。
大学で美術と建築を学んだ後、建築材料としての木を植える実験を始めたことから、このような木を題材とした作品が生まれました。
それから過去30年間で作り上げた作品たちはなんと250以上も!
今ではアメリカ全土をはじめ、スコットランドやベルギーのブリュッセル、日本を含め世界中で見ることができ、国際的にも高く評価されているのです。
(C)Patrick Dougherty

これらの大掛かりな木のアート作品を作るには、とにかく準備がとてつもなく大変です。作品を作る時にはその地で余っている木や小枝を集めるべく役所に連絡をするところから始まります。
そして採取が済むとそこからトラックでアート作品を制作する場所に運び、到着後も大きな木や小枝を作品に合うように削ったりと、簡単に見えてとても根気がいる作業ばかりなのです。
これだけの手間暇をかけて作り上げるこれらの作品の魅力的な点は、何といっても”自然とマッチする”ということ。
私たちが普段から慣れた「木」は子供たちにとっても親しみやすく、見た目自体も自然な味わいを生み出し、心地よいインパクトを与えてくれるのです。
(C)Patrick Dougherty

(C)Patrick Dougherty
このインパクト大の作品を作り上げるパトリックさんは今年で60歳!
それでもまだまだ現役で、これからも様々な作品を世に出し続けていくそうです。自然と共に作り出すアート作品の今後に、より一層期待です。