サンテミリオンはワインの街。そのワインはフランスの中でもワインの最高峰に位置づけられます。街を少し出るとぶどう畑がどこまでも広がります。その景色は思わずあっと息を呑むほど美しいのです。またサンテミリオンの街は歴史が長く、中世の街並が保たれつづけています。ボルドーから電車で1時間の街、サンテミリオンを紹介します。
サンテミリオンのぶどう畑
サンテミリオンの駅を降りるとそこはすでにぶどう畑が広がっています。秋頃訪れるとぶどうの実が熟成し、黄金のぶどう畑がどこまでも続きます。収穫というワインの酒造のはじまりの季節に心が踊ります。
この美しいサンテミリオンのぶどう畑はユネスコの世界遺産にも登録されたほどです。サンテミリオンはどこか他のワインの生産地のぶどう畑とは違います。この土地で2000年もの間ワインが作られ続けている歴史が息づいているからでしょうか。遠い昔のぶどう畑の面影に出会うことが出来ます。
中世の街、サンテミリオン
サンテミリオンの街は中世の建築物が現在も保存されています。中世そのままの時間が流れているかのように、ゆったりとした空気が漂っているのです。慌ただしい現在とは無縁の世界がここにはあります。何十世紀の間、数えきれない人々が踏み入れた石畳の街を歩くと、どこか中世の一角に迷い込んだようです。
サンテミリオンには9世紀のモノリス教会や地下墓地や聖エミリオンが住んでいた庵などが現在も保存されています。
街を見渡す高台
サンテミリオンの街は歩いて回れるほど小さく、少し歩くと高台に辿りつきます。この高台からはサンテミリオンの街が見渡せます。こうして高台から見える何百年もの間変わらない街並からは時空を超えた美しさを感じ取ることが出来ます。
サンテミリオンの街は歴史を守ることの大切さを教えてくれました。ぶどう畑と共にこれからも変わらず中世の景色を保ち続けて欲しいものです。