ユダヤ系のパンといえば、ベーグルのファンが多いかと思いますが、バブカ(Babka)って知っていますか? ブリオッシュのようなパン生地に、たっぷりのチョコレートやシナモンが入った長方形のローフのパン。コーヒーとよく合いますよ。
NYCはユダヤ系住民が多い
ニューヨークは、ユダヤ系住民が多く、従ってユダヤ系の食品店も多いのです。有名なところでは、アッパーウエストにある、ユダヤ系の高級グルメスーパー”Zabar’s”。こちらでもバブカを買うことが出来ますよ。
バブカの材料、つまりチョコレートや小麦粉や砂糖や塩、オイルなどはすべてコーシャ(kosher)と明示されたもので作るのが決まりです。
コーシャはユダヤ教のバイブルに従い、食品専門のラビ(ユダヤ教における指導者)が食材に対して特定の祈りを捧げたり、特定の処理をすることで、ユダヤ教の規定に適ったもの。コーシャ食品にはKのマークが付いており、NYCの食品はよく見ると、Kマークが付いているものが多いのです。ユダヤ系が最も多い地区は、ブルックリンです。
NYCのベスト チョコレート・バブカ
シナモン、マーブル、チョコレートなどのバブカがある中で、ニューヨーカーのお気に入りは、チョコレート・バブカ(Chocolate Babka)。NY Magazine(NYタイムズの別冊)が、“Best Chocolate Babka”に選んだベーカリーへ行ってみました。
愛読しているSerious Eatsの“The Best Chocolate Babka in NYC, 2015 Edition”のTHE NEW CLASSIC: BREADS BAKERYにも選ばれています。評価の高さに、どんなバブカなのかワクワク。
フレンドリーな人気店
日曜日の午後、店内はお客でいっぱい。店内でも飲食できるようになっており、ひとりでふらりと寄って、コーヒーと軽食を頂くのも良さそう。バブカだけでなく、サンドイッチやサラダも充実。アーモンド・クロワッサンも美味しそうでした。メニューはこちら。
噂のバブカはコレ!
各メディアで絶賛のチョコレート・バブカを、買って帰りました。25センチ、約13ドル。
実は、店内ですでに味見済み。お店が出来立てのバブカを、気前よく買い物客に振舞ってくれたのです。素敵。
これが美味しいのなんの。ブリオッシュのような生地はしっとりと柔らかく、チョコレート・チップがたっぷり。
夢のような美味しさに心もとろけそう
家で食べてみると、また違う味わいに。生地はパイのようにサクサク、下部分はしっとり。チョコチップがいい感じで馴染んでいて、美味しさに心もとろけそう。チョコレートと生地のバランスが良いですね。思わず、一気に3切れ食べてしまいました。
お店は、人気エリアのユニオンスクエアが本店。ミッドタウンのBRYANT PARK KIOSKにも出店しています。
NYCでは、バブカにブームの波が来ています。チャンスがあれば、是非食べてみてくださいね。
チョコレート・バブカの作り方
「どうやって作っているの?」と興味を持たれた方は、下記の動画で作り方を見る事が出来ます。
※無断で画像を転載・使用することを固くお断りします。Do not use images without permission.