必要な物をスーツケースひとつに詰め込んでみる。そこで見えてくるものとは?

Posted by: Maki

掲載日: Dec 2nd, 2015

ミニマリストのすすめ、スーツケース生活で大切なものが見えてくる

「断捨離」という言葉が一般化し、最近では最低限のモノだけで生活をする「ミニマリスト」と言われる人たちも増えています。モノを持たない暮らしを通じて生活にも良い影響が出てくるというシンプルライフが推奨されていますが、「最低限のモノって一体何なのか」「何を断てばいいのか分からない」といった声が多いのも事実。自分にとって本当に必要なモノが何なのかを見極めるヒントを探してみましょう。

必要なモノをスーツケースひとつに詰め込んでみる

ミニマリストのすすめ、スーツケース生活で大切なものが見えてくる

例えばこれから1ヶ月間、自宅を離れ、スーツケースひとつで生活をしなければならないと想像してみてください。仕事で長期の出張、実家へ里帰り、なかなかイメージしづらいかもしれませんが、とにかく理由はなんでもOK。

では、これから1ヶ月で必要になると思うモノを実際にスーツケースに詰めてみましょう。ただしバケーション用ではなく、あくまでも日常生活をそのまま持ち出すイメージです。仕事がある人は仕事に行く時に着る服、パソコンやノートなど仕事に必要なモノも忘れずに。お気に入りの本や、お風呂上がりにいつも使っているボディークリーム、必要だと思うモノはとりあえず何でも持って行きましょう。

スーツケースに入りきれなくなってしまったら、バッグを追加しても大丈夫。これくらいなら一人で持てるかな、というところまでなら多少荷物が増えても構いません。

実際にスーツケースで生活してみる

ミニマリストのすすめ、スーツケース生活で大切なものが見えてくる

さぁ、それでは実際に1ヶ月間、そのスーツケースで生活をしてみましょう。本当に家を離れる必要はありませんが、毎日着る服も洗濯をしながら、自分がスーツケースに詰めたモノだけを使って暮らしましょう。

途中でこれがあったらいいな、と思うモノがあれば新しく追加するのもアリですよ。ただし自分のスーツケースのスペースは限られているということを忘れないでください。

1ヶ月後の自分と向き合ってみる

1ヶ月のスーツケース生活を終えた後、自分がスーツケースに詰めたモノをもう一度見直してみましょう。きっと1度も使わなかったモノ、一度も着なかった服もあるはずです。1ヶ月間で一度も必要としなかったものは思い切って手放してしまいましょう。

きっと1ヶ月前は、自分のお気に入りの服や靴を選びましたよね。だけどお気に入り過ぎて1度も着なかった、着るのがもったいなくてスーツケースに入れることができなかった服は、もしかしたらこれからも着る機会がないかもしれません。

ミニマリストのすすめ、スーツケース生活で大切なものが見えてくる

そして改めて家の中、クローゼットの中を見直してみてください。なくても生活できそうなものがたくさん見つかるかもしれません。もちろん家の中にはスーツケースに収まらない大切なものもたくさんありますが、身の回りのものだけでも見直してみるとずいぶんスッキリしますよ。

自分に必要なモノが見えてくる

筆者は1年のうち2ヶ月〜3ヶ月ほど仕事で自宅を離れ、スーツケースひとつで過ごすという生活が4年ほど続いています。最初のうちはあれもこれも、と大荷物になっていましたが、最近では自分に必要なものをきちんと把握できるようになったので、荷物も小さくなり、長期の出張でもすぐに飛び出せます。

ミニマリストのすすめ、スーツケース生活で大切なものが見えてくる

荷造りもあっという間に終えられるだけでなく、ムダな買い物もほとんどなくなりました。

もちろん新しい服を買うワクワクだって忘れていませんが、買うのは本当に気に入ったモノだけ、と決めています。長期の仕事を終えて自宅に戻った時、クローゼットの中にはたくさんの服があるはずなのに、どの服を着たらいいのか分からないという状況になり、一度もスーツケースに入れなかった服はすべて処分してしまいました。持っている服が限られている方が、毎日のコーディネートにも迷うことがありません。

いきなり不要なモノを全部捨ててしまう、となればハードルは高いですが、まずは自分の大切なモノを集めるところから始めてみませんか?

[All photos by Shutterstock.com]

PROFILE

Maki

Maki ライター

旅することを仕事にして、国内・海外問わず1年の3分の1はどこかをうろついている。ライフワークである世界の若者との文化交流から学んだ経験をシェアすべく、執筆を始めたばかりの駆け出しライター。どこへ行くにもカメラと音楽、コーヒーは欠かさない。趣味はスノードーム集め。

旅することを仕事にして、国内・海外問わず1年の3分の1はどこかをうろついている。ライフワークである世界の若者との文化交流から学んだ経験をシェアすべく、執筆を始めたばかりの駆け出しライター。どこへ行くにもカメラと音楽、コーヒーは欠かさない。趣味はスノードーム集め。

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