次のブームはコレ!NYで流行中の人気菓子パン「チョコレート・バブカ」

Posted by: 青山 沙羅

掲載日: Nov 24th, 2015

ユダヤ系のパンといえば、ベーグルのファンが多いかと思いますが、バブカ(Babka)って知っていますか? ブリオッシュのようなパン生地に、たっぷりのチョコレートやシナモンが入った長方形のローフのパン。コーヒーとよく合いますよ。

NYCはユダヤ系住民が多い

ニューヨークは、ユダヤ系住民が多く、従ってユダヤ系の食品店も多いのです。有名なところでは、アッパーウエストにある、ユダヤ系の高級グルメスーパー”Zabar’s”。こちらでもバブカを買うことが出来ますよ。

バブカの材料、つまりチョコレートや小麦粉や砂糖や塩、オイルなどはすべてコーシャ(kosher)と明示されたもので作るのが決まりです。

コーシャはユダヤ教のバイブルに従い、食品専門のラビ(ユダヤ教における指導者)が食材に対して特定の祈りを捧げたり、特定の処理をすることで、ユダヤ教の規定に適ったもの。コーシャ食品にはKのマークが付いており、NYCの食品はよく見ると、Kマークが付いているものが多いのです。ユダヤ系が最も多い地区は、ブルックリンです。

NYCのベスト チョコレート・バブカ

シナモン、マーブル、チョコレートなどのバブカがある中で、ニューヨーカーのお気に入りは、チョコレート・バブカ(Chocolate Babka)。NY Magazine(NYタイムズの別冊)が、“Best Chocolate Babka”に選んだベーカリーへ行ってみました。

愛読しているSerious Eatsの“The Best Chocolate Babka in NYC, 2015 Edition”のTHE NEW CLASSIC: BREADS BAKERYにも選ばれています。評価の高さに、どんなバブカなのかワクワク。

【ベーグルの次はコレ!】ユダヤ系の菓子パン チョコレート・バブカ
(C) Hideyuki Tatebayashi

フレンドリーな人気店

日曜日の午後、店内はお客でいっぱい。店内でも飲食できるようになっており、ひとりでふらりと寄って、コーヒーと軽食を頂くのも良さそう。バブカだけでなく、サンドイッチやサラダも充実。アーモンド・クロワッサンも美味しそうでした。メニューはこちら

【ベーグルの次はコレ!】ユダヤ系の菓子パン チョコレート・バブカ
(C) Hideyuki Tatebayashi

噂のバブカはコレ!

各メディアで絶賛のチョコレート・バブカを、買って帰りました。25センチ、約13ドル。

実は、店内ですでに味見済み。お店が出来立てのバブカを、気前よく買い物客に振舞ってくれたのです。素敵。

これが美味しいのなんの。ブリオッシュのような生地はしっとりと柔らかく、チョコレート・チップがたっぷり。

【ベーグルの次はコレ!】ユダヤ系の菓子パン チョコレート・バブカ
(C) Hideyuki Tatebayashi

夢のような美味しさに心もとろけそう

家で食べてみると、また違う味わいに。生地はパイのようにサクサク、下部分はしっとり。チョコチップがいい感じで馴染んでいて、美味しさに心もとろけそう。チョコレートと生地のバランスが良いですね。思わず、一気に3切れ食べてしまいました。

【ベーグルの次はコレ!】ユダヤ系の菓子パン チョコレート・バブカ
(C) Hideyuki Tatebayashi

お店は、人気エリアのユニオンスクエアが本店。ミッドタウンのBRYANT PARK KIOSKにも出店しています。

NYCでは、バブカにブームの波が来ています。チャンスがあれば、是非食べてみてくださいね。

【ベーグルの次はコレ!】ユダヤ系の菓子パン チョコレート・バブカ
(C) Hideyuki Tatebayashi

チョコレート・バブカの作り方

「どうやって作っているの?」と興味を持たれた方は、下記の動画で作り方を見る事が出来ます。

■BREADS BAKERY
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PROFILE

青山 沙羅

sara-aoyama ライター

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。

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